ドミトリー、とてもよく寝れた。
仕切りがあるし、周りの人がすごく静かで個室みたいだった。
ここは私好みのホステルだった。それこそアットホームで、受付に女性もいて、清潔。従業員もお客さんの雰囲気も、付かず離れず、静かでフレンドリー、朝食も私好みで、エジプトパン1枚分を4枚にカットしてあり、ワンプレートに、オムレツと蒸したじゃがいもとジャムとクリームチーズが添えてあり、量も充分だ。食べやすくて丁度いい。フリーの朝食にせずに、一人一人にきちんとお皿で用意してくれるのはホスピタリティを感じる。ギザのホテルは朝食のパンが多すぎて、どうせ食べれないからあんなに出さなくて良い。
共用スペースにフリーのお茶とコーヒーがあるのも特典高い。
共用のバスルームも綺麗だった。でもトイレもシャワーも男女共用だった。プールのシャワーみたいな簡易な作りなのに、びっくり。中は見えはしないけどさ、、。
全体的にイスラム圏は部屋もトイレも綺麗にしてくれていてすごく嬉しい。文化的にモスクも土足禁止だからかな?それにトイレのお尻水拭き文化も旅人には嬉しい。必ず便器の横にシャワーがついてるから、日本のウォシュレットと同じだ。これは悪口だけど、トイレ汚いのって欧米系じゃない? フランス住んでても、公共のトイレに入るとレベルは低いし、パリって臭くてどこでも尿臭いし、、。
エジプトはラクダの糞落ちてても乾燥してるから全然臭わないし、そもそも彼ら、臭うようなもの食べてないし。
街中の人もパリみたいに臭い人いないのよね。乾燥してるから汗も臭わないだろうし。
話がだいぶふくれたけど、また泊まっても良いような、ホッとする宿でした。はいこれで一泊10€ならいいかな。
それにしても、ピラミッドが恋しい 笑
朝起きて目の前に見えないことが寂しい。
ピラミッド、素晴らしかったわ。可愛らしい。ただの三角が、あそこにあるとなんと絵になるんだろう。ただの三角に、あまりに長い時間と、我々のご先祖のご先祖のご先祖の、古代の人々の血と汗と歴史とロマンが詰まっているからだろう。
あのややぼったくりのホテルの人に撮ってもらった屋上テラスでの自分とピラミッドの写真がめちゃくちゃ良くて気に入っている。あいつ、ナイス 笑
そして逆にあの素朴なドライバーが一生懸命撮ってくれたピラミッド前でのポーズ写真があまりに下手で笑える。すごく味のある写真になった。
Go Busという長距離バス、安いし、日本のバスみたいな、ある程度乗り心地も良さそうなので、それを予約した。ネットは便利だ。ちゃんと取れていた。
偶然、ターミナルが私の泊まっていたホステルから歩いて10分という近さだった。カイロ市内の移動がこんなに大変だと思ってなかった時に予約していたのに、近くて良かった!
