厳戒態勢のため、シャッターが降りている
のではない。
取り壊しが決まったと他所の人から聞いた原宿駅。
新型コロナウィルスの影響は半端ない。
すでに不安でみなの精神が崩壊してる。
あと個人レベルの経済と。ウィルスに直接感染しなくてもパンデミック状態の恐ろしい破壊力である。
20代の頃。
今もまるで変わってない、その衝動的にどっか行くところ。
いや、変わってた。
人と暮らしてた20年ほどは。
一応予約したり行き先は決めてから出かけてたから。
ひとりに戻ったら、元に戻った。
ちがう場所みたい。
でもみんな古い駅舎がなかったように通り過ぎていく。
いずれ、取り壊されて、その記憶すら人々の記憶から消えてしまうんだろうな。
ここになにがあったんだっけ、って。
思い出の駅舎。
山手線最後の小さな駅。
飲んだくれで帰ったら、雨が降ったら夫が迎えに来てくれた駅。
変わらないのはわたしだけ。
歳はとっても中身はなんにも変わってない。
満開の桜、野蒜のにおい、そしてかえでの花。
いつもの春。
図書館に本を借りにきたついでに来てみた、
猿田彦珈琲 the Bridge
夜なのに「猿田彦の夜明け」。
原宿限定?スペシャルブレンドということで。
美味しいコーヒーだった。
おひとりさまも慣れてきた…かな。