この人、オモシロイな! と思って、ついご紹介。

お騒がせ元首相のベルルスコーニが80歳でついに諦観?
2016年10月12日(水)10時30分
カビタ・スラナ Newsweek日本版

「私も歳をとった。いま後悔していることはACミランを強化できなかったこと」って、どんだけ悪びれないんだよ!! スキャンダルとか政治腐敗とかスキャンダルとかあとスキャンダルとか、懺悔する事はいくらでもあるだろ!!!
それで誕生日を三十代のガールフレンドと子供と孫に囲まれて、プーチンからバースデーコールをもらうとか、ねぇ。。。

なんか色々と規格外ですわ。
タイトルの通りですが、トランプという人のセクハラ・スキャンダルにはほとほと飽き飽きしている方が多いと思います。新しい話が出てきても、もはや驚かない。近頃も新しい話が出てきて、追及されていたようですが、個人的には「もうその点についてはトランプは真っ黒だから、これ以上つついてもダメージにならないんじゃないか」と思ってしまいます。

一応、その件について比較的詳しく文字で紹介している記事がありました。

「オクトーバー・サプライズ」が大統領選の情勢を一気に変える
2016年10月12日(水)11時40分
渡辺由佳里(エッセイスト)Newsweek日本版

アメリカには、「オクトーバー・サプライズ」という政治用語がある。11月上旬の選挙結果に影響を与えるような驚くべき情報やスキャンダル(サプライズ)が、選挙寸前の10月に発覚することで、特に大統領選で話題になる。なぜかと言えば、国民はネガティブな情報でもすぐに忘れるので、時間さえあればダメージを受けた候補が人気を取り戻す余地はあるからだ。だが、選挙寸前のスキャンダルは、その余裕を与えない。ライバル陣営が、最も大きなダメージを与える情報を最後の最後までとっておいて、オクトーバー・サプライズとしてリークすることもある。

それは、2005年の非公開録画テープだった。
トランプと「アクセスハリウッド」の司会者ビリー・ブッシュ(43代ブッシュ大統領のいとこ)は、マイクがONになって録音されていたことを知らなかったのか、バスの中で露骨な雑談を交わしている。映像はバスの外のもので、2人の姿は見えない。
そこでトランプはこんな発言をした(引用者注:具体的な発言は省略)これは相手の同意を得ずに性的行為を行うことを示唆しており、実際に行動に移せば犯罪とみなされるセクシャルハラスメントにあたる。
その影響は当初予想していた以上に広がった。女性だけでなく、これまでは我慢していた宗教保守派の男性共和党員からも、大きな反発が出てきたのだ。上院議員のマイク・リー(ユタ州)は、ビデオで「私には妻、娘、姉妹、母がいる。彼女たちに対して、あのような発言をする者は絶対に雇用しない。関係を持ちたいとも思わない。自由世界のリーダーとして安心して雇えるとはまったく思わない」と批判し、トランプに対して「失礼ながら、(党の指名候補を)辞任していただきたい。敬意を持って要請します」と訴えた。リー以外にも、マイク・クレイポやケリー・アヨットなど、トランプ支持を取り消す共和党議員が続いている。



なるほど。この時期のスキャンダルは本戦に影響すると。
しかし、やはりトランプはこれが無くたって真っ黒でしょう。誰がどう見ても。
が、あと気になるのは共和党の重鎮たちがこの時期にどう動くか、か。

先日の記事で取り上げた「不気味な男」ペンス副大統領候補について、冷泉先生が書かれていす。


非難合戦となった大統領選、共和党キーマンのペンスの役割とは
2016年10月11日(火)14時50分
冷泉彰彦(在米ジャーナリスト)Newsweek日本版

副大統領候補のマイク・ペンス知事(インディアナ州)との齟齬という問題だ。これは予想外に顕著な形で出てきた。それも大変に重要なシリアの「アレッポ情勢」に関する部分で、だ。ペンスは、先週の副大統領候補討論の中で、「住民が虐殺されて人道危機が起きている」ので「アサド軍の地上施設破壊」などを視野に「米軍としては軍事的介入も辞さず」ということを語っている。
このペンス発言を支持するかという質問に対して、トランプは「ノー」と答えた。つまりアサドは「ISISを攻撃しているから善玉」だとして、アサドとそのスポンサーのロシアをあくまで擁護し続けたのだ。これは大変な「ズレ」だ。アメリカの大統領選で「大統領候補と副大統領候補の間で重要な政策に関して相違がある」というのは少なくとも、20世紀以降では前代未聞だろう。
一部の報道によれば、ペンスと夫人は一連のトランプの「女性蔑視発言」あるいは「性的な不規則発言」に対してカンカンに怒っていると言われている。何しろ厳格な宗教保守派で鳴らし、「トランプ候補は3回結婚しているが、私は30年同じ妻と連れ添っている」というペンスには、絶対に許せない種類の発言だろう。


