KYOTOGRAPHIE | Pokopen Photographic

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写真を中心とした絵日記です。楽しんでいただければ幸いです。なおこのブログで用いられている画像の著作権は私に。また人物画像の肖像権は本人もしくはその所属事務所に帰属します。無断使用及び二次使用は固くお断り致します。

KYOTOGRAPHIE
http://www.kyotographie.jp/


5/10に終わったから暫くは京都に行かなくてもと
言いつつも実はKG+が少し残っていたり、KG+ TOP4展覧会
があったり、後写真とは関係ないけどアレクセイ・
ゲルマンの映画をみなみ会館に観に行かないと
いけないとか・・。



今回Parashopiaと重なって、KYOTOGRAPHIEは
全部見れたけど、KG+がイマイチでした。
来年はどうなるのか判らないけどもう一寸
計画的に行かないとね。京都って最大のネック
は交通機関。色んな所いくにはバスしかないけれど
これが判りにくい!


しかもKG+の地図がランドマーク等、目印になる
物が書いてないのでさらに判りにくい。他から
来る人もいるのだからもう一寸考えて欲しいですね。


さてさて今回のKYOTOGRAPHIE最大の関心は
ロジャー・バレンかな。パンフレットのトップ画像
にも選ばれていて実際どうなんだろうと思っていました。


ロジャー・バレンは南アフリカ在住のカメラマンで
白人の貧困層のドキュメント「Outland」で有名に
なったそうです。南アフリカというとかつては
「アパルトヘイト」で有名で教育水準の低い非
白人の貧困が社会問題になっていますが、実は白人
の貧困層も存在し、結果一部の白人が富を得ている
格差社会であったことを明らかにした事で
有名になったそうです。


展示会場はコム デ ギャルソン京都店と堀川御池
ギャラリーの2か所。

コム デ ギャルソン京都は「Outland」という映像
作品のみの展示
https://youtu.be/Rk3ROewNwyQ


一方堀川御池ギャラリーでは写真の展示と映像作品
(2本)の展示でした。


映像作品は
写真集「Asylum of the Birds」の制作過程動画

https://www.youtube.com/watch?v=Mv-E6S51VCo



アフリカの貧困白人層から生まれたカウンターカルチャー ‘
Zef’ を代表するラップグループ「Die Antwoord」と共同
で制作されたミュージックビデオ
'I FINK U FREEKY' by DIE ANTWOORD
https://youtu.be/8Uee_mcxvrw


の2点


写真は

「Outland」、「Boarding House」、「Asylum of the Birds」
の3つのシリーズの作品から展示がありました。最初はドキュ
メンタリーでしたが、最後の「Asylum of the Birds」となると
親しくなった貧困白人層の人を使い、場合によっては演技させ
ドキュメンタリーと言うよりはファンダジーのようなそんな
作品を作り出していました。

特に「Asylum of the Birds」は人の深層心理を覗くような
写真に感じられ物凄いインパクトを感じました。


他にあまりないショッキングな写真でした。凄い!


ところでラップグループのMVも上映されていてそれを見てい
たのですが、かつては「ロック」と言われた音楽が形骸化
して結果ストレートな言葉で表現する「ラップ」に取って
代わられたのか?

と感じある意味。残念な気持ちとなりました。


音楽と言うのは抽象的な表現でそれ故聴く者にイメージを
喚起させてそれが言葉(詩)と連動して聴く物に感動を
呼び起こすのですが、どうもそこらへんが上手くいかない
のかな・・。