" 佐渡GIAHSの旅 " | 小春「ぽかぽかびより」過去ログ(2010〜2015年)
7月20日(土)から、2泊3日で
はぐくみ・つなぎ・暮らす 佐渡GIAHSの旅 に参加させていただきました。




世界農業遺産(Globally Important Agricultural Heritage Systems)に認定れている佐渡。
農業文化や農村文化、伝承芸能にふれる旅です。
少し、写真や文章が 多くなりますが、お茶を片手に、のんびり読んでいただければ・・・と思います。





今回、私は 飛行機で 新潟まで行きました。

大阪空港から 新潟空港まで 飛行機で1時間。
空港から港までは、タクシーで 15分。
新潟港から ジェットフォイルで 佐渡両津港まで、65分ほど。


超高速船ジェットフォイル。

 

時速80kmまで出るので、船独特の揺れを感じないほどの乗り心地。
80kmの表示になったら、撮るぞ~~~!!!って 待ち構えたら、こんな感じ↓

 

(復路の時は、80km表示でした!)






午後からツアースタート。
地域おこし協力隊の方からお話を伺い、棚田へ移動します。




こちらは、7年前に廃校になった岩首小学校。
今は、談義所として、使われてます。 

とっても 雰囲気のある 廊下・・・

 
右側に並んでいる竹は、8月 竹灯りの集いで キャンドルが灯される竹です。






岩首小学校があった場所が、標高15m。
そして、こちらが 棚田の上の方。

標高300mあります。





 

右が、きょうちゃん(ちょりママ) で 左が私。
今回 一緒に参加させて いただきました ハート



青い棚田と その奥に広がる青い海。
写真1枚を見ると、きれいな景色!なんですが、

ここまであがってきて
早朝5時から 夕方5時まで。
耕作の苦労が伺えます。
ここに田ができたのは、金銀山の開発で、ゴールドラッシュとなり、急増いた人々のために 新田開発がされたため。
海沿いから 山間部まで、ぎっしり耕された 独特の風景です。
(そのために、水が 非常に貴重なものになるのですが、その話は、また のちほど)



 




そして、次は 小倉千枚田へ 移動。
バスから見える 佐渡の海と 水平線。

移動中の景色も 取りこぼすことなく、たっぷり、満喫。
1分1秒1瞬きの時間も 勿体ない (・・*)+

 
心洗われるようでした。







小倉千枚田。
佐渡百選に選定されています。
田んぼの幅が狭く、美しいのですが、田んぼの部分よりも あぜの部分の草刈や手入れが 大変なようで・・・
景観復活と棚田保全のために、オーナー制度が取り入れられてます。
(毎年 2月頃に、佐渡市のホームページで募集しているようです)

 




そして、田んぼの生き物調査へ・・・





この時期、夕方になると、朱鷺(トキ)が ねぐらへ帰るので、見れるかも!
と聞いて バスに乗っているので、あれも これも 朱鷺に見える 汗☆




あーー!
朱鷺が飛んでる~~~~



(動くバスの中から 飛んでる白い物体を撮ると、こうなりました。 もはや、何なのか・・・)



で、見ていると、今度は田んぼの端っこに 朱鷺が!!!!


って、これも、朱鷺では ないようで。

紛らわしい カスパー11 







そして、田んぼや ビオトープで生き物調査。



きょうちゃん
頭から ダイブしそうな勢い・・・

 

って、右足がどろっとした所に はまってますよ~~~



童心に戻って 楽しんでます。

 



みんなで ゲットした生き物を観察。

 

たとえば、こんな・・・
(って、私は 遠慮なく 地球外生物っぽい 水辺の生き物を載せます 笑う

 
左:ガムシの幼虫   右上:マツモムシ    右下:タイコウチ



魚道をつくる
江をほる
農薬を使用しない
冬場も水をはっておく
米ぬかを入れる
微生物が増える
も・水草が増える
田んぼの生き物が育つ

益虫・害虫を含めて
朱鷺(トキ)・鷺(サギ)の餌になる



すべてが つながってる~~~という環境学習をしていたら、朱鷺が 飛来。
とっても、ラッキー。
ちょっと ピンクっぽい色をしてます。



 