基本的にはペンスはトランプと距離を置いて、共和党の完全敗北を防ぎ、伝統的な共和党の主張を維持しようという判断で動いているということでしょうか。冷徹な計算に基づいて動いている模様。以下のような話も伝わっており……

ウォールストリート・ジャーナル紙からは、トランプが「もう当選の可能性はゼロだから降りる」と言ったとか言わないとかという報道も出ていた。そんな中で実際に討論が成立するかどうか危ぶむ声もあった

まだトランプ本人の口から公に「やめた!」とは言われていないものの(そして個人的にはまだトランプが勝つ可能性が残っているんじゃないかと思っていますが……事前の予想を完全に裏切ったイギリスのEU離脱を忘れてはならない)やめた時点でペンスを大統領候補に切り替えて捨て身の反撃に出るという可能性も疑われる、とのこと。

ペンス界隈は、実に奇々怪界、という感じがします……
■やっぱり注目度低かった第二回テレビ討論会!

先日、走り書きで「アメリカ大統領選挙の第二回テレビ討論会は注目度が低かった(だから俺はうっかり見落としていたんだ! お、俺は悪くない!!)」みたいな記事を書きましたが、ほーら裏付け記事が来たぞぉ(やっぱり俺は悪くない!!!←アホ)

アメリカ大統領選決着ついた? TV討論、2回目視聴者数は大きく減少
2016年10月11日(火)10時31分
トムソンロイター・ジャパン(株)Newsweek日本版

調査会社ニールセンによると、9日の米大統領選候補第2回テレビ討論会の視聴者数は約6650万人と、2週間前の第1回討論会で記録した過去最多の8400万人から大きく減った。
識者の1人は、多くの有権者が投票候補をすでに決めており、新たな情報入手に消極的となっている可能性を指摘



■人はそう簡単には意見を変えない

しかし、個人的には「多くの有権者が投票候補をすでに決めており」というのはいつもの事、とも思うのですが。例えば以下の記事にある、選挙運動に参加するボランティアに選挙事務所から説明された心得について。

選挙ボランティアから見える、大統領選「地上戦」の現状
2016年10月6日(木)17時30分
渡辺由佳里(エッセイスト)Newsweek日本版

・自分の意見を言わず、相手が話したいことを話させる。耳を傾けることが重要。
・決断を迷っている人がいて、話を聞いてくれそうな態度であれば、ヒラリーの政策などについて語る。
・相手の意見を決して否定してはならない。「共和党に決めている」など、門前払いの態度の人がいたら、相手の心を変えようとせず、「お時間ありがとうございました」と丁重に礼を言って去る。


ここには「自分の意見が固まっている人というのは一定数存在し、その人たちには何を言っても無駄」という現場の実感が現れています。今回に限らず、固定層は早い段階で「投票候補をすでに決めており」それを覆すのは難しいと。


■今回の特徴は固定層の多さと「ヘイト率」

とは言え「いつもの事」が大手メディアで改めて指摘されるのには意味があるでしょう。今回の選挙はひとことで言えば「見世物としての関心は高いが、政治に対する関心という意味では国民の関心が低い」選挙であり、ヒラリー・トランプ両候補の支持者の多くが「他の支持者が嫌いだから」消去法で現在の支持者を選んでいる。「支持率が拮抗」とか書いてきましたが、むしろ「不支持率が拮抗」あるいは「ヘイト率が拮抗」と言ったほうが良いかもしれない……

ずいぶん前の記事ですが、こんな記事もあります。

荒れる米大統領選の意外な「本命」はオバマ
2016年4月13日(水)18時30分
安井明彦(みずほ総合研究所欧米調査部長)

どうやら、大統領選挙に吹き荒れるアウトサイダー旋風は、オバマ大統領への追い風になっているようだ。度重なるトランプ氏の問題発言や、中傷合戦の様相を呈している予備選挙の現状など、米国の政治は過去にない喧騒のなかにある。それと好対照なのが、いつも変わらぬオバマ大統領の落ち着いた態度。今年の選挙に出馬していないこともあり、オバマ大統領は、選挙の喧騒から距離を置き、米国民に安心感を与えられる数少ない政治家となっている。

でも、だからってオバマ氏が続投できるわけではありません。

第一回討論会は「見世物としての関心」で視聴者は集まり、しかし一回で飽きて二回目は見ない人が多かった。(結果的に二回目のほうが見世物的であったと思いますが)また、いずれかの候補をヘイトしている人は、そいつが優勢になってしまわないかハラハラしてテレビをつけるものの、自分が投票するつもりの候補を見ると「コイツも何だかなぁ……」とため息が出てテレビを消したくなる。そんなテレビ討論会であり、大統領選挙なのかなぁと思います。

ちなみに、冒頭のロイターの記事によれば「第3回討論会は10月19日に開催される」そうですよ……