雪組プレ100周年 | ジュニのマイペースdiary♡

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大好きな観劇(宝塚&ミュージカル)の事をマイペースに綴っています(*'▽'*)



先月千秋楽を迎えたOGさんの舞台
Greatest  Dream。


千秋楽の配信を観たのですが、感想が書けないまま一ヶ月近く過ぎてしまいましたあせる


私が見たのは11月14日。

そう。

宝塚が会見を行った日です。


配信が終わってテレビを付けたら、宝塚の会見を各局で生中継していて、、。

配信の余韻もぶっ飛んでしまいましたチーン

なので、すぐに感想が書けなかった汗



今更になってしまったけど、私の宝塚への思いも含めて感想を書こうと思います。


来年は雪組が誕生してから100周年を迎えます。

それをお祝いするOGさん達のイベント。

歴代の雪組のスターさん達が勢揃いする様は圧巻でしたキラキラ


私が観た日の座長は平みちさんキラキラ

二番手ポジションが杜けあきさんキラキラ

三番手ポジションが一路真輝さんキラキラ


私が初めて宝塚を観た時のトップスターが平みちさんだったので、この三人の並びを観ただけで胸熱でした泣き笑い


特に一幕ラストに三人で歌った『スカイ・ハイ・スカイ』はジーンときちゃいました笑い泣き笑い泣き笑い泣き


私が一番熱く宝塚を観ていてのは、平さん→杜さん→一路さんの時代だったので、思い入れがあるのですよね。


でも、それ以降も細く長く宝塚を観ていたので、それぞれの時代のスターさん全てが懐かしかったです。


進学、就職、転職、結婚、、。

数々の懐かしい曲を聞いていると、私の人生のイベントが思い出されて。

改めて宝塚は私の人生の一部だったんだなぁと思いました。


OGさんのイベントを観るといつもただ懐かしくて感動していたのですが、今回は感じ方が違いました。


この配信を観る数日前に、遺族側の弁護士が会見をして、宝塚の縦の絆の事に触れたのですが、それは良い意味ではなかった。異常なまでの厳しい縦の関係を指摘していました。この厳しい縦の関係がないと宝塚の舞台は成り立たないのか、と。


宝塚の縦の関係も素晴らしい事もあるというのは、舞台を観たことがないとわからないのかも知れないですよね。


私、このOGさんのイベントを見て、宝塚の徹底している上下関係は素晴らしいと思ってしまったの。


この舞台に出演している殆どの方は、元トップスターさんで、一時代を築いた方々です。


なので、自身の場面では皆様溢れんばかりの魅力を発揮しているのですが、上級生の前では下級生の顔になるのですよね。


例えば、MCとしてよく登場した、平みちさん、杜けあきさん、一路真輝さん。


杜けあきさんは『華麗なるギャツビー』『忠臣蔵』など名作に主演した素晴らしいトップスターでしたが、平みちさんの前では一歩下がって二番手になっているのですよね。

最後のカーテンコールで、配信に慣れていない平みちさんが、配信の事に触れずに終わろうとしていたら、杜さんが平さんの耳元で何か囁いていて。その後にすぐに平さんが配信を見ている人に話しかけてくれたので、きっと杜さんが告げたのでしょうね。杜さんが自分で言うなど出過ぎた事は絶対にしない。


一路真輝さんも、日本の演劇界に残るミュージカル『エリザベート』の初演を成功させたトップスターでありながら、このメンバーの中では可愛い三番手のポジション。


こういう雰囲気が好きだなぁって思ってしまうのですよね。



極め付けが麻実れい様ですよ。


スペシャルゲストとして、寿ひずるさんと麻実れいさんが登場したのですが、、。


画面越しでも伝わってくる麻実れいさんのオーラがすごかったキラキラキラキラキラキラ


長髪でのタキシード姿がとても素敵でしたラブラブ

オーラが異次元だった。


そんな大スター麻実さんですが、トークの場面で何を仰ったと思いますか??


今回麻実さんは最上級生として参加されていたのですが、麻実さんの前のトップスターのジュンコさん(汀夏子さん)が今回のイベントに出演されなくてとても淋しいと。私はジュンコさんからの大事なバトンを受け取った。それが嬉しかった。ジュンコさんはいつも楽屋で皆を笑わせて楽しませて下さった。そのジュンコさんが今回居なくて

本当に淋しいと、仰ってました。


更に、カーテンコールの最後に、

「ジュンコさん。無事に終わりましたよ」

と仰っていて。

麻実れいさんの『目の前にいない上級生をも気遣う姿勢』に感動しました。


こういう関係って今は稀薄になっているのかしら??


『先輩がカラスが白いと言ったら白い』という様な、絶対服従的な考えはもうやめた方が良いとは思うけれど、先輩を敬う様な上下関係は無くして欲しくないなって、私は思います。



そんな感じで、上下関係についてしみじみと感じながら見ていたのですが、、。


MCで、

「宝塚の歌は愛と夢に溢れていますよね」

って言った時に、宙組の亡くなったAさんが脳裏に浮かんで胸が苦しくなってしまいました。


もう、今までみたいな気持ちで宝塚を見られないと思ってしまった、、。


昔から続いた伝統、厳しい指導、厳しい上下関係が今の時代に合わなくなってしまったのでしょうね。



麻実れいさんが、和物のショーの時に歌詞を忘れてしまって「チョンチョロリン🎵』と歌ってしまったという失敗談を話されたのですが。



下級生時代の杜けあきさんが舞台袖に

「ターコさんが失敗したお陰で、新人公演(その日は新人公演日だったそうです)を緊張せずにすみそうです‼︎」

と言い来たとの事(笑)。


「カリンチョ坊めが‼︎」と麻実さん笑


『カリンチョ坊』という言い方も、とても愛情を感じたのですよ。


このエピソードを聞いて、昔は今よりも自由だったのだなぁって思いました。


今だと、トップスターの失敗を下級生が突っ込むなんて考えられないでしょうね。


今は昔よりも休みも少なくなり、ダンスのレベルも上がりましたし、海外ミュージカルを上演する様になり高い歌唱力も求められる様になった、、。


精神的な余裕が無くなってしまったのですよね。


余裕がないから下級生にキツく当たってしまったのかな、と思うけれど、、。


どんな理由があるにせよ、起きてはいけない事が起きてしまった。


問題点を改善しない限り私はもう宝塚舞台は楽しめそうにありません。


OGさん達が仰った

「これからも宝塚をよろしくお願いします」

という言葉が重く響きました。


私は宝塚を諦めた訳ではないので、これからも遠くから見届けようと思います。