12月28日(木) | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

冬至を乗り越えたからあとは日が長くなる一方と思えばこの暗い冬も乗り越えられそう。

 

フルタイムを1日経験しただけで、やはりこの生活は無いな と思ってしまった。

もしも就労ビザの話が降りてきたとしても、嫌になってもすぐ辞めれないだろうし、5週間有給あったとて、自由ではいられなさそう。

学生ビザが1番良いスタンスだと思えた。

 

やっぱり、いまさら案件だけど、今日もフランス語が聞き取れない。いつも一緒に働いてるニナなのに 指示が一発でわからない。私の体は生まれつきフランス語と周波数が合わないのか? ためしに同じくらいがっつり英語留学してみたい。

 

昼間、団体グループのおじさま達が残していったご近所パティシエのフランチェスカのマカロンをつまみ食い。美味い。おじさまグループはいいわ。フランスのおじさん。みんなかわいい。

 

しかし昼は聞き取れなさ過ぎて疲れた。ニナはもっと疲れたはず。忙しい時に返事だけ立派にして間違える私。わかったふりして返事しちゃう自分にイラっとする。

 

インターバルは洗濯するために一旦家に帰り、夕方出直すと調子出てきた。昨日は休みだったので別のパン屋に注文に行ったが、今日はいつものパン屋に戻った。そしていつものだるそうなお姉さんが、休み明け、『Vous avez passé bon fête ?』(クリスマスは楽しく過ごせました?という挨拶)と声をかけてくれたのがめちゃ嬉しかった。この時期なら他人同士でも普通にする挨拶なので何も特別なことはないものの、やっぱりこういう一言は嬉しいですよ。いつものツンデレシリーズで、クールな人や頑固そうな人からの優しい一言ってずるいわよね。そういやお姉さん、休み前にも『Bon fête !』って言ってくれてたわ。たまにある特別バージョン 笑

私も聞き返したら、『お店休みだったからね

♪』って嬉しそうに言ってました。


賄いにめちゃデカいハンバーグが出たけど、赤身だからやっぱり食べれる。もたれない。重くない。中が生に近いほど赤かった。美味しかったけど、私、生は苦手かも。刺身に抵抗ある外国人状態で。

 

夜のサービス前はニナのパパママが孫(ニナの姪)と3人で顔出しにきた。もう会えないと思ってたからめちゃ嬉しい。本当は帰る前に食べに来るつもりだったらしいけど、体調も本調子じゃないからやめたみたい。残念。姪っ子のマノンが、前は赤ちゃんだったのにな 赤ちゃんの時にくすぐりエルモみたいにキャキャキャって笑ってるめちゃくちゃかわいい動画を見せてもらって以来だわ。もう大きくて 落ち着いてしっかりしてる感じなんだけど、気取ってなくて超かわいらしい。やっぱりニナの家族はどれもこれも私の好みのようだ。マノンに初めましてって言ったら頬を差し出してきた。さらりとビズの挨拶。優しい子。

 

昼はサービス、夜は厨房の二刀流ルナも今回初めて会ったニナの両親のファンになってたみたい。まじでいい2人。

お年寄りは会話のテンポがゆっくりで私にはちょうど良い。普通のフランス人のスピードはまじで早くてつらいのよ。

パパママ2人でパリまで長距離車運転してきたらしい 笑 かっこいいなぁ。私も年取っても運転していたい。

でもちゃんと、暗くなるとよく見えなくて危ないからって 昼間の天気の良いうちに2人で半分ずつ交代で運転してきたそうです。かわいいわ。

 

パパとハグしてお別れ。わたしのこと『ミニョン!』って言ってたけど、それはこっちのセリフだっての。

 

これがご利益で本調子出てきて夜のサービスは忙しさに関わらず良い集中力でちゃんと聞き取りもできて終始満足。いい感じになりました。


今日は観光客らしき、おひとり様シリーズが結構多くて、私が担当した、フラっとやってきた東欧系のお姉さん、キリッとした、あの東欧特有の涼しい目をした美女でしたけども、メニュー渡すや否や、『あなたのおすすめは?』ときた。出た!たまに外国人からある、全てコイケシホのおまかせコース。

全部おすすめです!と前置きしつつ、どのくらいの量が希望が聞いたりして じゃあこれが良いよって言ったら 値段も見ずに即答で 『じゃ、それで!』と。

潔過ぎて惚れますな。

 

気になる結果は、アントレ、プラともに完食で、お皿下げるたびに美人お姉さん、口元だけニコっと笑って両手でグー👍と満足な表情。

デザートもいくっていうからメニュー渡したけど、『あなたのおすすめは?』って最後まで丸投げできたから笑っちゃったよ。『今日のデザートでタルトタタンがあるよ』って言ったら 『じゃ、それで!』と 笑

 

これも完食。

 

アペリティフのシャンパンがすごく美味しかったからって言って、おかわりしてくれた上に、ボトルの写真撮らせてって言ってくれたり 喜んでくれるって嬉しいなぁ。

 

最後のお会計では8ユーロもチップ上乗せしてくれて、『あなたのおすすめは完璧だった』と言ってくれたけど 彼女なら何食べても美味しいって言ったくれただろうけども。

 

サラっと来て、サラッとかっこよく食事して立ち去って行った。見てても清々しい、寂しさを微塵も感じさせないカッコ良いおひとり様シリーズでした。

 

お昼に来たおひとり様シリーズのアジア人女性も優雅だったな。

ローカルガイドとかでもなさそう。

 

1人でもそこそこ値が張るお店にちゃんと来るなんて見習いたい。旅を楽しんでる感じがする。

1人だと、つい怖気付いてテキトーになっちゃうんだよなー。特にパリのレストランみたいなところは。

 

2人組の中国人も感じ良かったし、マナーあって優しい人っていいわ。

その人達とちょっとお話しして、あなたは日本人でしょ?と一発で当てられた。

中国や韓国と言われても全く嫌な気はしないものの、当てられるとなんか嬉しい。

 

最近になってニナがめっちゃフランス人だなって思うのは、マナーが無い人とかに対しては厳しい 笑。今日も別のお一人様の若いアジア人の子が来てたけど、きっと普通のファミレスやカフェに来るような感じで態度が良くなかったのか、サービスで出そうとしてたお昼の余りのおつまみを、その人には出しなくないって言って、その分を代わりに他のテーブルの観光客にあげてって言い出した 笑 


しかも、ニナはそれを『厨房のルナに返却して、もう1人分追加してもらってから別のテーブルにあげて』って私にいうので、言われるがままにキッチンに行き、しどろもどろのフランス語で私がルナに言っても 『シホ、何が言いたいかわかんない。なんで6番に持ってかないの?』って 笑 


これは人種差別なんじゃなくて、対フランス人でもそうで、もちろんマナーの無いフランス人にもニナはよく怒ってる。 

 

だからと言って、アントレしか頼まない人やシェアする人に対してもちゃんとお客さんの望むようにお皿を出してあげたり、やっぱりなんだかんだ言いながらも全員のお客さんを笑顔で迎えてる。もちろん、お客さんがいるから成り立ってるわけだしねぇ。

 

とにかく、昼はフランス語力だへこんだが、夜は仕事楽しかったー!


帰り道月と星が綺麗でした。

8℃。全然寒く無い