
SHIROHは、2004年に上演。
私が初めて観劇した劇団新感線の舞台だったみたいなのです。
何故、曖昧な言い方になってしまったかと言うと、当時劇団新感線だったという認識がなくて、東宝の作品だと思っていました😅
だって、帝国劇場で上演していたし、出演者が中川晃教さん、高橋由美子さん、泉見洋平さん、吉野圭吾さんなど、東宝ミュージカルでお馴染みのメンバーだったから、、、。
アッキーのモーツァルトに感動して、SHIROHも観たい‼︎と思ったのですが、確かお友達がチケット取ってくれたので、どこが主催かわかってなかったのですよね。
いつもの東宝ミュージカルとは毛色が違うな、とは思っていたけれど、劇団新感線だったとはね。
後で気付いてビックリしました
なので、劇団新感線の舞台として改めてちゃんと観たかったから、ゲキシネを観る事にしました。
間違いなく劇団新感線の舞台でした
古田新太さんは出演していませんでしたが、粟根まことさん、橋本じゅんさん、高田聖子さん、
右近健一さん、河野まさとさん達が登場する度にワクワクしてしまいました😆→ワクワクする様な話ではなかったのですが😅
セリフよりも歌が圧倒的に多い、本気のロックミュージカルでした
二人のシローの物語り。
中川さん演じる天草四郎は歌声で人々を奮い立たせる神の声を持つ少年。
映像でありながら、アッキーの歌声に何度も心が震えました。
当時も感動しましたが、20年経って再び映画館で観れるなんて‼︎
映像が残っているって素晴らしいですね
→アッキーのモーツァルトの映像を残さなかったのは(著作権の問題があると思うけど)本当に勿体無いと思う‼︎
純粋で怖いもの知らずで危うくて、兎に角熱い‼︎
当時の若かった中川晃教さんだから、こんなに感動的になったのですね。
もう一人のシロー。
上川隆也さん演じる益田四郎は、神から聞こえる声を失った男。
何も迷いもないく突き進んでいく天草四郎とは真逆で、『これで良いのか』、『自分の役割とは何か』等、もがき続ける人間味のある役。
歌で聴かせる中川さんに対して、芝居で魅せる上川さん。
二人の当てがきが本当に素晴らしい
山田寿庵を演じた高橋由美子さんのお芝居と歌も良かったな。
当時、高橋さんは東宝ミュージカルによく出ていたのですが、音域が合っていない役だと高音が苦しそうでした。例えば、ミス・サイゴンのエレン。演技は良かったのですけどね。
でも、この作品ではキーが高橋さんに合っていて、すごく良かった。
劇団新感線は、お芝居だけではなく歌唱の面でも役者に合わせて作曲していて、凄いなと思いました。
島原の乱の話なのでシリアスな内容なのですが、クスッと笑える場面もあって、バランスがとても良かったです。
新感線らしい遊ぶ場面もありつつ、中川さん、泉見洋平さん(まだ若くて可愛かった)が歌うと一気に東宝ミュージカルになってしまう。
贅沢な舞台でした。
ゲキシネ が終わった後に拍手が起こったのですよ✨
素晴らしかったので、私も拍手したかったのですが、皆同じ気持ちだったみたいで嬉しかったです。
再演して欲しいけど、役者を選ぶ舞台なので難しいのかな。
今回観られて本当に良かった
ランダムに貰えるフィルム。
3回目でやっと天海祐希さんに出会えました💕
✨阿修羅の瞳&蒼の乱✨
余談ですが、来年宝塚星組で阿修羅の瞳が上演されますね。
今の宝塚で上演を許可してくれた劇団新感線は懐が広いなと、思ってしまいました。こんな風に思ってしまうなんて、本当に悲しいです。
宝塚が新しいジャンルに挑戦する事は良いと思うけれど、、、。
もっとオリジナルや宝塚らしさに力を入れて欲しいなぁと思ってしまう。
SHIROHを観て、改めて当てがきの素晴らしさを感じました。
トップ娘役不在の星組で阿修羅城の瞳をやるのもどうなのですかね。ヒロインつばき役は舞空瞳ちゃんではダメだったの??
何故舞空さんが退団した後にやるのかしら??
多分つばきは男役が演じると思うけど、トップコンビって一体何??
それに阿修羅城の瞳をやるのならば、礼真琴さんの星組でなくてもいい気がする。出門役は他の組のトップさんでも出来ると思うし。例えば、男役の色気が半端ない鳳月杏さんの出門も素敵そうですよね。そもそも、3時間越えの舞台を1時間半におさまるのかしら??
でも、小柳先生なので宝塚仕様に上手く纏まりそうなので、そこの心配はないのですが。
礼真琴さんにしか出来ない、宝塚ならではの作品があまりなかった様に思います。
宝塚版・阿修羅城の瞳も素晴らしい作品になるかも知れないけれど、、。
和物ならば、宝塚らしい作品が見たかった。
再演になってしまうけど、礼さんで『紫子』が観たかった。主題歌の『花風吹』を歌えるのは、今の宝塚では礼真琴さんしかいないと思うし、礼さんが退団したら、暫くは再演出来ない演目だと思う。紫子は、名作なので今のファンの方に観て欲しかったな。
・・・以上。
時代について行けない懐古主義のおばさんの独り言でした