オーディオ事始め | Pokopen Photographic

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最近ヲタ活もあまりなく、ブログの更新方法も忘れ
そうなので、昔々物心がついたころの話を・・。

多分小学生の低学年に頃には我が家にはオーディオが
ありました。母親が音楽を聞きたいと言う事ですが、
電気については何もわからないという事で、電気系
の仕事をしていた兄弟の人が、決めたそうです。
とは言ってもその人もいわゆるオーディオマニアでは
ないので、当時としては割と標準的な装置ではなかった
のでは?と思われます。
いつ買ったかは判りませんがステレオの再生が可能だっ
たので 、多分60年代初めの頃ではないかと・・。

で構成は
スピーカー(ペア)
レシーバー(真空管式)
レコードプレーヤ

の3つの構成

まずスピーカー。
クライスラーのSS-15だそうです。
実は唯一型番が判ったのはスピーカーだけ、最近40年前に
入っていたレコード愛好会の会報誌が見つかり、そこに
私が書いていたのでまず間違いない!(笑)でも
ネットで検索してもそれらしいのは出てこない。

2-WAYでウーファーは20cm位ですが、エンクロージャー
は結構大きい。しかも底からハの字状に足が出ている。
装置というよりは家具みたいな感じ。ネットも固定して
いて取り外しが出来ない。ネットは茶色ベースで緑色の
色が入っている織物みたいな感じ。当時のラジオもそん
な感じなのでこういうのが一般的なのでしょう。そして
重さは意外と軽かった。後にSC-104とかKEF l04
なんかと比べて大きいけれども妙に軽い。後者のどっしりと
した重さが感じられない。当時はべニア板でエンクロージ
ャーを作ったとかいう記事があったのでもしかしたらそう
かも。


レシーバー
トリオ W-38(多分)
管球式です。マジック・アイといって、ラジオ
のチューニング時に、その状況に応じて緑色の部分が
広くなったり、狭くなったりとかして、それが
面白くて印象に残っています。ネットで挙がっている
写真を見るとどうもW-38っぽい。



プレーヤ
メーカー、型番不明

ターンテーブルは30cm位。アイドラー・ドライブ。
速度は78/45/33の三段階切り替え。アームは箱型。
発電方式なんかは判りませんが、レコードをかけて、
アームの近くで耳を澄ますとシャカシャカと音が
聞こえてきました。(圧電型というやつなんでしょうか?)
現代のカートリッジ(MM,MC)とはえらい違い。

尚ターンテーブル、モーター、アームは一体となって
鉄板にマウントされ、それがばねでBOXからフローティング
されているといました。、現代の様に高密度の分厚い板に
マウントしてインシュレーターで支えるといった
方式とは違っています。

カートリッジは取り換えられるのか不明。LPも
SPも同じ針で聴いていました。多分めっちゃ針圧が
重かったのだろうな・・。とは思います。


なんかね~~。写真撮っておけばよかったと思います。

でこの当時母親が何に聞いていたかと言うとクラシック
LPはなくて全てSPでした。旧プレスという事で芯に

段ボールとか入ってないやつです。

 

全部は覚えていないのですが、

ベートーヴェン:交響曲4番
ワインガルトナー/ロンドンフィル

ドヴォルザーク チェロ協奏曲
パブロ・カザルス(Vc) ジョージ・セル/チェコフィル

その他モーツアルトのP協もあったようだけど
詳細は記憶ない。(涙)

クライスラーの小品集なんかもありました。母は
クライスラーが好きで、後に復刻盤を母の為に
買いました(英STRAD)

これらSPはすべてマスダ名曲堂で買ったらしく
ご主人が書かれた曲名や演奏者の札が各BOX
に挟まれていました。


さて私はと言うと、音楽を聞こうと思ったのが
小学校の5年位、お受験で塾に通っていたのですが、
先輩の洗礼を受け、ロックを聞きだしました。
とは言っても小学生なので年に1、2枚レコードを
買うくらい。
その後中学生になって、友人の家に遊びに行った
時に、友人の父親が掛けてくれたドビュッシーの
レコードに感銘を受けクラシックを聞くように。
ただ、同じレコードでも自宅の装置と友人の家の
装置では出てくる音が違う。これにはショックを
受けました。
しかもオーディオを買い替えるには中学生のこず
かいレベルでは出来ない高価なものと知り、
暫くレコードを買う気が薄れた記憶があります。

その後ラジオで音楽が聴ける事が判り、暫くは
ラジオ中心で音楽を聞く事に・・。高校に
入学したのをきっかけにFM/AMチューナーを
買ってもらい、英会話の勉強に必要だと
オープンリールを買ってもらいと・・。
徐々にオーディオの沼へと入って行ったのでした・・。