2024年12月25日(水)① | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

クリスマス関係無い国なんだけど、通りすがりの歯のないおっさんにメリークリスマス!と笑顔で言われてなんかほっこりした。


まあその後は必ず、チャイニーズ?コリア?ときて ジャパニーズとはなかなか言われないご時世です。


いちいち真にうけずにニンハオと返せばいいものを、なぜか日本人とわざわざ言い返してしまう。明日からは中国人のフリしようかな。


とゆーわけで、クリスマス関係無い国でぼったくりや砂埃と戦ってたらクリスマスなのを忘れていた。ついでに耳の閉塞感と痛みと難聴も1日で自然と治った。さすがに飛行機の気圧が原因だったから長引かなかったが、あれはもう嫌だ。風邪をひいて鼻が詰まってる時のフライト要注意。


それに伴い、よく寝たのもあって身体はとても元気。天気が快適で超観光ベストシーズンと思う。とにかくさわやか。なんなら寒いくらいだが。しっかり着てれば問題なし。これは真夏は絶対死ぬね。


朝ごはんはテラスで。ピラミッドを眺めながら。

なんか種類が豪華。でもこんなにパンいらないな。

味は普通。でもきっとこの朝食は良い部類に入るのだろう。

飾り方や出し方は丁寧で綺麗で好き。

私は生野菜も衛生面は気にしないので、綺麗なもの、つまり見た目で食べる気が起こるものは私は食べる。野菜が食べれるのは嬉しい。




期待したエジプトパンは特に味が無し。一緒についてきたこのパイ生地も硬い。

チーズは美味しかった。

隣の席の人はさらにオムレツまで頼んでいた。


このコロッケみたいなやつもボソボソしてたが、べつに不味くは無い。素朴な味って感じ。なぜか朝からフライドポテトつき。


私は普段から朝ごはんは少なめなので、夜用にエジプトパンとコロッケとチーズを挟んで持ち帰った。部屋でお腹が空いた時食べたら味がなくても食べれた。


寒いけどテラスは気持ちいいし昇ってきた太陽の光があたたかい。


9時にドライバーの迎えが来た。ガイド付きと勝手に思ってたがガイド無しだった。1人の時はその方が気楽でいいのだが、だとしたらやはり高い。しかも、現地でも入場料と、なぜかドライバー用のエジプト人用入場料も一緒に買わされたし(ちなみにエジプト人料金は格安)


あーこれだから先にきちんと確認しとけって話よね。エジプト人料金追加あり と言ってたのはこのことだったのかい!エジプト人料金で入れるよって、冷静に考えたらそんなわけないのにそういう意味かと思ってた。


なんだか損した気分のままピラミッド見学して感動が半減してもーた。自分で好きで選んでこういう道を進んでるわけだが、旅慣れているくせに 言いなりになってる自分に対して悔しさが出てきた。






別の目線から考えたらそこまで凹む状況でも無いかもしれない。あの、世界のピラミッドを専属貸切タクシーで自分のペースでドライバーを待たせて自由に見学できるんだから。できればなるべく安く、なるべくローカルと同じ手段で といつもモットーにしてる自分には予算オーバーな額だった。


ドライバーも余計なことを全く聞いて来ないし素朴そうでいいヤツだ。でも大事なのは最後にいろいろ追加でしつこく提案してきたり、チップ請求とかしてこないかってところだ。最後まで信じないし気は抜かない。英語があまり話せないから大丈夫そうな気もするが。


ところでピラミッドは700ポンド+エジプト人の85ポンドかかったが中に入るには更に料金が必要だった。なんだかここまで来たのに関わらず高くて気持ちが冷めてしまい、中はやめた。


この先のスフィンクスもまた追加で入場料払うのか!とドライバーに聞いたら、それは払わないそうだ。


気を取り直し、ピラミッドをいろんな角度から眺めると、写真たくさん撮ってくれたが、無理矢理、観光客用の、ピサの斜塔発祥のお決まりの2パターンポーズをやれと嬉しそうに提案してくるから仕方なく合わせてやった。










そして彼はすごく写真が下手だ。やはり素朴だ。

後から見たら、私の広げた両腕と二つのピラミッドをつまんでるように撮りたかったであろう写真は、どちらの手も全くピラミッドをつまんでおらず、ただピラミッドの前で鶴の舞をしているアホな人間になってしまった。


