3月20日京都芸術センターの"Forecast"を見た後は京都国立近代
美術館で行われた「トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー」の
"Trisha Brown: In Plain Site"見てきました。当日券は10枚
位。キャンセル待ちでギリギリ入れました。トリシャ・ブラウン
ってコンテンポラリーダンスの牽引者として知られますが、
正直コンテンポラリーダンスの定義ってよく判らないです。(苦笑)
多分従来のメソッドとかスタイルをを崩して新たなスタイル
を模索しているという内容だと、おぼろげながら感じして
いますけど。
演目は初期作品(1973~1983)をオムニバス形式で上演する。
世界ツアーを行っており、その一つとしてこの公演が行われた
そうです。時間は約60分、演目は10演目。一部は抜粋の演目
もあって、場所を移動しながらの公演でした。
丁度実験的な"Forecast"を見た後だという事もあって、
ある種「現代の古典」を見る感じでした。一つ一つは
美しく、知的でまたユーモアを感じる所もありましたが
なんかルーブル美術館に行って「モナリザ」を見る感じ。
多分2度と見られないとは思うけど、彼らの「今」を見たい
とは思いました。
最後の演目は元・立誠小学校 音楽室で行われた、
山本和馬『愛してしまうたびに。』
内容はダンスですが・・・。サブタイトルが「行為を
通しての考察 表象がもたらす現象 その期待」
入口を入ると黒板があって、そこには文章が・・。
書いている内容はこちら
↓
出演者は2人のダンサー。最初は一人で踊って、後に
一人加わり、最後はまた一人で踊る構成ですが、
見た感じ二人とも目を閉じて踊っています。何故か
と思ったら、途中で照明が切れて暫くは暗闇の中。
それでも音だけは聞こえてきて、観客は見えない中
2人の踊りを想像する(多分)場面があってこれが
「期待」なのか?と思いました。
ほんの眼の前でダンスは行われているのですが、
なんとなく遠くでやっているような、距離感が
感じられないような・・。一寸不思議な感覚
に襲われました。
今年は秋にもあるので、楽しみです。