6月24日(月) | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

今日から夏になりました。

初めて上着を持たずに半袖で登校。


学校へ着くや否や、教室には事務のアリシアとラミア、アンが 扇風機を設置している。


ふくよかなアリシアはすでに汗だく。


わたしゃ日本人な上に前職場での信じられない暑さの中での修行に、登山、そして日頃のサウナ生活と、かなり暑さに強い仕様だからこの暑さ余裕だけど、冷房が無いパリのみなさまの夏は年々大変そうだ。


外を歩いていても日陰は最高だが、日向になった途端の日差しの強さはやはりきつい。


先生も生徒も、皆きちんと天気予報を見ているようで、今日からバッチリ肌露出もしくは着やすそうやリラックスタイプの服装にサンダル。


そして今日から新しい生徒が2人も♡


1人はニューヨークから来た年配のおばさま、もう1人は韓国人の真っ白な青年。2人ともすごく優しくて、クラスの雰囲気最高。


ニューヨーカーのクリスティン、旅行中のたった1週間の参加らしいけど、それでもこういう人が入ると弛んでいた空気も活気があってすごく楽しい。更には人生経験積んでる年配者ってだけで私の大好物。本当は自分がその役割にならなきゃいかんのだが、精神年齢低すぎるのと、自分は年長ではいたくないという抵抗があって、こういうモチベーション高い年上の明るい方が1人いてくれるだけで私は安心感でいっぱいになる。


韓国人の男子は日本語習ってて話せるし 益々楽しい。


あたしからしたら、この人たちが時間通りにクラスに来てくれるだけでもロスタイムが無いのが嬉しい。私以外遅刻してくるのが当たり前なクラスでは 真面目に来てる自分が損をする。


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怪我してたバイトのアクセルがしれっと戻ってきた。先週休んだわけだし、ちょっとだけ足引きずってる気するから、結構痛かったんだろな。


アクセルめちゃいいやつなんだけど、ルナとの方が落ち着いてオペレーションできるんだよなー。なんでたろ。

ニナも焦ってよく怒るし、ニナが余裕ないとこっちに伝染するし。なんか今日もささいなことで『レ ザンファン!』(子供たち)=つまり、私とアクセル に対して あれやってないだろ とか これ忘れてるだろ とか どーなってんだ と連帯責任で怒られる。


私はチームがこうならないようにサポートする役割にシフトするべく 模索中。


ま、あたし達の焦りをよそに お客さんはとても満足してるようだった。


日本人のお客さん、お皿舐めるほどに完食してくれてすごく嬉しかった。

デザートも 上から下まで という勢いで4人で5皿注文。


韓国人のお客さん 自分の国のようにやたら手あげてよく呼ぶなー とちょっと邪険に思ってたけど ワインは頼んでくれたし、私に日本語で話してくれたから好感度アップ。結果優しかったし良しとする。笑


そしてアメリカ人のご夫婦。かなりお待たせしてしまった上に、子羊が食べたくてわざわざそのために来た と言われ 1ヶ月前に子羊は終わったと伝えると結構落胆していた。でもそれ意外と美味しいから と、私が子牛の方を提案すると、そっちにノリノリになってくれたけど、調理法のもっと詳細が聞きたいという。結局私はちゃんと説明できず、また忙しいニナに来てもらうハメになり その分そのお客様をお待たせしてしまった。


ニナにもまた普段かけてしまったし。


しかし 結果的にこの奥様が この勧めた子牛を大層喜んでくれ。『シェフに伝えて!』に加えて、私に対して『How you are sweet』と あなたはなんて優しいの とまでの嬉しいコメント。

やはり毎度のこと、これほど仕事してて報われたり嬉しいと思うことはないし、逆にこの瞬間があるからやめられないし やっていける。


店側の事情もあり、お待たせしたり、バタバタしたりするけど、やはり一生懸命やってれば伝わるのが嬉しい。


このかわいらしいおばさま、さらに素晴らしかったのは トイレに行く時にご自身でシェフのところまで行って直接気持ちを伝えていた。やはり私たちがシェフに伝えるよりも、この直接の行動には敵わない。それを見ていて私も嬉しくなったし いつも嬉しい瞬間である。


嬉しいこと、相手を褒めること これを言葉にして伝えられる人間で素敵だわ。


このおばさまも、出会った人を幸せにするタイプの人だろう。


私も、お客さんの反応をもっと毎回シェフに伝えたり、仲間を褒めたりしよう。