相模原の重度障がい者虐殺事件について
--福島智先生

福島先生は10年前から社会に存在する「能力主義」を課題として語っておられた。「課題として」というのは、安易にご自身を批判者サイドにおいて「問題」としてあげつらうのではなく、ご自身こそが下手をすると「障がい者だって努力すれば成功できる(安易に援助を求めるのは努力不足であり甘えだ!)」みたいな考えの論拠にされかねないリスクも踏まえた上での、実際問題として経済も軽視はできないわけで、なかなか解決困難な事を理解した上での「課題提起」だということ。

走り書きですが、備忘録として。
週刊誌かスポーツ紙あたりも報じているようですが、聞き捨てならない記事を見かけました。

検察捜査を潰して甘利明を不起訴にしたあの法務官僚が事務次官に大出世! 安倍政権と裏取引か
田部祥太 LITERA

ただし…はじめに言明しておきますと、私はLITERAはメディアとして、やや低く評価している事をお断りしておきます。ここのライターは頭が悪い。政治的ポジションは左寄り、リベラル、政権批判的、と認識していますが、右か左かというより「煽り気味で反知性的」というのが私のこのメディアに対する印象です。
今回の記事も然りで、筆者はタイトルで「大出世!」と書いているが、記事本文ではその人事が以前から予想されていたものだったと自分で書いている。周囲が当然視していた人事を「大出世」とは言わない。筆者としては、問題の法務官僚:黒川氏が政権のスキャンダルを握りつぶした見返りに、政権から便宜を受けたと指摘したかったのでしょうが、大抜擢とも言えないこの人事が「便宜」と言えるのか、もう少し論じる必要がある。というか、むしろ記事の中でも触れている「刑事訴訟法」の改定が「便宜」なんじゃないか?この記事の中で紹介されている関係者の証言にはそう書いてある。
この一件で受けたと考えられる便宜が自分のまとめた記事中に明記されているのに、それに気付かず、さらに自分が記事中に書いた事と矛盾するような煽りタイトルを付けるとはお粗末。ジャーナリストの端くれなら、もう少し頭を鍛えてもらいたい。

とは言え、甘利氏の不起訴処分は確かに違和感のある話だったし、そもそもこの国の制度で果たして三権分立が機能しているのか怪しいのは周知の事実。政治家も欲に動かされる弱い人間の一人だという事も事実。この記事の内容が何処まで正しいかは別途確認が必要と言わざるを得ないが、甚だ気になる内容ではあります。
もはや過去の人となりつつあるトランプ氏ですが、その支持層に広がる絶望感、についての衝撃的な記事。

トランプ現象の背後に白人の絶望──死亡率上昇の深い闇
安井明彦(みずほ総合研究所欧米調査部長)Newsweek日本版

トランプとかいうバカを支持するほどアメリカは発狂してたの? と嗤っていましたが(日本もその後を追いつつあるとも指摘したつもりですが……)発狂も発狂、もう自殺するくらい絶望しているよ、という話。
この絶望は、これからもっと社会に拡がっていくのだろうか。

個人的には、経済は停滞し続け、格差は広がり続け、よって政治は混迷を深め、テロの恐怖は去らず、技術だけは進歩し続ける、と思っています。となると、この絶望は、拡がるでしょうね。

悪い時代に生まれたものだが、真剣に「別の希望」を探さなければいけないと思います。