平成最後の大湯祭@氷川神社 | かんながら

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旅の記録です

 

掃除しているとき、なにかを思いつくことはよくあること。

 

暦をチェックしたら、大宮氷川神社 大湯祭とある。

 

 

大湯といえば、白山に最初に上ったとき、温泉オーナーだった考古学好きの知人に勧められた大湯環状列石が思い出される。

 

この知人はもう5年くらい前に久しぶりに訪れた久高島で出会った。

現地では変な人という印象しかなかったが、いつしか年一くらいには訪ねる不思議な関係。

 

ときどき謎めいた暗号を投げかけてくる人。

私が最初にお会いした時の手土産が、遮光器式土偶のレプリカで、わたしに勾玉手作りしてくださったお方。

白山麓を訪れるときにはいつもガイドをお願いする、わたしの猿田彦さん。

そうそう、畑でいつもお猿さんとバトルしている姿が笑えるのだ。似てるものは嫌うというけど本当かもしれない。

 

そこにお友達のお母様の霊能者さん(ってたぶんいうんだと思う。なんでも見えるとおっしゃるので)からLINEがきたので、

「大湯祭の当日しか(大宮氷川神社の)稲荷のお札が出ないそうなんですけど、なんでですか」ときいたら、

 

「商売繁盛」と「火」というキーワードがきた。

お金ないこと「火の車」っていうでしょ、って。

 

 

あそこの稲荷神社不思議だった。

なんか艮宮とか、方位っぽいのがたくさん掲げてあって。

八方除けみたいなんだよね。

 

狐は化かすとか化けるとかいうけど、いろんな神様が隠されている感じよね。

いつもあげてる祝詞でも5柱の名をあげるし。

 

そういえば、白山の猿田彦さんから、温泉を閉める時に譲り受けたのが、笠間稲荷生まれのうちの宇賀福さん(狐の親子)。

 

 

 
今日は出先仕事だったツレに祭りに出かけると連絡したら、めずらしくノッてきた。
それでこの寒空の下待ち合わせして、バイクで向かうという暴挙に。

 

 

待ち合わせの王子駅で目に入った提灯は

 

 

狐の行列・・・

 

 

 

 

ということで、待ち時間に王子稲荷神社に。

八代妙見宮みたいな華やかな本殿だった。

 

 

そしてバイク飛ばして大宮。

 

大湯祭の十日市。

(ちなみに酉の市とは言わない)

 

 

初めて見たけど、すごい賑わい。

そして熊手すごい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弁天島に向き合うように稲荷神社があって、

ここのお札も今日限定。

 

ちなみに弁天島は宗像神社さんで、宗像三女神を祀る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は本殿って感じじゃなくて、お祭りの中心は弁天島のようである。

 

いちおう本殿脇の授与所でも熊手はいただけるのだけれど、

稲荷のお札と木彫りの大黒様と恵比寿様は弁天島でしか授与していない。

 

そして木彫りの大黒様の恵比寿様をいただくと、お祓いが受けられるということになっている。

 

「この二柱の神様は、大湯祭とどういう関係があるのですか」とたずねたら、

今日のお祭りは、弁天島に大黒様と恵比寿様を招いておもてなしするという由来ということだった。

 

大黒様も弁天様も、スサノオさんにもてなされるより、お嬢様方の方がいいかもね。

 

 

本当のところはよくわからなかったけど、とりあえず、この1日は、境内の別の場所にお祭りされている二柱の神様を

こちらにおうつりしていただいて、ご接待ということであった。

 

それと稲荷がどういう関係があるのかは、よくわからないけど。

稲荷大神は、見張りかなぁ?

 

稲荷大神のお札は八方除けみたいな感じだった(よくわからなかった)。

 

 

 

 

 

右の大己貴命=大黒様はわかるけど、左の恵比寿様はなんて読むのだろう・・・?

 

 

 

 

 

 

 

帰り道、賑やかな参道を歩いているととっても明るい気分に。

なんでだろうね、屋台の並ぶ境内って気分が上がる。

 

いいなーって思いながら、ふと地元の竹下通りってきっとよそから来る人にとってそうなんだなって思った。

竹下通りは、とにかく混んでて歩きにくくて、地下は川で、そばに東郷神社があって、なんとなく英霊が人を呼んでるって感じがするからあんまり行きたくないなって、思うんだけれど、遊びにきたとしたら、すごくワクワクするところかもしれない。

 

きっといつもの氷川神社に慣れている人たちには、お祭りは「うるさい日」なんだろうけど、

わたしは懐かしい感じがして楽しかった。

死者が関わる場所には霊が呼ぶから人が集まるっていうけど、お祭りってそういう高揚感あるような気がする。

そして朝が来ると嘘見たいにその華やかさが抜けて、我にかえるっていうか。

 

 

朝には知らなかった「大湯祭」。誰が私を呼んだのかわからないけど、すごいギフトをもらった気分。