恥ずかしい話 | 北極星

北極星

外遊びが好きなおやじです。今は自転車が中心。年がら年中、鼻をかんでいるハナカミオヤジです。

1981年から1982年の冬のある日。

そのころは、都内の独身寮に住んでいた。

通勤のため最寄り駅まで歩いている途中だった。

コーヒー色をしたコートを着た若い女性が前を歩いていたが、

私のほうが歩くのが速くて距離が縮まってきた。

その女性は肩からショルダーバッグを下げていたが、

そのバッグのベルト(鎖だったかもしれない)あたりに

何かヒラヒラする物が吊り下がっていた。


すぐ後ろまできて分かった。それは、パンティーストッキングだった。

夕べ脱いだのが、ショルダーバッグの金具か何かに引っかかって

いたのだろう。


言うのも恥ずかしいので、そのまま追い抜いて駅に向かった。




という話を会社の女性の同僚にした。

そしたら、その女性が言う。

「私は歩いていたら、後ろから肩をたたかれた。

なんだと思ったら、襟からハンガーを吊るして歩いて

いた。」



という話を十数年後に後輩の若い女性に話したら、

その女性が言う。

「私は、会社の制服のまま家に帰ってしまったことがある。

それと、パジャマを着たままスカートをはいて家をでかかったことがある。」

ま、これは恥ずかしくはないか。