政府による圧力でニュースキャスターが降板した??という話(ただし本邦日本ではなくアメリカの話)を書いた書籍、および、その書籍を原作とする映画、そして、それらを見ての日本人ジャーナリストの所感。
「報道の自由への重大な脅威」を再認識させられる『ニュースの真相』(Newsweek日本版)
文章がちょっと読みにくい感じもありますが、つまるところ「ブッシュ政権でもオバマ政権でも、もちろんもっと昔の政権でも、共和党政権でも民主党政権でも、政権に不利な報道をしたジャーナリストが社会的に抹殺された例はいくらでもあるよ」つうことですな。
これを見ると、言論の自由というのは政権がよほど自覚的に守ろうとしなかったら、簡単に侵害できてしまうものだという感じが非常にします。都合の悪い報道が出たら、いろいろな手で対抗したくなる。で、都合良く「政権に対して批判的な報道をしているジャーナリストには弱点がある」となれば、そこを突きたくなる。いや政権中枢が意図的・組織的に突かなくても、政権支持の立場(思想的にであれ利権目的であれ)から、当該ジャーナリストを攻撃したい人はいくらでもいる。
だから言論の自由なんて絵空事なんだよ、というのではなくて、ですね。
だから言論の自由なんて綺麗事言うな、とか言いたいわけではなくて。
だから、言論の自由は気合を入れて守らなきゃいけないし、権力者は自分の敵であっても保護するくらいの度量を持ってほしいし、国民ひとりひとりが周囲のワッと加熱する雰囲気に飲まれずに「このジャーナリストが辿ろうとしている運命は言論の自由を脅かすものではないか」くらいのことは考え、小さな声であれ発言していくようにせねばならないと思うわけです。
まずきちんと勉強することですね。いや、自分も先日、間違った記事書いたっけな…(汗