少年野球で体重は正義だという話 | 走りーまんは少年野球を応援します

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サブ3を目指していたが、心折れて流浪の民。

 前回投稿から1年半も間が空いた。が、それでも見に来てくれている球児の親は多いようだ。特に何度も読まれているのは、「軟式ボールの洗い方」だった。はっきり言って、自己流で何も考えずに漂白しているだけなので、自己責任で御願いしますぅ。



 で、うちの子ども2人だが、相変わらず野球に精を出している。特に長男の方だが、もう打撃はからっきしダメ。もともとダメだが、さらに「打てない感」を出しているのは、紛れもなくパワー不足のためだろう。つまり体重が足りない。筋肉量も不足しているのだ。

 サッカーやラグビーなどフィールド系スポーツは押しなべてそうだと思うが、やはり野球(特に少年野球)はフィジカルスポーツだと子どもを見ていて痛感する。体格が大きくパワーがある子の方が、打撃で飛距離も出すし、投げるボールを速い。長男は早くから野球を始めたこと、指導者に恵まれたことで、投打ともそれなりに「教科書通り」なフォームをしていると思う(親のひいき目もあるかもしれないが)。一方で、そんな長男が内野ゴロを量産する合間に、まったくでたらめなフォームで力任せに振りにいく高身長でぶっちょブンブン丸が柵越えに放り込むのが少年野球である。無情です。

 悔しければ食べて太ればいいではないか、となるが、そう簡単に食事量(摂取カロリー量)を増やせたら苦労しない。特に少食の太郎は、一番好きな食べ物が「サラダ」。揚げ物は苦手、肉も苦手、かろうじて寿司のマグロは好き--という偏食の極みであり、親としても手を焼いている。それでも、「体を大きくする」ことの重要性は本人も認識しているらしく、頑張っておかわりもするから、いじらしいというか何というか。年明けから体重量を記録しグラフ化しているが…まるで地平線のような棒グラフになっている。

 やっぱりフィジカルというのは、食の嗜好も含めて、天賦の才が影響している。

 打球飛距離や球速、足の速さというのは分かりやすい。分かりやすいがゆえに、子どもにとって大きな判断基準となってしまう。体の大きな子は自己肯定もしやすいだろうし、その自信がさらなる成長につながっている気がする。体が小さい子はそれだけで大きなハンディだ。

 だから、子どもが野球を始めてからというもの、高校野球やプロ野球でも「小兵」と呼ばれる選手はとても応援するようになった。しかし、その意味では、オリの森友哉は子ども時代からの実績も含めてやはり化け物だなと思う。まだ28歳、どうかオラオラ系にならず、子どもたちの手本となるような選手でいてほしいと切に願う。