引用無しで。メモ程度に書きつけます。


北朝鮮、あっさり弾道ミサイル打ち上げよった。タイミング的には中国への当て付けか?
でも、中国が幕引きを図っていたのに、このタイミングで燃料追加???

中国、以前から気合をいれて推進している一帯一路構想をめぐる首脳会議をにぎにぎしく開催。北朝鮮と韓国からも要職者を招いたが、その北朝鮮がミサイル発射。なんと噛み合わないことか。
中国の北朝鮮経済制裁が続くか?むしろ強化されるか?割と目が離せない。

アメリカ、いま原子力空母カールビンソンはどこに居るんだろう?日本海に派遣したと言っていたが。トランプはロシアの選挙介入疑惑からの流れでFBI長官のコミーを解任し、その正当化にてんやわんやに見える。
なお、フィリピンの独裁者・ドゥテルテ大統領を突然ホワイトハウスに招待すると言って、ドゥテルテに「忙しいから行けないかも」とか言われたらしい。マジか。
一貫性・計画性なさすぎて衝撃が止まらない。当面、北朝鮮の事はトランプの視界から消えているんじゃないかと疑っているのだが、それほど行き当たりばったりなら、次にふとトランプの意識が朝鮮半島に向いた時、突然攻撃指示を出したり、しないか、どうか。シリアでは、突然やったからなぁ…作戦提案は、事前にあったのだろうけれども。

ヨーロッパはオランダ、フランスと選挙で注目されていた極右政党が「トランプに続け」の逆転勝利をし損なう事例が蓄積中。割と安定感がある。イギリスのEU離脱は、既に決まっちゃったし、もちろん話し合いがこじれるリスクや、イギリス国内政治に波乱とかがあり得ないわけではないが、そう大きなリスクとは認識されていないのかな。

というわけで、トランプがカオスの源であり続ける、2017年半ば。
一時は核戦争の危機すら囁かれた北朝鮮、および朝鮮半島情勢。ミサイル発射やら核実験準備やら大規模実弾訓練やらアメリカ原子力空母カール・ビンソンやら。いろんな話題がありましたな。が、それもここ数日は静かなもの。ありがたい事に、半島危機は不発に終わったか。

そんな矢先、中朝韓蜜月、みたいなニュースが飛び込んできた

なんと、北朝鮮が「一帯一路」サミットに ?!--文在寅効果か?
2017年5月11日(木)20時13分
遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)
Newsweek日本版


おい! 本当にこんな事が起きるのか!? という気分です。

ここまでの動きを乱暴におさらいしますと、

1.「アメリカは世界の警察ではない」と言い放ち、海外の紛争や政治的混乱への介入に消極的な姿勢を示して大統領に就任したトランプ氏が、態度を翻して北朝鮮問題に言及し始める。

2.トランプ政権、「ロシアとアサド政権に任せたらいい」と言い放っていたシリアで、アサド政権軍が化学兵器を使ったという疑惑が浮上してすぐにアサド政権軍の空軍施設に空爆。もっとも、この被害はすぐ復旧した模様。シリアで情勢が急激に逼迫する模様はない。なお、拙ブログ記事2017年4月世界情勢まとめにて、
アフガニスタンについて「MOABと呼ばれる超大型爆弾の初実践投入が話題になったが、それで何がどう変わったか、具体的な情報は伝わってこない。北朝鮮の話題にかき消された。」と書きましたが、後になってちゃんと伝わってきました。「幹部4人を含む戦闘員94人を殺害」だそうです。

アフガニスタンでISIS最高幹部を殺害 米軍との合同作戦で
2017年5月8日(月)16時05分


3.トランプ、シリア空爆の際には習近平と晩餐会中。一説によるとトランプはチョコレートケーキをつつきながら習近平に空爆の事実を告げ、不意打ちを食った習近平は、しばし固まった挙句にもう一度通訳してくれと通訳者に頼む狼狽っぷりとか。

トランプは習近平とチョコレートケーキを食べながらシリアを攻撃した
2017年4月13日(木)18時06分
ライアン・ボート(Newsweek日本版)

