アメリカ大統領選挙の情勢から目が離せません。

当ブログからリンクを貼ったRealClear Politics(英語サイト)で両候補の支持率をチェックするのが日課になってきましたが、月曜火曜はヒラリー・クリントン優勢の調査がたくさん出ている。ただ、一部を除いて僅差ですが。

RealClear Politicsの選挙人の獲得見通しはヒラリー・クリントンが依然かなり引き離している。これは選挙人55人のカリフォルニアがヒラリー優勢でsolid(盤石)なので、そう簡単に覆らないでしょう。ただ、問題はこの調査がアテになるか、だ……

そしてまだ見られていないのですが、Newsweekの記事に、なぜドナルド・トランプがここまで粘れるのか、トランプを支持する人はどんな考えなのか、ヒラリーはどのように嫌われているのか、といった記事が出始めています。なぜこんな事になるんだ? という疑問に答える突っ込んだ評論が出始めた。それを読みたかった。また時間を作って読んでみようと思います。
iPhoneを作っているのはどこの国? という記事です。面白い。

もちろんiPhoneはアメリカのApple社の製品ですが、製品自体は中国で組み立てられて、中国企業に対して対価が支払われている。ユーザがiPhoneを購入する金額の35%くらいが中国のものになっている。もちろん残りはアメリカ国内でGDPに算入されるけれど(いや、日本などで販売される分については、代理店がある程度のマージンを受け取るか)ここまでの話だと、iPhoneを作っているのは中国、ということになる。が、しかし。

iPhoneが「アメリカ製」だったら
2011年3月10日(木)17時48分
クライド・V・プレストウィッツ(米経済戦略研究所所長)Newsweek日本版

アジア開発銀行研究所(ADBI)が最近行った調査からは…(中略)…中国での組み立てによる付加価値は完成品の3%、つまり約6ドル相当にすぎない。しかも中国はいくつかの高価な部品をアメリカから輸入しており、iPhone貿易で赤字なのはむしろ中国のほうだという。…(中略)…充電器やカメラレンズ、水晶振動子は台湾製で、スクリーンは日本製、映像処理半導体は韓国製。それ以外の半導体の多くも台湾の台湾積体電路製造社で作られている。中国の組み立てラインには、最終的に9カ国以上の国で生産された部品が集まる

つまり、米中二国間で完成品としてのiPhoneの費用支払いを見ると「対中赤字だ!」と思ってしまうけれど、完成前の部品のやり取りにも目を向けるとアメリカは対中黒字を叩き出していて、さらには中国の組み立て会社がアメリカのAppleから受け取る完成品iPhoneの費用の多くは、さらに中国の組み立て会社から、アジア各国の部品製造会社にも支払われる。われら日本の会社も部品を作っているから、iPhoneの好調な売れ行きは日本のGDPにも寄与しますよ、と。

さらに、iPhoneの要となるパーツの製造は日本をはじめとする人件費の高い国で作られるので、「製造業の仕事は人件費の安い国に流出している」というのは間違いで、実は人件費も技術力も高い国(記事中では、日本だけでなく、台湾や韓国も含まれています)で製造業は営まれていると指摘。また、けっきょくアメリカで製造されるハイテク部品はごく一部だとして、

ハイテク部品が本当にアメリカの得意分野なら、これらを国内で生産すれば対アジアの貿易赤字は解消されるだろう。iPhone貿易はアメリカに黒字をもたらし、2〜4万人の雇用も創出してくれるはずだ。なのにアメリカはなぜ、それをしないのか。

と、疑問とも皮肉とも取れる問いを投げかけ、冒頭の政治家に対する苦言を改めて思い出させます。

ジョン・マケイン上院議員は先日、ABCテレビのインタビューに応じ、iPhoneとiPadは「メイド・イン・アメリカ」の素晴らしさを象徴する製品だと語った。事実誤認もいいところだ。ハイテク機器産業の一大拠点であるアリゾナ州選出のマケインが、こんな勘違いをするなんて容認できない。上院議員たちの知識レベルに国民が不安を感じるのも無理はない

このジョン・マケインという人、オバマ大統領が最初に当選した時、オバマ大統領と本戦で戦った共和党の大統領候補ですよね。ボロクソに言われたもんだ。

なお、NAVERまとめにマケインのまとめがありました。

ジョン・マケインという男の凄まじい経験 なぜ彼は国旗に敬礼できないのか
更新日: 2015年05月11日
henkoreさん NAVERまとめ

タイトルだけ見ると「辛い経験もしているマケインは凄い人!」みたいに見えますが、「戦争好きの脳筋」「女性との関係でいつも何かしらの批判を受けています」といった記述も……
アメリカ大統領選挙の情勢について、メモ。

先日RealClear Politics(英語サイト)に自分のブログからリンクをつけたので、ちょこちょこ覗いています。備忘録としての機能を立派に果たしてくれて、お父さんは嬉しいよ!(←?)

さて、やはりトランプが支持率でヒラリー・クリントンに肉薄しているようです……

ただ、獲得見通しの選挙人の数ではヒラリー・クリントンがかなり引き離しているんですね。RealClear Politicsに地図と選挙人の数を示すページがあります。

パッと見ると共和党優勢を示す赤い州が多いですが、沿海部の大都市を擁する州が民主党優勢の州が多く、アメリカの人口分布なんぞにも改めて思いを致すことに。
ってかカリフォルニア州、選挙人の数多すぎだろう(汗)55人て、ニューヨーク州の二倍近いし、中部の選挙人の少ない州なんて3人とかなのに、本当にいいのか???