檜垣智也アクースモニウムリサイタル | Pokopen Photographic

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公演名:檜垣智也アクースモニウムリサイタル
場所:ザ・フェニックスホール

日時::8/4(水)
OPEN: 17:30 START: 18:00
\3000


出演    
檜垣智也(アクースモニウム)


曲目    
1)檜垣智也:『アクースマティック・プレリュード』(新作)

2)ドニ・デュフール:『知られざる大地』(1998) ※4chオリジナル版日本初演

3)フランソワ・ベール:『影の劇場』(1988) ※日本初演


感想

ザ・フェニックスホールと言えば、横長で奥行きが浅い
客席。通常の演奏会では客席と演奏者の距離が近く
臨場感あふれるステージとなっていいのですが、
今回の様な場合だとどうするのか?
と思ってました。スピーカーの数は30個。2F客席に
左右1対。1Fは側面に片側2個ずつ背面は左右に1個
ずつ計2個。残りのスピーカーは全面配置。
客席をスピーカーでぐるっと取り囲む感じで
配置されていました。客席内側にはなし。

・檜垣智也(新作)
新作という事で期待して行ったら曲名が「プレリュード・・」
小品でした。一寸肩透かし・・・。やや分厚い音楽で時々
キラキラ輝く星がくるくる回るそんな感じの曲でした。

・ドニ・デュフール:『知られざる大地』
昔最初の曲「発見」だけ聞いたような・・。
具体的な音素材を使いそれから連想されるイメージを
つなげて物語を作る。そんな音楽。映画音楽ぽい
と言えばそうかも。洗練された音楽ではありますが。


・フランソワ・ベール:『影の劇場』
『影の劇場』というのは映画が光を投影されてその影となる部分
であるという事でアクースモニウムも音の投影された物と
考えるそうで。
音楽そのものは、音色や響きが美しく。こういうシステムで
生きる音楽。この曲に関しては側面のスピーカーに切り替えたりと
メリハリのある音像操作をしてましたね。


この日のライブのアフター・トークとして
8月6日に相愛大学でのトークがあるそうで、
ネットに上がってました。

8月6日(金)18:00〜19:00
場所:相愛大学本町学舎F502教室
https://www.youtube.com/watch?v=75dmu1H6Ggk



実はこのコンサートのタイトルは「リサイタル」
となっていて全然気を付けてなかったのですが、
ピアニストがかつての名曲を演奏するのと同様
に過去の名曲をアクースモニウムで演奏すると
いう意図をもって「リサイタル」としたそうです。


アクースモニウムの底辺拡大の為には必要
なのかもしれないですが、なんかね・・。
一寸微妙。