ファッションて…。
のっけから自分で笑ってしまうのです。
つい何ヵ月か前まで
毎日髪をコテで巻き
まつげはエクステして
ネイルサロンに通い
ワイヤーの入ったブラジャーをつけ
ハイヒールを履いていた私
いまの私ときたら
自然乾燥で行けるように短く切った髪は
体を洗うのと同じ石鹸で洗うから常にバリバリ。
顔も化粧水すらつけず
洗ったまま放置。
なんと言っても、箸もカビる程の湿度のこの島。
乾燥知らず。
眉毛。
もともとこんな形の眉毛だったんだなあと
20年ぶりくらいに見たナチュラル眉毛。
悪くないよ、描かなくても大丈夫。
毎日焚き火をして、煙を吸い込んでいるからきっと
鼻毛が延びているだろうけども
鏡がないからチェックもできない。
一応、身近な人に
「鼻毛が出てたら教えてほしい」
「臭かったら言ってほしい」
とは頼んでいるものの、どうでしょう。
服。
とにかく長袖。
長袖に、限る。
暑くても長袖。
紫外線は強烈だし
一番は虫。
肌を露出していると虫にさされるし
怪我のもと。
内地にいたときに着ていたジャストサイズのTシャツは
まったく約に立たなかった。
少しかがんだだけで、背中が出てしまうようなサイズは
そこから虫が入るのでNG。
結局、前に寝間着として使っていた
オーバーサイズのタイのお土産Tシャツを愛用している有り様。
寝間着が、日の目を見るなんて…。
靴。
基本的にサンダルか長靴。
サンダルは「魚サン」(ギョサンと読む、おそらく、漁港サンダルの略ではないかと思われる)が、素晴らしい。
苔むした岩の上も滑らないし
履いたまま泳ぐこともできる。
これがビーサンだとそうは行かない。
浮力がすごいから、スポンと脱げて水に浮いてしまうし
柔らかいから水の抵抗で曲がってしまい足にフィットしない。
魚サンはその点足にフィットしてほどよい固さ。
かろうじて水に浮くけど軽すぎて飛んでいくこともない。
長靴は、中が濡れた場合を考え
二足をローテーションしている。
この島で革靴やヒールを履いている人はほぼ見かけません。
冬からずっと着ている長靴のロンTが
だいぶ汚れてきた。
きび刈りの泥
猪や魚の血の染み。
そういえばタイダイなんかで染めたら
このTシャツもまたまだ着られるんじゃないかなと、思い始めた。
そういうファッション(タイダイなんかを好むヒッピーカルチャー)のことを
私はなんとなく敬遠していたんだけど
あれは実用的なものであったのかと納得。
自然の中に暮らしていると
服なんかすぐに汚れてしまう。
だから汚れたら染め直して着る。
物を大切にする気持ちが生んだものだったのかと今更気付く。
今度、タイダイにトライしてみたい。
また、新しいワクワクが、ひとつ増えた。
