先日OG公演『ベルサイユのばら50』の千秋楽の配信を見ました
宝塚で上演されてから50年経つのですね。
昭和の初演メンバー、平成の第二世代(って言われているのですね〜)メンバーによる歌&トークコーナー。
そして、名シーンのダイジェスト上演、フィナーレナンバーの再現等、充実した内容でした。
幕開けの鐘🔔の音を聞いた瞬間にベルばらの世界に入ってしまう。この感覚は体に染み付いているのでしょうね(笑)。
まずは、ダイジェストシーンの感想から。
予想していた以上にたっぷり魅せてくれました。
オスカル&アンドレは二組登場して、前半と後半をそれぞれ担っていました。
私は後半のアンドレ役が好みでした
急に配信を見る事にした為、ダイジェストに出演するキャストを調べてなかったので一瞬誰??って思ってしまったのですが、すぐに思い出しました。緒月遠麻さん✨だった。
現役時代と変わらない人間味のある演技。あたたさのあるアンドレで素敵でした
宙組のベルばらで緒月さんのアンドレを観劇したのですが、、。オスカルとアンドレが結ばれる天国の場面がなかったの。オスカルが一人で天使達と天国へ旅立つという奇妙な演出で、私的には消化不良だった なので、このダイジェスト版で天国の場面が再現されて、オスカルをあたたかく迎える緒月アンドレが観れて感動しました
フェルゼンは和央ようかさん。アントワネットは星奈優里さん。
お二人のフェルゼン、アントワネットも舞台で観ているので懐かしかったなぁ。
ただ、星奈アントワネットの現役時代は牢獄の場面がなかったので、今回観られて新鮮でした✨
和央さんのフェルゼンは、ビジュアルと所作の美しさは現在でした。退団して18年も経ってるのにすごい‼︎‼︎‼︎
でもね、牢獄の場面を観て違和感を感じてしまった、、。
当時和央さんが素敵に見えたのは、横に花總まりさんのアントワネットがいたからなのだなぁと思ってしまったの。アントワネットを包み込む包容力があって牢獄の場面は涙なしには見られなかった 今回花總さんの偉大さも再確認しました✨
勿論、和央さん、星奈さんそれぞれ素敵だったのですよ。
でも、私はタカハナコンビが大好きだったので、余計にそう感じてしまったのだと思います。
やはり、宝塚のコンビって二人で一つなのですよね😉
・・・と、色々な事が思い出されました。
私が一番劇場に通ったのは、2013年の月組公演アンドレとオスカル編でした。
当時は友の会でチケットが取れたので四回も当選したのですよ。プレイガイドの先行でも取れやすかったので、私にしては沢山通いました。
この公演は、オスカルとアンドレを龍真咲さんと明日海りおさんが役替わりで演じたのが話題でしたね。
思えば、この頃から劇団の方針に疑問を感じていました。無謀な事をするなぁと。
主役のオスカルとアンドレを役替わりにするだけでも大変なのに、一日の間でマチネとソワレで役替わりがあったのです。つまり、昼はオスカルを夜はアンドレを演じなければいけない。精神的な負担は大きかったと思います。それを喜んで観に行ってしまう私みたいな観客がいるので、劇団も生徒さんに無理をさせたのだと思うけど、、。
私が観た東京公演の終盤で、明らかに無理がたたっていると思う事がしばしばありました。
疲れからか、明日海さんの声が枯れてしまっていて、痛々しく感じてしまった。
フィナーレのオスカルとアンドレのボレロの時は、明日海さんがバランスを崩してしまい、龍さんも支えきれずに、明日海さんが転倒してしまった事もありました。
ベルばらはある意味お祭りみたいな公演で、各組から特別出演もあり、演じる生徒さんのスケジュールは大変なことはわかっています。
でも、観客をハラハラさせてしまってはダメですよね。
今年上演される雪組は特別出演とかあるのかしら??