とはいえ、このらターミナル情報も、ネットでの経験者のブログの情報で得たものだ。ありがたい。しかも、その発着所にいざ行くと、そもそもそこまでも歩行者道路は相変わらず無いし、何も無い道路の高架下を渡り歩き 朝だから車少なくて渡れたけど、さらに着いたところは廃墟チックな ただの砂の広場。建物無し。
タクシー?と声をかけてきた男に、ルクソール行くんだけど、ここで合ってる?と聞くと 合ってると言う。
どこにもバスもいない、と思ったら、奥にだけ2台GoBusと書かれているバスが泊まっている。そして、旅行者少なく、唯一それらしき外国人のカップルがベンチに座っていたので、そこで共に待った。
よく見ると、一応、Gnbusビブスをつけた係もいる。しばらくするとバスが帰ってきて、出発30分前には『ルクソール!』と係っぽい人が声をかけてくれた。
荷物を預けるとちゃんと番号のシールを渡してくれた。ちゃんと『ギブミー チップ』とストレートに言われたのでわかりやすい。10ポンド渡した。(30円) これも事前にネットで読んでたから、ポケットに用意しておいた。
私の席に他の人が座ったので、席番号は関係ないのかと思い、私も他の席に座った。
時間通り10:05に出発。
ガラガラだ。でもそのあとにニューカイロ付近でちゃんとしたバスターミナルに泊まったら、そこからたくさん乗ってきた。
私の席に座る人が来たので、私も本来の自分の席の人に声をかけた。
最初に私の席に座ってたその人たちも、他の人が座っていたから私の席に座ったようだ。こうして、最初の1人のせいでみんなズレて座っていて、結局番号通りに席替えした。ちゃんと席番号が機能しててびっくり。快適な窓側一番前で良かった。
予想通り、運転手と車掌的な助手もう1人の体制。だいたい旅をするとこれが私の好きな快適バスのパターン。Gパンにターバンを巻いているイケおじの車掌がかっこいい。いい目をしている。こういう人が乗っているバスは安心する。運転手も、外国あるあるでスマホ操作しまくりで運転してるが、運転が上手いから疲れない。なれているから、ぼこぼこ道もうまくさけてくれる。
乗客は旅行客半分、地元の人半分といった塩梅も良い。
しばらく走るとただの舗装された高速道路と、ひたすら砂で霞んだ空と、起伏の低い砂山のある砂漠地帯。何も変わらない、ただ黄土色一色の景色ぼーーっと眺めているだけなのに、バスの旅は飽きない。
そしてそんな砂しかない土地を眺めながら、日本という国の美しさに想いを馳せた。優劣ではなく、違いと言う意味で。豊かな海と山、緑と水に囲まれた自分の国のなんと素晴らしいことか。
バスにトイレはついているけど、中で行きたくない。そろそろ行きたいなというタイミングで休憩所に着いた。何も宣言されず、てきとーに休憩ぽい。一番前の席だから置いてかれることはないだろう。
降りて、皆が向かっている離れの建物に向かったら、あれ?なんか建物オシャレじゃね?そしてみんな入り口で靴脱いでる、、って、トイレじゃなくてモスクだった 笑
スピーカーから集合のコーラン流れてたわ。
トイレはレストランの中にあった。5ポンド。おやつだけ買って出てきた。ほとんどの人はバス内で待機していた。
スナック買ったけどほとんど空気だった。2袋にしてもらってよかった。1袋10ポンド(30円)
休憩のタイミングで、ローズマリーの同僚で洗い場にいるセネガル人のアマドがなぜか突然電話してきた。シオ元気か?アフリカにいるのか?引き続き楽しい旅と良い年をね! って 要も無いのにマメ。間違えてかけちゃったのか??でもなんか嬉しい。
長い休憩はなく、30分と15分くらいの2回だったし、ここで食べる気は起きず 朝食とお菓子のみでこの日は終了
全然苦じゃない快適な10時間だった
前の席で正解
ルクソールは予測通り、カイロよりは歩きやすそうだ。カイロが東京ならルクソールは京都みたいなものかしら。
砂漠の高速道路は交通量少なく快適だったが、ルクソール着いた途端この渋滞。信号ないからね。
バスはなんと、時間通りに、むしろ10分早く着いた。
宿に頼んでいたタクシー 徒歩15分レベルの距離で50ポンド(150えんくらい)だったけど、降りてもお迎えのドライバーに会えなかったから、仕方なく交渉して別のタクシーでホテルへ。ホテルの人は、まだタクシーは今あなたを待ってるよ って言ってたけど、どこにいたんだか。私のせいじゃないが、タクシーにもわざわざ来てもらって悪いことしたね。
この宿が 高評価鵜呑みで行ったら、テンション超下がった。なーんか 薄暗くて見た目が汚らしい。衛生面で汚いわけではないとは思うが。そして共用のバスルームがやばい! ただの狭いトイレにの個室に、シャワーベッドが着いてるだけ。
わたしの旅史上最低条件のシャワーだわ。仕方なく入ったらお湯はたっぷり出たのが救いだが、、
なにげに今のところちゃんとお湯が出るのがイメージと違って意外。
久々にめちゃ旅って感じ、、
そして、なにげに超よく寝れたから良しとする 笑