そして、
真野湾の夕景。
1日目が 終了です。

 









2日目スタート。

映画 『飛べ!ダコタ』のDC-3 を間近に見つつ・・・
(素浜海岸にて 一般公開中)



 





それから、枕状溶岩の見学です。

枕状溶岩は
約1400万年前に 海底で噴火した溶岩が 海水に冷やされてできたもの。
地震などで 隆起を繰り返し、地上に出てきて 侵食を繰り返してきたもの ↓
圧巻です。
 





 








海を見ると 佐渡の有名な たらい舟
なが~~~い竿で貝類を採ってるところです。

岩場が多いので、小回りがきく たらい舟が いいんですって。

 






 






 










次に、宿根木地区の横井戸を見に行きました。
竹やぶの中をすすむと・・・

 

 




この地域には、7つほど、横井戸があり
今でも、この井戸の水が、広大な田を潤してます。

 




こういった横井戸。
1箇所しか、水をひけません。
(溝に水が流れているのをイメージして頂けるといいと思います。)

なので、昔は、時間を決めて、2時間おきに田んぼに水を引いてました。
夜中でも、明け方でも、きっちり 2時間。
隣の人の田の栓をしめて、自分の田に水を入れる。
2時間後に 隣の田の人が同じ事をする。
1分でも遅れると、自分の田に入る水の量に影響が出ます。

どれだけ 水が貴重だったのが、よくわかります。

(今は、機械コントロールとのこと

こちらは、当時、その時間をはかっていた時計)

 




小木民俗博物・千石船展示館に行きました。

 


復元された白山丸。
そして、復元にいたったエピソード。
もっと聞いて、いっぱい 見たいのに 時間がありません 泣

 



 
 



 

 










こちらが、回船業の集落として発展した 宿根木集落です。
入り江の狭い地形に、家屋が密集してます。



私の 拙い文章よりも、写真で・・・




 





 









 








 

















 














 

三角家もあります。



その後は
郷土芸能 ”チトチントン” を見せていただきました。

 












2日目の締めくくりは こちら。
伝統芸能 新穂中央青年会の方々の 鬼太鼓を見学させてもらいました。
ものすごい迫力です。

 


体験もさせていただきました。
(私も太鼓です~)

 









それぞれ 1,2時間練習させてもらって
今回のツアー参加者10人でロールプレイします。

まずは、見本!

 






見学中でも、こちら 
レシピブログの Nさん。



橙の獅子の前の役なので、動きの確認中 顔





もちろん、みんな 真剣で、一生懸命。
緊張で、心臓が口から出そうになりました 苦笑
終わった後の達成感は、表現しきれませんでしたね。
本当に、ありがとうございました。

 









最後の日は、佐渡金銀山へいきました。
1601年 山師3人により発見された金山。
その後、平成元年の操業停止まで、388年。
金、特に銀は 国内最大の産出量を誇ります。

 
  

実際に、坑道を歩いて見学したり
展示で歴史をたどれるようになってます。



そして、金山の外側。
パンフレットの表紙にもなっている 道遊の割戸

 

片道6分、坂道をのぼっていくのですが、 坑道の中との温度差で レンズの曇りがとれませんでした。
若干曇って見えるのは、そのせいです。









見学後、12.5kgの金塊を 持ち上げて ギリギリの穴から出すという・・・
こういうのもあります。
旅した際には、チャレンジしてみてくださいねっ











最後に、トキの森公園へいきました。
この季節、暑くなると、なかなか 出てきてくれないらしいです。

が、お食事中で、ラッキーな事に 会えました。



 

1階からガラスごし。

2階から ↓


 




トキちゃん、大人気。
天窓からも見えました。


 
 




 


この牛乳のパッケージも 可愛いねっ
 
 

佐渡ならではの、おいしいものたち。
食に関しては、次回 書こうと思います。



長かったのに・・・
読んでくださって、ありがとうございました。







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