標題の件。私の周りの友人にも、ネット上にも「投票率は低いだろう」という下馬評が聞かれるんですが、いや、ふつーに高いでしょう。
それはネット上での盛り上がり方の印象から言ってもそうなんだけど、それだけではない。電車に乗っても週刊誌の見出しが政治を扱っていて、それを熱心に見ているオジサンとかがいて。

小池百合子の圧倒的な悪印象が時を追うごとに広まっていて、安倍晋三首相の振る舞い、菅官房長官や麻生副首相をはじめとする安倍政権全体の傲慢でコントロールの甘い様子には以前から関心が集まっていた。モリカケ、即ち森友学園、加計学園の問題は盛大に報道されていた(他の話題が等閑すぎでは?と気になるくらいだ)し、政治への注目は間違いなく集まっていて、あとは投票によって、この状況をジャッジできる、という実感を掴めれば、投票率は上がるでしょう。上がってほしい、と個人的には期待しています。私はコーヒーパーティー。珈琲党員。フランスの革命史にロマンを感じる者であり、ティーパーティー運動に反対する自由主義者なのだ。

枝野の立憲民主党の存在が、テレビや週刊誌に広まらないと、最後の鍵である「投票によって、この状況をジャッジできる、という実感」が明確にならない場合に、「アホらし」と棄権が増える恐れがあろうか。

しかし立民と共産、社民の共闘は楽しそうだ。
まぁ、社民とか私は頭の悪い劣化左翼に見えて嫌いだが。共産党も、冷静に考えれば、差別を正しく批判するに留まらず、中国や韓国の反日扇動政策に適切に対抗するのまで反対しそうではある。だから、果たしてこの気分に乗って支持していいのか、という考えはあるし、それを言えば立民にも、あの「イラ菅」菅直人元総理が入っているから、やっぱり理想色ではないのだが。

でも、今回は枝野に賭けてみたいなぁ。
実に選挙が待ち遠しい。多くの人が少しでもしっかり政治を見つめ直す選挙になってほしいものだ。
2017年秋、安倍晋三首相が突如言い出した衆院解散総選挙。小池百合子が新党「希望の党」を結成し、野党第一党だった民進党を切り崩して(というか民進党・前原誠司代表自ら進んでの武装解除をさせて)もう右翼政党でないのは共産党くらい、腐りきった安倍自民の右翼か、核武装を公言する小池百合子の極右政党か、という絶望の二択となりそうな情勢だった。

が、枝野が新党を立ち上げて、ちょっとしたムーブメントになっている感じがする。これは、滅多に見ないような気持ちの良い政治事件を目撃できるかも知れない。それは、例えばオバマが黒人初の大統領になった時のような。(実はオバマ政権は評価が難しいらしい。結果的にトランプが政権を取る結果が待っていた8年間でもあり。)

まぁ、左寄りの人たちが中道〜左のアクションに対して盛り上がるのはいつもの事で、その盛り上がり方の内輪っぽさが、また中道をシラケさせる原因だったと思うのですが。
だが、今回は、左派の人たちの盛り上がり方が違う。また、左だけでなく、幅広い層の求心力を集めている感じがする。

そもそも、右派でないカリスマ政治家なんて、当方、生まれてこのかた見た事がない。枝野は東日本大震災の時にカリスマになった。菅直人首相がトンチンカンな行動をとる間、枝野はテレビに露出して国民に語りかけ、政権幹部としての仕事を理解していることを示し、ネット上で「枝野総理!」という名声を勝ち取った。
もっとも、福島第一原発の事故後の安全性についての発言を原発反対派に突っ込まれている様子が散見されるが、私は原発事故はもっと冷静に見るべきだったと思っているので、私個人の評価としては、この件でも枝野に特段のマイナス評価は着かない。
いや、実は枝野が特別優れた政治家だと思っているわけではないし、従ってこれからの年単位の展開にそう強い期待を持っているわけでもないのだが。
しかし、ともかく、こうして3.11のカリスマが政治のステージ中央に現れた。枝野が政治家として才能があるかは、私には分からないが、人間として安定感があるのは分かる。それがひどく頼もしく見える。

