高千穂・真名井の水を豊受大神のご神前に(その1・旅の準備編) | かんながら

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旅の記録です

平成最後の年だからなのか。

 

今年はそういえば年初から旅に忙しい。

 

2月はイスラエルに、

5月はインドに、

7月は近江・祇園に

 

濃ゆい旅が多い年。

 

8月は高千穂神社の真名井の水を汲みに上がるお役目をいただいて久しぶりに九州に行くことになった。

実際は相方が拝命したお役目だけど、このお役目はなんとなくわたしたちにいただけるような気がしたのだ。

 

元伊勢籠神社には、大昔(40年以上前)祖父に連れられていったことがある。

でも今回の籠神社さんとのご縁は、私のことを宇迦之御魂の縁だとおっしゃった丹後の小長谷修聖先生が、元伊勢籠神社にご鎮座されている豊受大神は宇迦之御魂のおおもとの神だと教えてくださったことからだ。

 

籠神社の奥宮真名井神社は、その昔、「匏宮(よさのみや)・吉佐宮(よさのみや)」と呼ばれていて、「よさ」とは「ひょうたん」のことなのだよ、と教えてくださったのが、小長谷先生だ。

 

ひょうたんは、海人族が水や五穀の種を運ぶのに使ったのだそうだ。

船を自在にあやつる海人族のしるしである「よさ」の宮。

 

 

 

高千穂に出かけるのは3度目。

最初の高千穂入りから、不思議なことばかりだ。

 

最初はまだお勤めをしていた2008年。

どうしても、勤めを続けられない事態が起きて、煮詰まっていたときに、久しぶりに久高島にいってみようと思ったのだ。

久高島との縁も不思議なもので、いずれ書こうと思うが、久高島に最初に渡ったのは、さらに10年以上前。

交流館もなければ、観光客もいない、静かで地味な島だったころで、斎場御嶽から渡船が出ていて、なんとなく乗ってみたことだ。

 

那覇在住の知人とともに久高島を旅したのだが、彼女がユタで、「勤めが続けられないなら、あなたにもできるからやってみたら」と勧められたのが電話占いだった。

 

久高島でふと高千穂に行ってみたくなり、東京に戻る飛行機を変更して熊本空港にいくことにした。

宿も予約して、夕方熊本空港に降りて、空港に出迎えにきてくれる友人とお茶をして、最終のバスで高千穂入りするはずだった。

なんと、熊本空港上空で霧が発生して、相当長い間(燃料は十分積んでありますというアナウンスがかえって怖いくらい)熊本空港上空を旋回したあと、熊本駅行きの新幹線の切符を配られて、福岡空港に着陸することになった。

 

熊本空港から最終バスで高千穂に向かう予定をしていたわけだから、宿にはたどりつけない。

ありがたいことに福岡在住の友人が泊めてくれ、宿無しは免れて翌日渡された切符で熊本空港に向かった。

前日熊本空港までわざわざきてくれていた友人は、熊本駅まであらためて迎えにきてくれて、高千穂を案内してくれた。

バスで高千穂入りしていたら、知ることもなかったであろう、仕事の祈願のために友人がよくくるという八大龍王、幣立神社などに案内してくれて、熊本が特別な場所になったのであった。

2千件の相談を受ける目標をたてて電話占いの仕事をはじめ、気がついたら2年ほどで5千件を超えていた。対面の相談も含めて1万件の相談を受けたあと、思うところあって占いの仕事は引退した。

 

 

2度目は高千穂峯に旅することになった2012年。

霧島六社権現をお詣りしたあと、最初に高千穂に呼ばれたとき、訪れるはずだった、高千穂の宿を訪ねた。

高千穂の神々に、仕事の成果のお礼をしたのだった。

 

 

そして今回。

なんども勧められてご縁を感じながらも行く機会がなかった青井阿蘇神社に寄ろうとは決めていた。

いつも細かなスケジュールは決めずに旅をしている。

だから今回も、青井阿蘇神社のあるエリアに近い八代に1泊目の宿をとり、3泊4日の旅に出た。

 

(つづく)

 

 

⭐︎元伊勢 籠神社 奥宮真名井神社 御由緒

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