この世界の片隅に 観劇♪ | ジュニのマイペースdiary♡

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大好きな観劇(宝塚&ミュージカル)の事をマイペースに綴っています(*'▽'*)





先日、楽しみにしていたミュージカル『この世界の片隅に』を観劇してきました音譜








キャスト表です⬇️



戦時中の広島の人々の人間模様を描いた作品です。

悲しいシーンもありましたが、最後は希望の光が見えてあたたかい気持ちになりました。


正直言うと、一幕は時系列がバラバラで、話を知らない方は混乱するのでは?と思いました。

主役のすずが右手を失う場面から始まり、過去を回想する形で話が進んでいくのですが、、。

回想シーンで、また過去の回想があったりと、内容を知っている私でも、感情移入が出来なくて、、。この漫画の世界観をミュージカル化をするのは難しいのだなぁって思ってしまった。


でも、二幕は時系列通りに話が進んでいき、舞台の世界観に引き込まれましたよ。


まず、アンジェラアキさんの音楽が、この作品のあたたかい世界観にピタリとハマってとても良かった‼︎‼︎‼︎


私はプロローグで歌われる『この世界のあちこちに』を聞いただけで早くも感動してしまいました。

プロローグの途中で晴美ちゃんが登場したシーンでは、内容を知っているだけに涙が出てきてしまいましたぐすん


何よりも、日本語でつくられた楽曲なのが良いですよね。歌詞が全く違和感がなく心に染み入るの。


演出もすごく良くて、藁半紙の様な大きな紙のセットがあり、すずが絵を書くと、そのセットにもプロゼクションマッピングで描かれていき、漫画の世界観に沿った演出だなぁと思いました。


すずちゃんとリンさんと周作さんの関係も舞台ならではの演出で見応えがありましたし、終盤のすずちゃんとリンさんの幼い頃と現在が交差する場面の演出も舞台ならではの感動があり、思い出しただけでも泣きそうです笑い泣き


一幕は思うところがあったけれど、、。(→あらすじを頭に入れておいた方が楽しめると思います。)

最後まで観たら、とても良いミュージカルだなぁと思いました😉


キャストの皆様もとても良かったキラキラ


私は個人的に海宝君&昆ちゃんの組み合わせが好きなので、このキャストを選んだのですが、、。


実は、昆ちゃんにすず役のイメージが湧かなかったのですが、役者さんは凄いですね。

優しくておっとりとしていて、すずちゃんそのものでした。周作さんによく「こまい(小さい)」と言われるのですが、身長差にもキュンとしてしまいます。海宝君とは何度も共演していて、息もピッタリ。ちょっとした会話に笑えて微笑ましくなりましたラブラブ



海宝くんの周作さんは、とにかく優しい。

周作さんって漫画では寡黙で無表情な感じなのですが、舞台では割と喋っていましたね笑。

でも、ソロがなくて残念だったよ💦

感情表現が豊かな役ではないので、表現が限られているのだけど、発する言葉の音色が優しくて、すずに対しての愛情を感じました。

私は「すずさん」という言い方にキュンとしてしまいました恋の矢

個人的にツボだったのは、すずが妊娠したかも??ってなった時の、二人の驚いた表情です。

可愛すぎるからっ飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート

すずとのデュエットも、二人の声の相性も良くて素敵でした乙女のトキメキ



リン役は平野綾さん。

妖艶で優しいリンさん。平野さんにピッタリでした。

すずの夫の周作に(過去に)愛された女性。

桜の木の下で周作に再開するのですが、漫画では桜の花びらに隠されていて、二人の表情が全く見えなかったのですよね。

舞台では二人が再開するシーンを見せてくれたのですが、このシーン凄く素敵でしたよね。

満開の桜の木の下で、お辞儀をする二人。日本人らしい感覚だなぁって思いました。

残念だったのは、この時の海宝君の表情が私の席からは見えなかった事ガーン

次回の観劇の時は見られます様に✨



子役ちゃん達も皆さんお上手でしたよ拍手拍手拍手


プログラムを買わなかったのでわからないのですが、最後にすずちゃんと周作さんに手を引かれて歩いていた子は、晴美ちゃんを演じた子なのでしょうか??

だとしたら、泣けますねぐすん


驚いたのが、すずのお祖母さん役が白木美貴子さんだった事びっくり

白木さんと言えば、昔レ・ミゼラブルでコゼットを演じていたのですが、今はお祖母さん役なのですねぇ、、。時の流れを感じてしまいました😅



そうそう。

忘れてはならないのが、黒村径子役の音月桂さん。

周作さんの姉の径子は、私が一番好きなキャラクターなのです。

ドラマでは、尾野真千子さんが魅力的に演じていましたが、音月さんもとても良かった‼︎‼︎‼︎


思ったことをズバズバ言うので、一見意地悪な人に思えるけれど、亡き夫や子供達を心から愛していて、すずの事も大事に思っている情のある女性。それを上手く演じていました。

音月さんは漫画をよく研究されたのでしょうね。

ふとした表情が、漫画の径子さんにそっくりでした。

径子さんが歌う『自由の色』というナンバーがとにかく圧巻だったキラキラ

自分の生き様、すずへの思いが伝わってきて、涙が溢れましたえーん

これも舞台ならではの感動ですね。

音月さんの舞台は宝塚を退団してから初めて拝見したけれど、歌唱力の素晴らしさは健在でしたキラキラキラキラキラキラ


海外のミュージカルも良いですが、日本で作られたミュージカルも良いものだなぁと思いました。豪華な衣装やセットはないけれど、日本人の琴線に触れて感動するのですよ。


観終わった後にジーンと心があたたかくなる素敵な作品でした乙女のトキメキ