5月の退職 | Polaris(ぽらりす)

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風の赴くままに

季節が変わっている最中なので、

しばらく話題は様々なものにしようと思います。

 

 

  黄色コスモスもどき

キバナコスモスにそっくりな花がちょうど今、開花時期です。

その名前はオオキンケイギク。

このオオキンケイギクは特定外来物にしていされています。

オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5月~7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。強靱でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていました。しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則として禁止されました。
九州地方環境事務所ではオオキンケイギク駆除の啓発に努めており、各自治体等に対し、チラシの配布等を行っております。

 

環境省 九州地方環境事務所/外来生物対策-オオキンケイギクについて(写真あり)

(抜粋)

繁殖力が強く、在来種を駆逐してしまいます。 栽培や運搬、販売、野外に放つこと等が法律により原則禁止されており、違反すると個人の場合は 最大で300万円の罰金、もしくは3年以下の懲役、 法人の場合は最大で1億円の罰金が科せられます。

 

処分方法等も記載あり:環境省パンプレット/オオキンケイギク

い…1億円の罰金…。実際にオオキンケイギク見つけました。

植物の知識がない私でも判断する方法は、

花が咲く時期が秋じゃない、黄色のコスモスに似てる、葉っぱがシュッとしてる部分ですね。

 

  5月、新入社員の退職増加傾向

退職代行会社等によるとゴールデンウィーク明けると新入職員の退職が増加する傾向があるらしいです。

個人的には、時期がどうとかじゃなくて本当に合わないんだったら、サッサとやめて次に行った方がいいと思います。

 

以前は長く会社に勤めた方がメリットが大きかったんですが、今はだんだんとメリットも減ってきました。

転職回数が多いと悩む人もいるんですけど…私もそうだったんですけど…転職回数が多いって再就職が何回も出来ているってことなんですよね。

私が普段働いているところって資格をもって働く仕事なんですけど、あくまでも個人的な経験上ですけど…転職回数が『履歴書の職歴欄がもうないよ!』レベルで多い人って出来る人が多いんです。即戦力で管理者レベル。では何でこういう人が転職回数が多いかっていうと、話を聞く限り、

  • 周りのなぁなぁの仕事(馴れ合いの仕事)に呆れた
  • 会社に違法が多い
  • 会社に公私分別が出来ていない人が多い
  • 経営者の考えを聞いて改善が見込めないと判断した
  • 自己研鑽の時間が確保できない
  • 業務過多
出来るからこそ仕事が集まってきて疲労困憊
原因/対策で改善したいけど出来る環境ではない
キャリアを考えた時にデメリットが強い
こんな感じに集約できるんじゃないかなと思いました。
 
とはいえ…とはいえですよ…
こういう人たちも最初があったんです。まだ素人の時期が。
社会に出ると理不尽なことばかりなんですよね。
最初から出来る人なんていない。
出来ないことを出来ないままにするのか、
出来ないことをどうにか解決しようと模索するのか、
それで10年後に大きな違いが出てきます。
 
いや、1年でも差が出ます。
でもスロースターター気質の人もいるので半年~1年くらいは比較しようがないです。最初の動きが凄くいいと思っていたら意外と伸びない人もいます。逆に全然仕事覚えることが出来ないと思っていた人が半年後から一気に成長を見せることもあります。
単純に教え方や作業の進め方が合ってなかっただけです。
 
テレビのインタビューだったかアンケートだったか…
引継ぎがなかったから辞めたという理由で早期退職したというのがあったんです。
分かるような分からないような微妙な心境でした。
 
まず法律上は引継ぎって義務じゃないですよね。
業務命令で引継ぎを命じられたら行う必要はあるでしょう。
ここはグレーゾーンです。
 
別のアンケートで知った考え方としては、
先に入職していた人と新入社員との給与差です。
何も知らない/出来ないのに、先に入職している人よりも給与が高い/同じであるために、その分教えないという心理が働いているようです。これは会社の対応のマズさが露呈した感じですね。
求人票で給与額は情報が洩れますから、同一労働同一賃金の考え方に対して会社側が説明できないとこういう給与由来のトラブルは免れません。
 
個人的な転職経験から”引継ぎについて”話すとしたら
引継ぎは基本”ない”ことが多いです。
そういう会社ばかりだったというのもあるかもしれませんが、
後任が使用できるようなマニュアルやフローチャートや引継ぎ書類を作るだけの能力がある人が少ないという表現が適切な表現かもしれません。あとは辞めるのに会社のために頑張りたくないと考える人も多いです。
 
引継ぎするためには、
パソコンが使える、要約/要点をおさえることが出来る、全体を把握してる、作成の主旨が理解できている、文章で理解する人と図式で理解できる人の両方に配慮が出来る、間違えやすいポイントを理解している、用語の意味が分かっている…
結構、出来る人じゃないと作れないんです。
 
これは人に教える時も同じです。
よく「感覚でやっているから」上手く教えることが出来ないという人がいるんですけど、これは単純に理解不足/よく分かってないというだけのこと。なんとなく仕事している人が引継ぎしようとしても難しいんです。
 
前任者がなんとなく仕事している人だと後任は苦労します。
特に後任者が経験が浅い場合は手も足も出ないこともあります。
私もこれまでほぼオープニングだったり、引継ぎほぼ無しだったりの職場が大半だったので、今では色々管理表とか作ります。
出来るとかいう次元ではなく、
やるしかなかったという追い込まれた結果です。
 
互いに期待しすぎないことが、よりよい社会生活には必要なんだろうなと最近思います。
 
 
参考/引用
  • 環境省
  • 久留米市役所 など