京都伊勢丹で開催中のサロン・デュ・ショコラ。
本日2回目!行ってきました。
今日のお目当ては限定100皿のパティシエ エス コヤマのデザート。
伊勢丹のオープンと同時に10階催事場で整理券が配られます。
エスカレーターよりも絶対にエレベーターの方が早い!と、私たちは一番乗りのエレベーターで10階へ。
整理券配布場所へ、「もしかして一番乗り?」くらいな気持ちで到着するとそこには息を切らした人たちが100人弱。
そう、みなさん、配布場所に一番近いエスカレーターを10階まで駆け上ってこられていたのです
甘かった・・・
ドキドキしながらなんとか82・83番の整理券をゲット。
私たちのすぐ後ろで整理券がなくなった瞬間、悲鳴が上がりました。
みんな同じくらい頑張ったのに切ないですね。
この整理券、大体の目安となる時間と番号が記載されていて、イートインスペースに並ぶ順番ではなくこの番号順に案内してもらえることになっているのです。
私たちの整理券に記載された目安時間は14:30~15:00。
子どもの下校時刻を考えると、この時間に食べていては間に合いません。
整理券に書かれている時間でなくても、席が空いていてほかに人がいなければ案内してもらえるんです。
なのでその隙間時間を狙って12:00前からお店の前で待つことにしました。
前回もその戦法で、予定時刻よりも2時間早く頂けたので何とかなると思って。
でもコヤマ人気を侮ってはいけません。
イートインスペースには次から次へと行列が。
この調子じゃ、あと1時間は待たなきゃね。でも整理券があるだけ私たちは幸せ、と思って並んでいました。
いくら先頭に並んでいても、私たちよりも早い番号の整理券をお持ちの方がいらっしゃったら、当然その方たちが優先。
そんなことは分かって並んで待っていました。
するとね、ここからちょっと私怒りだすんですけど。。。
そのイートインスペースで案内をされている方が私たちにこうおっしゃったのです。
「並ばれてもまだまだご案内できないので、どこかで時間をつぶしてきてください。」と。
もちろん、ずっと並んでるんだから先に入れてよ!なんてこれっぽちも思っていません。
ただ、もしかして今ここにいる人たちが全部中に入って、その後誰も来なかったら・・・と淡い期待を抱いて並んでいたわけです。
その旨をお伝えして引き続き並ぶと意思表示すると、かるくイラッとされた気がしました。
でもめげずに並ぶ私たち。
そこには整理券を持った人たちが次から次へとやってきます。
きっと時間がないのは私たちだけではないのでしょう。仕方ない仕方ない。
私たちは目の前でデザートのお皿を仕上げるコヤマシェフの作業を見て楽しく並んでいました。
2時間半も・・・
そこでもう時間切れ。
せめて持って帰ることはできないか・・・
駄目だと思いながら、私たちを行列から追い払おうとした感じの悪い店員さんではなく、コヤマシェフに直接聞いてみました。
「すみません、持って帰れませんか?」と。
するとコヤマシェフ、お忙しいのに作業の手を止めて外に出てきてくださり、「時間ないです?よね?」と。
そして常に「整理券をお持ちのお客様のみのご案内になりますぅ~」と心ない接客をしているおばさんになにやらお話しをしに行かれました。
するとおばさん怖い顔して私たちの所へ。
「番号順ですから」
おばさん、なぜに戦闘態勢?
私たちは一言もわがままなことを言ったつもりはないのですが、80番台の整理券しかもっていないくせにずっと並んでいるのがそうとう気に入らなかった様子でした。
するとその一言にコヤマシェフが軽~く切れました。
「規則規則って」
コヤマシェフにしたら、きっとこの人たちは2時間以上もなぜ先頭に並び続けているのに入れないのだろう?と疑問に思われていたのだと思います。
でもこれは決められたこと。
長い時間待ったんだからそろそろ入れてくれ!なんて思ってません。
せめて持って帰れるものがあればそれだけでも何とか・・・と。
するとコヤマシェフ。「箱さえあれば持って帰ってもらえます!ただ今日は箱を用意してないので・・・ちょっとお待ちくださいね。」
もしかするとコヤマロールマイルドショコラだけでもテイクアウトさせてもらえるかも!
淡い期待を抱いたところに、伊勢丹の偉いさんらしきおじさん登場。
ずっと並んでいる私たちを疎ましく思っているであろうおばさんから事情を聴いて私たちの所へやってこられました。
「申し訳ありません。整理券番号順ですのでご案内することはできないんです。お持ち帰りもこちらといたしましては☆※▽□・・・」
「いえいえ、入れてほしいとは言っていませんが。」
するとおばさん、「どこかで時間つぶしてきてくださいって何回も言ってるのに、ずっとここに並んでるんです」って。
え?今なんと?
まさか並んでいることを責められるとは、なんと悲しいことでしょう。
これ以上何かを言うと周りの方も嫌な思いをされるだろうと思ったのと、本当に時間がないこともあり、「わかりました、諦めます。」と帰ってきました。
するとそのばばあ、いえおばさん店員私たちの後を追いかけてきて、「整理券いただきます。」って。
なぜ?追いかけてきてまで整理券を取り上げる理由がどこに?
私たちはその時、探せるものなら101番目に並んでた人に整理券を譲りたいね。私たちの2食分を無駄にしたくないねって話していたんです。
これはいけないことなのかもしれませんが、誰かに譲ってでも無駄にしたくないという思いがあり、「整理券は記念に頂きます。」と回収をお断りしました。
そしてイートインスペースの前で、「あ~、整理券ないと食べれないんだ~」と指をくわえている人に譲ろう!と決意。
たまたまそんなお二人連れを見かけたので、「すみません、私たち時間がなくて食べれなくなったので、もしよかったら整理券もらっていただけますか?」と声をおかけしたところ・・・
一歩下がって断られてしまいました
あら?私、怪しかったですか?
こちらが長時間握りしめていたのでシワシワになってしまった、記念に持って帰った整理券。
鼻がかめそうなほどやわらかな肌触りになっていますよ。
いや~、本当に残念でした。
食べれなかったのも、長時間並んで足腰が痛かったのもしかたありません。
ただね、あまりにも心ないお店の方の対応に悲しい思いをしました。
「接遇」をもう一度お勉強しなおされてはいかがでしょうか
でもコヤマシェフが、何とかならないかとお忙しい手を止めて考えてくださったのが嬉しかったので、「今度は三田のお店まで行こうね~ そこにはあのおばさんもいないことだし、と気持ちを切り替えました。
ずっと並んでいる間、シェフやアシスタントの方たちは休みなくお仕事されていました。
食べる側も早くから並んで大変ですが、提供される側もとっても大変そう。
限定スウィーツって、本当に貴重ですね
そしてお友達と誓い合いました。
「来年は走ろう!」と。