スタッフ矢野(やのっち)です。

7月13日~15日(2泊3日)猪苗代で7月ぽかぽかプロジェクトを開催しました。

6家族21名 総勢31名の大賑わいでした。

 

今回は、避難の協同センター共催で、東京から避難家族3名と小豆島から避難母1名も参加、医学博士の崎山比早子先生もアメリカに暮らすお孫さんを連れて参加、セミナーを開催してくださいました。

なんと31名中、約半数10名の参加者と4名のボランティアが初参加の、始まる前はちょっとドキドキしましたが、リピーターの参加者やスーパーボランティアのお手伝いに助けられて、とても楽しく過ごすことができました。

31名以外にも2名の福島の方が事前の準備に駆け付けて、助けてくださいました。

 

 

雨予報であったにも関わらず、何とか2日間はお天気も持って、カメリーナ公園のじゃぶじゃぶ池で遊んだり、桧原湖の松原キャンプ場でカヌー体験や湖水浴が出来ました。

 

1日目

お昼前に集合して、ぶっかけうどんを食べながら自己紹介をしてからカメリーナ公園へ行きました。

噴水のあるじゃぶじゃぶ池で泳いだり、公園で虫取りをしたり、雨予報が嘘みたい。初めて会ったとは思えないほど子どもたちはすぐに一緒に遊びだします。

 

  

 

帰りに日帰り温泉に寄って、夕食までぽかぽかハウスの前でシャボン玉をしたり、廊下をサーキット場のように車で駆けまわったり、プレイルームで遊んだりしました。

写真が少なくてごめんなさい。

 

  

 

夕食後、猪苗代スキー場で上がる花火を見た後、ぽかぽかハウスの前で、花火をしました。

 

  

 

その後、バナナケーキやようかんを作りました。アレルギーのお子さんがいたので、グルテンフリー・たまご・乳なしのスペシャルデザートが続きます。これが子どもたちにも大人気、メニューも難しいことなく簡単においしくできました!

 

2日目

午後雨の予報だったので、急遽カヌー体験を午前中に変更し、大急ぎで昼食の準備をし、桧原湖に向かいました。

松原キャンプ場のお迎えのボートに分乗してキャンプ場へ、サップチームとカヌーチームに分かれ、それぞれの時間を楽しんだ後、ロープのジャンプ台や湖水で遊びました。雪解け水の桧原湖は、ちょっと冷たかった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リステル猪苗代で日帰り温泉を楽しむとぽかぽかハウスに早めに戻り、スイカを食べ、シャボン玉やお絵かき、トランプやかるたで遊びました。

 

 

 

夜は崎山先生のセミナーを開催しました。

『放射線のことを知りたいキミへ』

原発事故から13年が経ち、当時生まれていた子どもたちが中高生になりました。当時に比べ、放射能の事が話題になりにくい世の中で、若い人たちに放射線の本当の事を伝えたい。そんな崎山先生の思いから実現しました。

原発事故後、子どもを産んだお母さんたち、ボランティアで参加くださった若者、福島の高校生も参加してくださり、みんなでお話を聞きました。

知らないことを知ることは、辛いこともあります。でも、知ることによって、これから子育てをしていく中で、いろんな情報を得て学ぶことによって、自分で選択できることが重要なのかと思いました。一緒に考えていけたらいいなぁと思いました。

 

 

 

セミナーの間、プレールームでジャンプして遊んだり、絵本を読んだりおりこうさんに遊んでいた子どもたちも一緒に、お団子を作りました。

作ったお団子は、みたらしやあんこ、ごまだれをつけて美味しくいただきました。

 

3日目

朝食にみんなで、パンケーキを焼きました。その後、みんなでお掃除をしました。

ピカピカのぽかぽかハウスで、最後にフルーツを食べ、子どもたちは名残惜しそうに仲良く遊びます。お母さんたちとも少しお話しできて、とても素敵な3日間が終わりました。

はじめてで、緊張したお母さん、お父さんそして子どもたちもいました。またぽかぽかに来てくれるといいなぁって心から思います。

 

今回は、子どもゆめ基金のご支援をいただき、避難の協同センターの共催で実施されました。そして、いつものように共生地域創造財団から安心安全な食材をご支援いただきました。

そしてそして、全国でぽかぽかを応援してくださっているみなさまの温かいご支援で今回もたくさんの笑顔が生まれました。

本当にありがとうございました。

 

メニュー

    13日昼    いっぱいのせぶっかけ冷そば
    13日夕    夏の炊き込みご飯・味噌汁・チキンナゲット・温野菜
    14日朝    ごはん・味噌汁・納豆・魚・和え物
    14日昼    おにぎり3種・スープ・味たまご・おさかなソーセージ・塩きゅうり
  14日夕    ご飯・味噌汁・豚肉の漬け生姜焼き・添え野菜
    15日朝    パンケーキ・ウインナー炒め・サラダ・スープ

 デザート(担当かりん・みどり)米粉バナナケーキ・ようかん・おだんご・フルーツポンチ

 

   

 

    

 

   

 

お母さんの感想

◆初参加でした。3日間お世話になりました!
娘はひとりっ子で同世代との関わりも薄いので、多年齢の子どもたちやボランティアさんとわいわい楽しそうに遊んでもらって、とってもいい経験になりました〜😌
それと普段、子育てと仕事でバタバタで毎日適当なごはんばかりだったので、無農薬の食材を使ったとっっても美味しいご飯がたくさん頂けてパワーチャージ出来ました!

