LUXMAN D-05U | Pokopen Photographic

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LUXMANのD-05Uが到着して毎日CD掛けています。もう
そろそろ50時間という事で、今のところの印象を・・。


1)そもそもの経緯などを
CDプレーヤー購入と言う所で、色々聴いたのですが、
一番凄いと思ったのはdcs社の" Puccini"いや~~これは
凄い!透明感があって、一つ一つの音の純度が違う!
特に高音がなんというか、ものすごく自然。本当にCD
に入っている音はこんな音!と言わんばかりでした。
(普通のCDの音って補正しまくっているんですかね?)

とは言えこれ200万円ですからね。とても買えない。仮に
買えたとしても私の技量では使いこなせません。


実際買える価格帯となったら一寸気になったのは


Regaと言う英国の会社の" Saturn R"
http://www.rega.co.uk/saturn-r.html
https://www.youtube.com/watch?v=hl9fiHnCslo
価格は$2,995.00

日本に代理店なく、直接購入になるのですが、海外の某
オーディオショップのオーナー絶賛していて。いわゆる
HiFiタイプではないのですが、レコード好きな人は絶対気
にいると言っていて。日本の製品と真逆な製品。

実は結果的にはこのお店のセレクトである
Viennie Rossi+HARBETH M30.1になってしまったので
(しかも両機種ともその店では扱ってない!)

そういう意味でも興味はあって。
(海外のお店は自分の個性で売る店が多いです)
DACは Wolfson WM8742 CWM8741の廉価版。WolfsonのDACも
結構興味あったのですけどね。

しかし回転物、外国製買うのも一寸勇気がいるし、電源トランス
の問題もあるし。(Viennie Rossiは電源の問題がないのがも
購入にポイントでもあったし)


国産だったらLUXMAN位しか、好みの物がなく。前シリーズ
ではD-06がよかったので当初はD-06u目当てでしたが、一応
D-05uが発売された段階で両者を比較ました。

D-06uが最大384kHzにアップサンプリングする32bit
DSP「TAS3152」を搭載されているのに対して、D-05uは
普及機のPCM1795。ネットでも話題になってました。
実際聞いてみたら、中域の音の厚さとかそこらへんは変わる
ものの20万円ほどの差を感じる事もなく。

某SHOPのレビューで褒めていたのが一寸気になる
ものの。(その店とはあまり相性良くないので)オーダ出しました。
中古オーディオを放出して下取り交換で購入したのですが、
査定が思いのほか良くてかなり安価で購入。(でもこういうやり方
で買った物って結果的に良くない場合があるんですよね)

2)聴いた感想など

まず弦はいいですねえ。弦楽四重奏や室内楽なんて内声的な
表現も結構聞き取れて素晴らしい!

クラシックファンだったら、オーケストラ物好きな人多いので
そういう人にはいいでしょうねえ。


ボーカル系もまずますいいです。。ただD-08の海外のレビュー
で子音の再生に問題があるとされていて実際チェックしてみたら
確かにその傾向があって、その伝統(苦笑)はD-05Uにも引き継
がれていました。
これって多分音作りのポリシーに関する事なんでしょうね。洋楽系の
ボーカルなんかは一寸気になると言えば気になる。でも基本いいですね。


一方不満なのは色彩感(音色)これが一寸乏しい。
ドビュッシー、メシアン、ブーレーズの曲を聴くには
一寸問題。フィルターなんかも変えてみたけど改善されないです。


全体的には音が明るくて、綺麗でいいCDプレーヤだとは思います。
クラシック(特にオーケストラ)聴く人には最適ですかね。

D-06とD-05の差が20万円位とすれば、D-06uとD-05uの差が10万
円位に縮まった感じ。お買い得製品です。勿論お金があれば
D-06u買えばいいとは思いますが、正直D-05uがこれだけ音出て
くれればまずはこれでいいかな?と思ってます。


3)今後の事
ただ音色を重視する人(そんな人は何人いるかは判りませんが)
は問題かも。とは言ってもD-06uを買えば問題解決とはならない
と思います。元々考えていた予算に対してかなり安く購入
出来たので、私としては差額を別メーカのDACの購入に当てようか
と思ってます。(お金に余裕があったらですが・・。)


今の所vinnierossのDACモジュールを買ってそちらに繋ぐというのが
第一候補。$895

こちらは旭化成のAKM AK4399 をモノ構成で使用しているのですが、
実は一部の回路を自家製の物に変えているため、チップに穴をあけて
そこから信号を取り出しているらしい。海外での評はOrganic Soundと
言われているのでアナログ好きの方のは好まれそう。


それにしても国産のメーカーって確かにいいけど、真面目なのか?
買っても想定内でドキドキ感がないですね。

今回は海外のSHOPやネットの評価も参考にしましたが、海外のSHOP
は自分の好みをはっきりさせてそれを売り物にしている店もあって
参考になりました。たまたまなのかもしれませんが、海外と日本では
音楽に対して聴く観点が違う感じがしました。


これまで頑張ってきたCD/LDコンパチプレーヤのCLD-909。
流石に最新機種に比べると分が悪いがともかくそれなりに頑張って
くれて。物量主義の時代の産物故それなりに楽しませてもらい
ました。
後は次の嫁ぎ先が決まってくれればいいなあ。