夢で会えたから | かんながら

かんながら

旅の記録です

 

 

 

夢を見た。

亡くなった子どもが夢に出てきて、

彼は私があまりよく知らない二十歳の彼で、

とても自然に素敵に笑ってて、

わたしは泣いた。

 

泣いて、目覚めた。

 

あたりまえだけど、私は悲しんでいる。

あきらめているけど、悲しんでいる。 

 

 

その悲しみとともに、生きていかなくてはいけないから、わたしはこうして夢を見るんだと思う。

 

 

 

そちらの世界にいくとき、親しい家族が迎えに来るというけど、

若くしていのちを断つことを選んだ彼の知る血の繋がった家族はみんなこの世で、ひとりもいない。

 

 

でも、私のしろくまさんが迎えにきてくれたと思う。

 

で、

 

よくがんばったねって頭を撫でて、手を引いてそちらの世界に行ったろうなって思う。

 

 

そっちには、ふたりを騙したり、無理させたりする人たちはいないだろうね。

 

身体という共通の周波数のない世界では、意識の隔たりを埋めるものはないから、意識が同じものだけが集う。

 

やさしい人たちはやさしい人たちで、

人を憎んだり利用する人たちは、そのような人たちで。

 

 

この世では身体という共通の周波数があるから、双方が出会って、やさしさの搾取があったりで傷つくこともあるけど、

あの世では、双方が出会うことはない。

 

 

 

ありのままでいて、大丈夫な世界。

 

 

そりゃ自然な笑顔になるよね。

 

 

 

ニコニコと笑っていた彼に、しあわせに生きて、と言われた気分。