アメリカの調査会社「ユーラシア・グループ」が発表したことしの10大リスクは、以下のとおりです。
1「中国は真空を好む」
2「不測の事態」
3「地球規模のテクノロジー冷戦」
4「メキシコ」
5「米・イラン関係」
6「各種機関の衰退」
7「新たな保護主義」
8「英国」
9「南アジアのアイデンティティ政治」
10「アフリカの安全保障」
まとめる時間が無いのですが、ニュースはちょこちょこ読んでいます。最近感じることのひとつが、トランプ政権いよいよダメかも?ということ。
トランプ政権の評判は、もちろん最初からダメだった。だから、新しくダメっぷりを伝えるニュースが入って来ても、「またか」という気分になります。しかし、着実に事態が悪化しているような印象も出ているかなと。
トランプ自身の精神状態が一番のアキレス腱かなと。伝わってくる話から察するに、彼の精神は本当に病的らしい。
それでも支持者が存在する(これは今でも頑として存在している)ことを背景にトランプが自信を失わないんじゃないかと思っていたら、どうも近頃は大統領としての仕事に熱心でないような話だ。5時間くらいしか仕事しない、とか。
しかも、トランプはその5時間の間も政権幹部にキレたりなんだり。トランプがいない方がホワイトハウスの仕事はうまくいく、などと言われている始末らしい。
政権のチームとしての瓦解が第二に危うい崩壊の端緒で、トランプと他の政権幹部の関係がとにかく悪いらしい。
それでもケリー、マティス、マクマスターの軍人トリオが現実主義的な政策を遂行してくれて、政権をまとめてくれるんじゃないかと期待していたんだが、伝わってくる話では、北朝鮮対応について国防長官のマティスは外交解決路線、マクマスターは限定的な軍事攻撃(!)で北朝鮮の士気を挫くべきだと主張して意見対立があるらしい。
この三人の体制になる以前、初期にはトランプの懐刀、スティーブ・バノンと、トランプの愛娘&娘婿のイヴァンカ&ジャレッド・クシュナーの対立があり、おそらく今はクシュナー夫婦とケリー・マティス路線の対立がありつつ、ケリー・マティス路線にまとまりつつあるのではないだろうか。
トップにまとめる能力が無く、幹部に対立があったら、状況は非常に危機的と思うのだが、どうだろう。
第三のリスクシナリオはホワイトハウスの職務が適切に果たされず、致命的なミスをやらかす可能性だ。たとえば、大統領のセキュリティ対策に遺漏があり、あっさりテロリストの攻撃でトランプが死亡するとか……もっと困るのは、単純なミスが北朝鮮での軍事衝突を引き起こすとか、そういう事態だ。
ホワイトハウスはトランプ政権発足直後から、ずっと人材難と言われていた。政権が任命すべきポストに大量の空席があり、政権が適任者を見つけられないか、適任者がいても「トランプ政権のスタッフになるのは嫌だ」と就任のオファーを断られるという。
その結果として、トランプ政権は十分に仕事がこなせていないと言われてきた。決定打だったのが、最近出版された政権暴露本「FIRE AND FURY(炎と怒り)」だろう。執筆したのはゴシップの暴露で有名なジャーナリスト。バノンの側について、バノン陣営目線でトランプ政権の内情をかなり自由に取材し、この本にまとめたという。言われているのは、こんな危険な男がホワイトハウス内を自由に歩き回るのを、なぜ許していたのかということ。基本的な危機管理がなっていない、と指摘されている。
頼むから、不用意な北朝鮮での軍事衝突という形で炎と怒りをぶちまけたりせず、どうせ崩壊するなら一人で崩壊して、早々に次の政権に移行して欲しいのだが……