その前後に何が話し合われたのか不明ながら、このあと中国による北朝鮮ガチ制裁が始まる。これまで国連決議で北朝鮮経済制裁が決まっても、中国は抜け道を持っていて、北朝鮮の石炭を買ってやり、外貨を供給し続けていた。今回はそれを(しかも急に)絶った。

北朝鮮の貨物船、中国から引き返す 石炭荷下しできず?
2017年4月11日(火)15時55分
Newsweek日本版

4.トランプ政権の複数の閣僚が北朝鮮に対して軍事攻撃も含む選択肢を検討、と発言し始める。原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群(といっても編成がやや少ないように感じましたが……)を日本海に派遣する。
もっとも、この艦隊は一旦、北朝鮮近海に向かうと発表しながら、実はまったく見当はずれな位置にいて、我々を煙に巻いた。トランプ政権からは「連絡ミスによる誤報だった」と発表されているが、んなワケあるかい。どこかに「軍事衛星で空母の動きを追える中国やロシアから北朝鮮に情報が漏れるかどうか、空母にトリッキーな動きをさせて確認したのではないか」という論説を見まして。それが一番納得のいく説明のように思いますが。(残念ながらソースは見つからず)

5.各国とも懸念を表明したり罵り合ったりしつつ、時間の経過とともに自体は寛解。


と、ここまで見ると、軍事云々は騒がれた割に何もなく(その方がいいんですけどね)むしろ目立つのは中国の姿勢変化と北朝鮮経済制裁。これはガチだった気がする。確かに中国と北朝鮮はバタバタしていた。
しかし、それが冒頭の記事です。結局、北朝鮮と経済交流か。

もっとも、市場経済に組み込むことで普通の国に変えていこう、というアイディアは良いと思うのです。経済が発展し、政治教育が整っていれば、その国は「マトモ」と言って良い国になる。しかし、中国が手を差し伸べて展開される、北朝鮮の市場経済化。それは一つには過去すでに起きたことだし、今回北朝鮮の動きが良くも悪くも変わった要因である「中国のプレッシャー」が撤回されて、これはつまり、元鞘ではないのか。トランプ政権もロシアとの関係疑惑でバタバタしている感じだし……

トランプ政権による、FBI(連邦捜査局)のコミー長官の解任劇はかなり急の動きだったようで。
基本的に巷で言われている通りなんだと思います。いよいよ世紀のスキャンダルが暴露されるのか?
以下の記事、非常に辛辣な事を書いています。


シリアの真の問題は化学兵器ではない
2017年5月2日(火)00時30分
ポール・D・ミラー(クレメンツ国家安全保障センター副所長)

化学兵器は製造と安全な保管にコストがかかるが、特別に有用でもない。だからこそ、冷戦終結後に主要国はあっさりと全面的に禁止したのだ。

化学兵器は、騒がれるほど兵器として優秀ではないから、大国は放棄することに同意した。もっと兵器として優秀……つまり、金をかけずに大勢の人間を殺せる……な武器は、大国が手放そうとせず、従っていつまでたっても全面禁止はされない。核兵器が良い例ですね。
前半の「化学兵器は有用ではない」という指摘は、意外でした。後半の「だから主要国が全面禁止した」という指摘は、皮肉でした。

なお、記事の本旨は「兵器の種類は問題ではなく、殺害行為そのもの、特に民間人の殺害そのものが問題だ」という、ごくまっとうな指摘。まったくその通りです。トランプ大統領は、正直、シリアの人道状況には興味がないのでしょう。人権無視の虐殺行為は、恐らく今も続いている。再度、上記記事から引用します。


今の米政府の「信条」は、化学兵器さえ使わなければ、独裁者が自国民をいくら殺害しても罰を受けないという意味になりかねない。汚くない紳士的な殺害行為なら、存分にジェノサイド(大量虐殺)をして構わないと言っているようなものだ。

紳士的な殺害行為などというものが本当に存在すると思う人は、戦争映画の見過ぎであり、道徳に鈍感なだけだ。ドワイト・アイゼンハワー元米大統領は、「私は戦争が嫌いだ。私は戦争を生き延びた兵士として、その残虐さと無益さと愚かさを知っている」と言った。

戦争は常に野蛮で不快極まりないものだ。正義の戦いだとしても。