MOTUS-CCMC2018 Kyoto | Pokopen Photographic

Pokopen Photographic

写真を中心とした絵日記です。楽しんでいただければ幸いです。なおこのブログで用いられている画像の著作権は私に。また人物画像の肖像権は本人もしくはその所属事務所に帰属します。無断使用及び二次使用は固くお断り致します。

公演名:MOTUS-CCMC2018 Kyoto
マルチ・チャンネル・スピーカー・オーケストラによるアクースモニウム・ライブ

場所:アンスティチュ・フランセ関西 稲畑ホール
日時:2018年4月20日(金)
時間:17:00開演-(21時頃終演)
料金:無料

主催:アンスティチュ・フランセ関西、音と音楽・創作工房116(ACSM116)
協力:MOTUS
アクースモニウム:ミュージサーカス

【プログラム】
17:00 第1部
牛山泰良/ほぼ無関係な4つの欠片(13:00)
天野知亜紀/萌芽(6:00)
林恭平/Iris Mugen Sky(9:59)

18:00 第2部
永松ゆか/CHMERA
ヤマシタユミ/BABY LOVE(約5:00)
炭鎌悠/Radio Transform(約10:00)
19:00 第3部
フィリップ・ ルゲリネル/Lenz Variation(20:34)a
ミシェル・ボカノフスキ/Enfance(27:04)b
ヴァンサン・ロブフ/Komorebi(10:00)
a)
オリヴィエ・ラマルシュ(ゲスト)
b)
ナタナエル・ラボワソン(ゲスト)
 
20:00 第4部 
中村滋延(ゲスト)/交響詩「寂2018」(10:26)
大塚勇樹/Cortex
平野砂峰旅/Aquastic Atmosphere(7:00)
備考
演奏前に簡単な作品解説有り
 
感想
個人的に久々のアンスティチュ・フランセでのアクースモニウム・イベント。
17時から21時までと4時間ぶっ続けでの演奏かと思いきや作品の長さが
思った以上に短くて、3部は殆ど1時間以上でしたが、それ以外はそうでもなく
比較的余裕のあるイベントでした。
各部3名の作品計12の作品を聞く事が出来て、多様な作品を一度に聞く事
が出来たのは良かったです。副題に「マルチ・チャンネル・スピーカー・
オーケストラ」と書かれているように、まさしく交響曲のように
シンフォニックな作品もある一方、大塚氏の作品のように純粋に音(音色)
に拘って作った作品(この手の作品はよく聞くせいかなかなか楽しかった
です)とか電子音楽といえども多様な表現ができるのだと感心しました。
今回フランスの方の作品が3部に集められていて、ミシェル・ボカノフスキ
さんの作品は以前「馬がパカパカ走る音」が入った作品を聞いていたのですが
今回は「子供の声」と「ピアノの音」を素材に使った作品でした。
なかなか詩情あふれる作品でしたね。(ところで彼女は映画も作るんでしょうか?
似たような名前の人を見たことがあって・・)
後面白かったのはヴァンサン・ロブフ氏の"Komorebi"木漏れ日という言葉に
相当する物がフランス語にはないそうです。(ヤコブの梯子とは違うのか?)
太陽の光によって物が変容していく様子に興味があって作品を作った
そうですが、作品を聞いていると日本人のイメージとは違ってどうも
「変容」というイメージをメインにした感じの作品に私は聞こえて
それはそれで面白かったです。