2月7日(水) | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

学校を始めた時にめっちゃ難しいと思ってやってきて、ようやく力が追いついてきたと思ってもクラスは更に上のレベルに進むから平行線。ちょっと必死なくらいが楽しいし、なんといっても先生のサポートが素晴らしいから全く挫けてないし、他の学生から遅れをとっても気にならず。中上級とはいえど何度も何度も大事な文法は繰り返してくれるから本当にありがたい。とにかく飽きることがなくて教育方針が素晴らしい。ひとえに 先生の腕だろう。


で、今日は久々の基本文法復習だからと余裕かましてたらとんでもなかった。プロノン、いわゆる代名詞そのもの自体は攻略済みなのだけど、文の中の代名詞が直接目的語か間接目的語なのか、そしてその位置が助動詞の前か後で動詞も女性・男性・複数に反映させなきゃいけないのに 今までスルーしてきたのがここに来て発覚。他の生徒は復習でやってるのに、私には初めて?ってくらいボロが。

正直、実際の話し言葉での発音は変わらないし意味も通じるからこれまでごまかして来れたんだが、『はい、これが間接目的語で、これが直接目的語だから、この時はこうなります』と言われると数学みたいに問題解くのに時間かかる。てゆーか 脳みそが拒絶反応起こしてブロックする。


ラミアはまじで私のことをよくわかってて、挙動不審な私のSOSをすぐに察知。他の生徒から順番に指して、さりげなくその会は私を指さなかった 笑


フランス語特有の『多すぎる例外』に毎度泣かされる。ほんとにフランス語作った昔の人々はイジワルか偏屈と思ってしまうのだ。


しかしまぁ みごとに毎回出される『復習』の文法が私にはドンピシャで知らないことばかり。『これは知ってますんで余裕です』って案件は一つも無い。もうひたすら尊敬だね。先生達。


最後、その応用でポエムを作る課題があったんだが 『les fleures que ma mère m'a offerts』みたいに、avoirの前に間接目的語が来るものを作るのです。


更に 詩なので、ストーリーをイメージするか、韻を踏めれば尚良しときた。


私の頭がブロックしてたのを察してラミアは『グループワークにする?』と皆に呼びかけたけど、結果的に個々でやることに。


15分も考えてようやく絞り出した私の『詩』は2つ。

発表の時間に、なぜかメリッサが自分が指されたのに『シホが言いたそう』と突然私を指名!笑

なぜかわからないけどウケたわ。


そういえば、メリッサは私の向かいに座ってるので、時折目があってニコっとしてくれるのです。

頬杖を突いて、後ろの席から余裕の笑みで授業を受けていて、私がメキシコ人に抱いてるイメージとは違って話し方も人柄もゆったりとして癒し系キャラなのです。

他人と目があってニコっとできるのって、やっぱり欧州の人たちだなぁと思う。


そんなメリッサ、明らかに語彙量が私と違うので、グループワーク一緒になると家庭教師状態になってしまって迷惑かけてるのだが。


で、例のポエム だが、もはや私は、ポエムではなくて、韻を踏むことだけを考えて『ダジャレ』になってしまった。

しかもオチも色気もない ただの韻を踏んだ文。笑


『私の詩、ダサいけど、ちゃんと韻踏んでるから!』と皆には前置きをして


『Les livres que on a prêtés librement 』

『Le tableau qu'il m' a offert comme un cadeau』

と、発表したら 日本人2人には 韻の部分でああー と感嘆の声をもらい 笑


メリッサは本気なのか馬鹿にしてるのかわからないけど拍手 笑


仕事だけじゃなく最近学校でも笑い取れるようになってきたのが嬉しいわ。


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さあて 今日も仕事は空いていた。

厨房のバランタンが、お母さんや叔母さん達を引き連れて初めてローズマリーに連れて来たんだけど、ニナとシェフが『今夜はバランタンしか予約入ってないから ローズマリー弁当持ち帰りにしてもらって店閉めるか』って言っててウケたわ。


若いルナはやっぱり日本に興味あり。

ちょこちょこ日本の話題になるんだけど、今日もルナがシェフに『また日本行くの?』て聞いたら、シェフは即答で『もちろん』と。


ルナとか、フランス人からしたら やっぱり東の最果ての日本は憧れらしい。全く違うからね。嬉しいことだわ。

ルナはバイクだいすきだから、バイク観に行くために行きたいくらいみたい。


いつか案内できたらって考えると楽しみ。


心配になるほど空いてて また早めに帰れた。その分遅い日にサービス残業してるからちょうど良い。