2024年11月9日(土) | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

この1年、フランス国内の旅は皆無でしたので、三連休に日本から来る友人のお誘いのおかげでようやく私も南仏へ出ることに。


その友人はコロナ前まで毎年、南仏のお気に入りの街と友人を訪ねていた 南仏が故郷のような人。


いつかご一緒できたらとは思ってたけど、それが叶ったのが14年越し。今日だ。


願えば叶う。


皆が目指す夏の南仏ではないけれど、その分のんびりしてそう。


リヨン駅出発が7:11だったから、起きれなさそうなので座席で待ち合わせにしましょ と提案したところ、これから南仏に長く滞在する友人は荷物も多いので、早めに着いたら一緒に朝食を買ったりしてほしい、とのことで、早めに出た。


リヨン駅は何度も利用してるにも関わらず、私が思っていた出発ホールが違って、友人と電話しても現在地の場所の話が噛み合わない。のんびりな私とは違い、友人の声は結構焦ってる。


こういうところで、母親方の田舎ののんびりな性格が出てしまう。自分1人なら走って余裕で間に合うが、大荷物を持って優雅な旅をして、年齢も私より10以上離れている友人をこれ以上心配させたくはないから 急いだ。


とゆうのも、国内線だけれど、改札に入ってからが長ーい車両まで辿り着かなくてはいけないので、私は予定していたカフェクレームも買えずに焦る友人と合流し そのまま歩くと あっという間に出発時間になってしまった。


早く出たはずがちょうどいいって、逆にゆっくり出てたらどうなってたんだろうと思うと怖い。


旅慣れてるはずがまたナメていた。


たまたまパンとバナナを家から持ち込んでいて大正解だったが、そこから7時間近くも私は飲み物無しで過ごした。


食堂車が水しか売っておらず、念願のカフェは買えず、水も買う気が起こらず、ついそのまま過ごした。


喉が乾かないとはいえ、朝起きてからホテルに着く15:30まで一滴も水分を飲まないなんて、我ながらタフだが きっと身体には良くない。けど、そのまま過ごしてしまった。


そういえば、電車は友人に合わせて少々高い1等にしたが、これが正解だった。

今回は連休なのに関わらず国鉄が工事のために、いつもより倍以上アヴィニョンまでの時間がかかってしまうから。


やはり1等の雰囲気は優雅で、トイレも綺麗だった。新幹線と違って席が狭いTGVだからありがたい。友人のおかげかたまたまか、ちゃんと進行方向に向いていた。


しかも、私たちが到着すると、他のムッシュが座っていたので、声をかけると、ムッシュはここで合ってるよ といったような返答。


その後ろの別の若いムッシュに聞いたら、ここじゃなくて前だよ と教えてくれたので、もう一度前のムッシュの席を確認したら、その人が間違っていた。謝りながら前に移って行った。


そして、後ろのムッシュが「あなたたち、このかた誰かご存知?」とコソっと聞いてきて、私の友人が「ウィ!」と答えた


え?誰だ?私は全然わからない


後で聞いたら、フランスで有名なダニエル・オートゥイユという俳優さんだった。


もちろん友人は、映画をたくさん見たことがあるらしい。


こんなふうに、サラッとフランス人のことを知っていて、その人の映画のことまで語れる友人はさすがだと思う。


パリを出たらずっとフランスらしい風景が続く

久々にUVが足りないから浴びたい

太陽チャージ



話しまくってあっという間に着いたとはいえ、身体はかなり疲れてる。旅行前はアドレナリンで寝つけない症候群のせいだ。


まるで国際線を乗り継いで時差ボケがあるかのように頭がボーっとしてる


アヴィニョン着いたら友人の御用達タクシーがお迎え。

ベンツで借り切りだからそれなりのお値段するけれど、何十年も前からの付き合いとか縁とかを大事にしている友人の生き方が素晴らしい。


私は次回からは自分でレンタカーして街を巡っても良さそう


チェックインまで時間があり

フォンテーヌ・ドゥ・ ヴォクリューズという

研究者がいまだその水源を突き止めていないという謎のせせらぎ、年間通して常に18℃という川を見に行った






南仏発祥のファブリックやかわいいカフェをのぞき






夕飯までの休憩と、ようやくカフェに入ったのは17:00   

列車の後に1時間タクシーも乗ってるから、ちょっとだけ頭も痛い 



夜ご飯はドライバーさんに教えてもらったアトリエドゥジャルダンという 大変感じのいい店


裏口から入ろうとしたら、入れず、同じように迷ってるカップルと共に表玄関を探す


中に入ると素敵なほっとする雰囲気

外の庭が隠れ家的な作りで、厨房が見えて、料理してるムッシュが笑顔で外の私たちにボンソワーと声をかけてくれた


予約無しだが入れた

大きなダイニングテーブルに横並びで座り、カジュアルでよかった


バターナッツという種類のかぼちゃのスープ とても美味しい パンも柔らかくおいしい


メインはアイオリソースのカビオ

野菜がたくさんで、柔らかく、素材の味が嬉しかった


でも早起きして寝不足で、朝ごはんのパンだけ食べて、夕飯2時間前に先に大きなレモンタルトを食べてしまったから 失敗


メインを食べてる途中ですごくお腹いっぱいで苦しくなってしまった。さすがいつも正直な体。

さらにアイオリソースが 最後は重かったー。


デザートはご飯の前に食べると毎回後悔する。カフェに入った時に 最初にカフェ頼んで、その後小腹を満たすものを頼むのに、カフェとソーセージは合わないから、と スイーツ頼んでしまったから。


それはいいとして

友人の話は本当に面白い。

友人というか 生き方の憧れる人の1人であり、尊敬する人生の先輩という立場の人だけれど、

その人の話は何を聞いても発見がある。


冷静な洞察力から発せられる自分への一言は 思ってもみなかったことばかりだ


カリスマ的なので、本当はエッセイをかいてほしいし、トークショーもやってほしい。


元気ないわけじゃないけど、すごくエネルギーを与えてくれる人。