南の島から南の島へ day4〜マダガスカルに散った特潜の英霊ものもとへ | かんながら

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旅の記録です

「明日目覚めたら、景色にびっくりすると思うよ。」


ビールを届けに来てくれたバンガローのオーナーは言った。

そして、翌朝。




そこには大神島があった。

海の三輪山。

三輪山は日本から遠く離れたマダガスカルにもあったのだった。


神々しい。

神はいないというミシマが神を感じて手を合わせる。



海からバンガローをのぞむ。



この人たちも海に入っていっていた。



あの杭が目印だと思ってたら



捧げものをしていた。


三島の先祖は三種の神器をもち、三角の山を拝んでいたときいた。

同じ話は他の島の三島さんからも聞いた。

お供えものは、米と水。




朝ごはんにテラスに行ったら、1匹のイヌにやたら吠えられる。

オーナーが困って叱るも効果なし。


「怖がってるみたいで、ごめんね。あなたのロングドレスが」って言われたけど、私はわかる。

きっと私に憑いてるものがみえるんでしょ。


でも誰?

吠えられても怖いって感じを私はしない。

狐?それとも猿?

どっちにしてもわたし、何かに私が乗っ取られて妨害にあっているのはもちろん自覚している。



大神島に1匹しかいないイヌのユリにも最初に会ったときにはものすごく吠えられたっけ。

今は甘えてくれるけどね。

お互い、ゆりの花が咲く頃に島にやってきた、居場所のない子たち。


ちなみに今回私に怯えて吠え続けるイヌの名はクッキーという女の子。




人々の暮らしを見守るように三角の山がある。


Pain de Sucre パンドシュクール。




オーナーさんが9時半に街までクルマで連れて行ってくれるって便乗させてもらう。



街を一周してくれて、欲しいものも食べたいものも特にないミシマは十分満足でそのまま帰ってもよかったが、ガイドブックでみた「日本人慰霊碑」でも訪れておくか。



といっても、病院にあるってしか書かれてなくて、Googleマップにも載ってない。

だからとりあえず病院らしき方向に歩く。



市場に売られてたサカナ。



病院の入り口の手前に小径をみつけて入っていくと、入り口に大きなガジュマル。

明らかに鎮守さま。

沖縄と一緒じゃん。

私の好きな天ぷら屋さんがある奥武島。




船を作ってる人たち。

オリオンもこうして作ったんだろうか。

しかもひとりで。



集落をお邪魔しますと抜けていったら、絶景が待っていた。



この辺で住人が「ジャポネ?」って話しかけてきてくれて、この道を上るといけるよって教えてくれて、登っていったら見えた。

草ぼうぼうのなかの慰霊碑。



バブがいたら困ると思いながら草をかき分けて進む。



ありました。

特潜四勇士慰霊碑。

秋枝三郎他3名。



https://ja.m.wikipedia.org/wiki/秋枝三郎

山口県熊毛郡出身。



安倍派の議員さんの名前も。


なんで、私今ここにいるの?

誰なの、わたしをここに連れてくるのは。



掃除してくれていたひとにこんなのを見せられた。



道探してる?って案内してもらって門を開けてもらったらそこは病院みたいで、

実習中みたいだったり。



暑いから日陰のベンチをみつけて休憩。


通りがかりの人たちもこんなところに外国人がいてびっくりしてたけど、

ボンジュール♫って微笑めば笑顔が返ってくる。


こんな、私にも。

だから好き。

旅は。





バナナ売りの女の子。

5000アリアリでバナナ3本とオレンジ一袋。



宿に戻って直会。

マダガスカルやっぱりいいな。