前回と同じ「め組JAPAN」という団体。

3月からずーっと石巻に滞在し、地域の支援をし続けているのです。
前回は専修大学のテントが基地でしたが
なんと今回は、古民家風食事所をご自分達で改装したそうで
私達も屋根の下で眠ることができました。

5月に植えたひまわりがこんなに大きくなってました。

朝、夕とご飯まで出してくれます。すんごくおいしかったです!
シェフ担当の方ありがとうございました。
そして、掛け布団無しで寝ていた私達に
夜中そっとタオルケットを掛けてくれたり
いつもいつも、元気で気遣いの素晴らしいめ組のみなさんです。
さて
私達の任務は、女川町と石巻の避難所のダニ退治と清掃。
湿気と暑さで衛生面が深刻な問題になっているのです。
そこで私達ダニバスターズは
布団を全て乾燥機にかけ
各ご家庭内のマットや畳の清掃をしました。
その後、段ボールベッドの作成。
10人乗っても大丈夫♪と、イナバ物置ばりに丈夫らしく
地べたに比べて湿気や埃も防ぐことが出来ます。
今回は二日間避難所での活動だったので
地元の方とお話する機会がたくさんありました。
みなさん明るく気さくに接してくれましたが
お宅内を覗くと、
亡くなったであろうまだ若いご家族の写真があったりしました。
そういうの見た時はさすがに胸が痛かったです。
さすがだなぁ~と思ったのは
青森出身である、我が仲間のさち。
こっちの人と話す時に東北弁に切り替えるから
おばちゃん達もすぐ心開いちゃうし
さちが心のケア係みたいになって
いろんな人の話を聞いてた。
そして、医療ボランティア団体の資材搬入をされていたおじさん。
一見ぶっきらぼうそうなのになんだか親近感湧く人で
ボソッといいこと言ったり、私達を笑わせてくれてたんだけど、
腕のブレスレットは愛犬の形見で
首には奥さんの指輪をさげていたことがわかった。
家族、家、仕事・・
ここにいる人達全員が大切なものを失っている。
私達にその気持ちを理解することはできないけれど
1日おじさんに寄り添いながら
仲良さそうに笑っている我が仲間のさちとくどちんを見ていて
私はすごく嬉しくなった。
作業で支援することも大事
でも人との交流はお互いに大事な何かを交換出来る。
今回被災された方々だけではない
生きてればいいことも悪いことも誰にでも絶対起こる。
自分の意思ではどうにもならないことも。
それを胸に抱えて、今日も笑って前に進んでいる人がいっぱいいる。
そして町はどんどん綺麗に元気になっていました。

またしても
本では学べないことをたくさん学ばせてもらいました。

帰りに、被害の大きかった場所を見せてもらいました。
高台で黙祷


津波で生き残った石ノ森美術館と女神様のある場所