無理のないスケジュールを組んで欲しいと思います。
話を配信に戻しますね。
昭和のレジェンドの皆様を見ていると、自然と涙が出てきてしまいます。
特に、初風アントワネット様の歌声が心に沁みました。ご本人も涙を流されていて、、。それを見て私も涙😢
カーテンコールの最後に
マリーアントワネットはフランスの女王なのですから
という名台詞を言ってくれて、鳥肌が立ちました。品格と貫禄にひれ伏してしまいました。
私が初めて宝塚のベルばらにふれたのは、榛名由梨さんと安奈淳さんの花組公演です。勿論生では観てないのですが、学校の友達がこの公演のLPを持っていて、カセットテープにダビングしてもらい、よく聞いていました。
私は、全ベルばらの中でこの花組公演の脚本が一番好き。出演者も皆様素晴らしかった✨
テープで聞いていた、榛名さん、安奈さんのお元気な姿を拝見出来て嬉しかったです!!
鳳蘭さんの『行け!フェルゼン』も、迫力がありとても素敵でした。
昭和のレジェンドの皆様も素晴らしかったのですが、第二世代の皆様を観た時は体温が上がってしまいました。
やはり、実際に舞台を観て感動を体感したからでしょうね。
私が初めて生で観たオスカル様は一路真輝さん。
一路さんがオスカルの曲を歌ったら絶対に泣く😭って思ったのですが、一路さんが歌った歌は舞台では歌ってなかったですよね。残念😢
でも、涼風真世さんの『我が名はオスカル』を聞けて嬉しかったです。やはり、この曲は涼風さんの歌声が一番好きです。
この第二世代のトークもワチャワチャとしていて、仲の良さが伝わってきました。
一番ツボにハマったのは、ネッシーさん(日向薫さん)の身長ネタ。
宝塚に入ったきっかけを聞かれて、
「身長が大きかったからよ。でも、今は皆さん大きいので、私は埋もれてしまうわね」と真顔のネッシーさん。
それに対して「絶対埋もれない‼︎」とすかさず突っ込む紫苑さん🤣 この関係が素敵だなぁ💓
というか、紫苑ゆうさんと麻路さきさんのまわりは時間が止まっているのですか??
現役時代と変わらないように感じるので、ダイジェスト版オスカル&アンドレが出来るのでは?と思ってしまった →シメさんのオスカルは映像に残ってないので是非やって頂きたかったな。
でも、フィナーレでシメさんの『愛の柩』が聞けて大満足です 私には仁科アントワネットが見えましたよ。
フィナーレといえば、安寿ミラさんの小雨降る径は、大浦みずきさんが一緒に踊っているのを感じて感動しました😢
ベルばらで一番思い出深いのは、初めて生で観劇した第二世代の皆様だと痛感しました。
少女の頃の思い出が沢山詰まっています
杜けあきさん主演の雪組のベルばらの前売りが買えなくて(前売り初日に完売したのは初めての経験だった‼︎)、日曜日に始発の電車に乗って立ち見券を買いに行ったけど、買えなくて泣きながら帰って来たこと。
→当時文通していた友達に平日のチケットを譲って貰って、学校をサボって観に行ったこと。
幕が開いた瞬間に華やかな世界観に夢見心になったこと。
紫苑ゆうさんのオスカルが素敵で、プロマイドを買って下敷きに入れていたこと。
涼風真世さん主演のオスカル編では、アンドレ役に各組トップスターが特別出演していて、観たかったけど、チケットが取れなくて、、、。
唯一取れたのが天海祐希さんのアンドレのチケット。『天海(←呼び捨て😅)のアンドレか、、』とテンション上がらず客席に着いたら、天海さんのアンドレにハートを射抜かれて帰って来たこと
どれも私にとって大切な思い出です。
最近の宝塚に思うことは色々あるけれど、、。
今回の配信を見て、この思い出は大切にしようと思いました