そして今日は砂嵐がすごい。我ながら荷物選びはバッチリで、パタゴニアのゴアテックスジャケットのフードを被ったら無敵だ。


奥の方まで来るとほんとにゼルダの世界だ。ラクダ乗りを進まられたがここでもドライバーに強く『ノー!』と言ったら、私が相当嫌がってるのを感じたのか、『違う違う!ラクダじゃなくてベストフォトスポットに寄ると言ったんだ』と言っている。


スフィンクスは初めてみた時にすごくコンパクトに見えた。でもそれは遠くから見ていること、後ろに巨大なピラミッドがあるからで、近寄ったら大きかったし、やはり見応えがある。




ケンタッキーからはピラミッドしか見えなかったが、ここまで来て初めてスフィンクスが見えて感動した。


そういえばスフィンクスてライオンの身体だったな。そして唯一無二のなんだかかわいらしい顔だ。






三つのピラミッドとスフィンクスを見終えたところでお昼になり、レストランへ。ランチ付きだけどきたいしていなかったら、すごく豪華だった。




前菜に生野菜と優しい味のコンソメみたいなスープ、野菜とトマトの煮込み、ナッツとオイルのご飯、野菜、メインでバーベキューつき、さらにスイーツまで。


ちょっとずつな種類が、いっぱい。これ、結構私好みで嬉しい。

たぶんツアーで連れてこられなかったら1人でレストラン難民になっていたし、1日のうちの一食をこれだけしっかり栄養も量も取れれば夜はべつに無しでも構わない。むしろ朝の残りのパンあるし。


で、味も美味しかった。トマトの煮込みスープ好き。他も野菜がたくさんなのがとにかく嬉しい。お肉は普通の味だけど、こんな形で出てくるのは贅沢。小盛りのご飯も嬉しいし、ご飯と共に添えられている、茹でただけのブロッコリーとにんじんもすごく美味しかった。


朝ご飯から3時間しかたってなく、そこまでお腹空いてないのもあり、少し残した。肉も超美味しい!ってほどの味じゃ無いので、無理に完食するほどは進まなかった。が、本当にここは良かった。


期待してなかったので、ちゃんとしたランチ付きでなにげにいいツアーじゃんね。と気持ち回復。


が、私は勧められたドリンクを頼まずに自分の持ってきていた水を出して飲んでたら、後でお店の水代と同じ50ポンド請求された。結構良い店だったから実はわかっちゃいたが、水買ってもまた水増えると思って買うのをやめたのだ。フードコートみたいな外の雰囲気でもそこはちゃんとしてた。チッ。パリのレストランと同じ?自前の飲み物代をテーブルに出しちゃだめだったか。なめてたわ。


とにかく金金って 観光客=金のなる木とでも思ってるのか こっちだって一生懸命働いて稼いでいるのに、金で解決、ほいほい払うやつにだけはなってはいけない。


ま、それはともかく とにかくランチは良かった。大満足。デザートも、なんて言うのかわからんが、これ、すごーく美味しかった。



まだ時間もあり元気なら、明日行く予定のサッカラのピラミッドも先に行くか とドライバーから提案。なにか罠が無いかしっかり確認したが、単純に先にそこに行き、明日は残りのカイロ博物館だけにしたらどうかとのことで、どっちでもいいから私次第って言うんで、めっちゃ元気だしその方がありがたいからそうした。


サッカラの方はオアシスがあってヤシの気がはえていた。マイナーぽくてもちろんギザピラミッドほど人はいないし、中のお墓ものんびりみれて良かった。見れば見るほどゼルダの世界だった。なんか、すごく贅沢な時間だ。



帰りに、昨日も行った商店へ行き、チョコとお菓子を購入。チョコボールみたいなやつが超当たり。安いし。ぴったり50ポンドになるように買おうとしたら、愛想のいい店員が水はどうだ とか マンゴージュースは?とか いろいろ勧めてきて 安いからつい手を伸ばしそうになったが、いけないいけない こうやって笑顔に載せられてまた買ってしまうところだった。水は宿の朝ごはんでも毎日ボトル渡されるし、と、冷静に節約。お兄さんはまた笑顔で送り返してくれた。この商店、気に入った。