 

◆生意気な長女、食べている時以外は不機嫌なら次女を嫌な顔をせず受け入れてくださりありがとうございます☺️
帰ってから、主人とこんな天国のような場所があるのかと話しました😆
ボランティアの方や、スタッフの皆さんのパワーや優しさに元気付けられました!!
ぜひまた参加させてください!家族みんなで楽しみにしています♪

 

◆素敵な時間をみなさんと一緒に過ごすことができ、本当に感謝しています!
息子はボランティアのみなさんや子どもたちと仲良くなって心から楽しんでいました。ありがとうございます😭
初日の水遊びは特に大はしゃぎで「好きなだけあばれてやるぜ!」と何度も言いながら遊んでいたのが面白すぎました😂ぽかぽかの醍醐味ですね。

 

◆今回はじめて、参加させて頂いて、崎山先生の貴重なお話と、カヌー等色々楽しい事ばかりで、本当にあっという間でした。
息子のアレルギー対応の食事を作って頂き、みんなと食事を共に出来たこと、本当に本当にありがとうございました。また、参加させて頂けたら嬉しいです!
皆さんにお会いできるのを楽しみにがんばります

 

◆3日間ぽかぽかお世話になりました
楽しく癒されるぽかぽかを、ありがとうございました♡
初めての方やお久しぶりの方も会えて嬉しかったデス。安心な食材でのご飯はとっても美味しく、みんなたくさん食べてたくさん出しました(^^)笑。下の子がはお兄ちゃんから離れて遊ぶ姿がよく見られてまた1つ成長したな〜と思いました。
初サップも面白かったです!また皆さんにお会いできるのを楽しみに日常に戻りたいと思います!

 

ボランティアスタッフから

◆ぽかぽかプロジェクトに初めてボランティアとして参加させていただき、大切な気づきを受け取ることができました。
東日本大震災・原発事故から13年経過し、参加した子どもたちのほとんどはそれを経験していない世代ということで保護者の方の思いをお聞きすることができたのは貴重な機会でした。当時子育て最中の保護者の方と、事故後に出産・子育てを始めた保護者の方との考えの違いがあることや、普段の食生活で日常で気をつけたいけど子育てで精一杯で目を向けられていなかったり、子どもにどのように接するのが良いのか…今も終わらない事故の影響と将来を生きる子どもたちへの思いの葛藤は一人一人の保護者の方々が持っていて向き合っておられるのだと感じました。その中でも子どもたちに向ける保護者の方々の眼差しは愛と優しさに溢れていて、素敵でした。
子どもたちも普段とは違う環境、同世代・異年齢の子どもたちと出会い、3日間を一緒に過ごすことにより刺激がたくさんあったように思います。最初は緊張気味の子どもたちも外遊びをするうちにすぐに打ち解けあって一緒に遊んだり、朝6時から元気に虫取りしたり、今を全力で楽しんでいた印象があります。また、異年齢と関わることで普段兄弟で遊ぶときや家族間での常識が通じないという壁に当たっている子どもも見つけました。いつも通り、、いかないこともあるよね…と他の家族・異年齢の子どもたちと接することで思いやりを持った行動を取れるようになっていくんだと感じました。
子どもたちの輪の中で一緒に全力で遊んだり、時には保護者の視点から子どもたちと遊んだり、保護者の方とお話したり、スタッフ・ボランティアの方達と一緒に動いたり…様々な角度からぽかぽかプロジェクトに関わることができ、本当に充実した濃い3日間でした。
「保養」としての子どもたちや保護者の方の心身のケアはもちろん、それ以上のぽかぽかプロジェクトが作り出すぬくもりがあり、一人一人が活気良く輝ける居場所が作られていたのではと振り返っています。
本当にありがとうございました。

 

◆ボランティアとして初めて参加させていただきました。
素敵な縁に恵まれ、子どもたちの大きなパワーを感じられて、とても素敵な3日間でした。私は祖父母の家が福島県の田村市にあり、幼少期はそこでよく遊んでいたのですが、その時の気持がふわっと蘇ってきて、とても懐かしい思いがしていました。そんな風に、このぽかぽかに参加した子どもたちも、大人になった時にふわっと、「そう言えば子どもの頃、猪苗代で楽しい時間を過ごしたな」と思ってくれたら、とても嬉しいです☺️
また、崎山先生の放射能のお話、ママさんからの震災や保養所のお話を聴いて、とても胸が締め付けられました。ぼくも祖父母が被害に遭って、とても悲しい想いをした事を覚えています。でも、決して悲観せずに、より明るい明日のために行動してきた皆さんは、本当にすごいと思います。とても貴重なお話をしていただき、ありがとうございました。
3日間、楽しい時間を作ってくださったFoEの皆さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました。またいつか、参加させていただけたら嬉しいです😊

 

◆今回御縁あって参加させて頂きありがとうございました。良い経験でした。
今までは県外(特に西日本)に避難した福島県人の方との交流がほとんどで、県内に残られている方との保養は初めてでした。
世の中的に13年という月日は、もう13 年なのかもしれませんが、当事者にとってはまだまだで、いつになったら受け入れられるのかが自分でも不明です。

機会があればまた皆さんとお会いできたら幸いです。

 

◆みなさま、とても楽しい3日間をありがとうございました!
新しいご家族、しばらく会えていなかったご家族のみなさんとお会いできてとても嬉しかったです!
初めて参加してくださったお子さんたち、緊張等であまり一緒に遊べなかった子もいますが、これから時間をかけて信頼関係を築けたら嬉しいです🙂

 

みなさまの感想を読んで、嬉しくて、ぽかぽかロスで涙ぐんでしまいました。

感想を書いてくださったみなさま、ありがとう!

また会いましょう!(やのっち)