昨日は、夕方久しぶりに宇宙人がビールを持って遊びにきてくれたのだが、気づいたら朝だった。
いちおうヨガマットをひいて寝袋に入って寝ていたが記憶がない。
ゴミ袋に入れられた空き缶の量をみて、納得したが、宇宙人は10時には家にいたみたいだから、ワープでもしてない限り飲んだ時間は長く見積もっても2時間くらいか。やはり宇宙人との交流は危険である。
前回は不食で不眠のはずの相手がピザとパスタをお代わりし、眠りこけてどんなに起こしても起きず、泊まって行ったのである。
人が反対の性質を曝け出すことはわたしの前ではよく起こることなので驚きはしない。
そして、そのときは「連れて行かれた」と言っていた。
今回はわたしのほうが「連れて行かれた」っぽい。
それでも毎朝の参拝にアルコールを抜くために出かけ、昨日決意した長岡行きを決行するわたしである。
長岡に行こうと思ったのは、伏見稲荷をご一緒したお方がこの宝徳山稲荷大社を紹介してくださったからだ。
いつかは、と思ったがいつ?はわからなかった。
25日は浄霊祭という、亡くなった人の供養のまつりがあることを知り、昨日突然、今この話がくるのは、きっとだれかが供養して欲しいんだなと思って行くことを決めたのだ。
在来線に乗り継ぎ、越後岩塚に。
はい、おせんべいの会社のあの岩塚製菓の地元。
お下がりにも入っていた
風が雨を吹きはらったかのような天気(どんなだ)。
ここのご主人は上野や銀座の名店で修行した苦労人。
昭和天皇の前で天ぷらをあげたこともあるらしい。
そして身体を壊して故郷にかえり、地元の神社の売店で天ぷらをあげた。
地元の神社ってきっとこれからいく宝徳山稲荷大社だな。
苦労話読んでると泣けてくる。
今はすごい繁盛店。
12時前にすでにランチ天丼売り切れだった。
個室をいただきました。
今日は、浄霊祭というおまつりで亡くなった人の供養をしてくださる日だ。
撮影禁止なので、神殿内の写真はないが、とても厳かでよいまつりだった。
私はお神楽はとにかく眠くなるので苦手だったけど、夫は生前、神楽は最前列でみたいひとだった。
だから、今回は特等席でしかも自分のために奉納させて喜んでくれたなって思ったのだった。
ああもう、彼はあの世の人なんだな、私はこの世なんだなって、はじめて思った。
私はいつもあの世とこの世の間をぼんやり生きてああるからこの世の実感が薄かったけど。
いっぱいのお供物をいただき、きっと夫が生きてたら喜んだろうな、絶対リピート間違いなしだなって思ったのだった。