腐った安倍政権が崩壊し、リベラル支持者たちが政治のあり方に希望を取り戻せる風景を見られたなら、たとえその後に再び失望が待っていても、当座、良いものを見られたと言えそうだ。選挙が楽しみになってきた。

小池百合子は見るも無残に敗れ去るかも知れない。慢心が過ぎたか、あるいは都政で批判を浴びて、メンタルが崩れたのだろう。メディアに自らのイメージを壊すような露出をし過ぎたし、どうやら敵も作り過ぎたのか、各方面から小池百合子にダメージを与えるような報道が出てくる。
興味深かったのが、先日電車に乗った時。席が全て埋まって、ちらほらと吊革に掴まる乗客がいる、という時間帯だったが、車内に入って、何か異様な感じを覚えた。複数の人が真剣な目で、天井を見上げている。視線の先には、週刊文春だったか。小池百合子を批判した誌面の中吊り広告が出ていた。
小池百合子は、東京都知事選に立候補したあたりから、既にリテラシーのある人間なら誰でも、その異様さが分かる存在だった。(政治に関心を持っている人なら、第一次安倍内閣の頃から分かっていたのだろうか)その小池百合子が異常に強かったのは、一つにはライバルとなる政治勢力が弱るタイミングを見るのが的確で、「敵を作って血祭りにあげて自分を正義のヒーローとして演出する」という戦術が得意なためだ。それで、表面的な印象のみで判断する層の分厚い支持を受けていた。目先の金銭や、不倫などのスキャンダルがほとんどイメージできない堅い印象も武器か。
しかし、こうして週刊誌を敵に回し、またスポーツ新聞には「女ヒトラー」と書き立てられ(わざわざ「女」とつけるあたりは何とも品がないが…それは別の問題として)こうして電車内など、不特定多数の目に留まる部分で攻撃され、それが人目を引いている。恐らく、今まで政治についての情報に関心を持たなかった層が、関心を向けている。これは風が吹くだろう。

小池百合子は、足元から離反者も出ている。ひょっとすると政治生命はあと数週間かも知れない。

安倍政権の批判記事も、一時は政権を批判すると政権から圧力をかけられるというので萎縮している報道機関も多かったように思うが、今は様々な報道機関が様々な形の安倍政権批判を報道し始めている。安倍内閣崩壊も見られそうな気がしている。

まずは立憲民主党が野党第一党となり、共産党が票を伸ばして、自民は大敗北するも第一党の地位は守り、公明党や、場合によっては維新と希望(小池百合子の権威が失墜すれば、残党に過ぎなくなるが)あたりと連立したり吸収したりして、首相をすげ替えて組閣、立憲民主党と共産党の追撃を受ける、という形になるか。

自民がどれくらい議席を減らすか、が楽しみだ。
アメリカと北朝鮮がきな臭く、ロシアのプーチンも中国の習近平も油断ならない、国内問題も待った無しの現状ではあるが、政策自体はそう奇抜でなくて良い。あまり明からさまに腐っていない政治、透明性のある政治を実現してほしい。

政策については、何がどうなるかわからないが、とりあえず少子化だけは何とかしなければならないだろう。だが、これはカネをばら撒くくらいでは解決しないだろう。かなり思い切った子供手当てと、医療の進歩のダブルなら、少し問題を解決するかも知れない。

取り敢えず、目前の選挙から目が離せない。
こんなに酷い状況が生じるとは考えもしなかった。日本の政治は、本当に危機に瀕していると思う。戦後最悪の危機じゃないか。

この流れだと、恐らく、日本は自由や平等の無い国になる。中国やロシアと同レベルになるかも知れない。トランプが大統領になったアメリカより、とっくに、はるかに、悪くなっていたようだ。

そんなバカな、と思うだろうか?
今日のニュースを理解してから判断してほしい。

民進党が瓦解し、小池百合子の「希望」に合流しようとしている。全員は合流しないだろう(と期待している…)が、残りの一部は自民党、維新、あるいは小沢一郎の自由党に入るだろう。私はこの連中にも期待しないから、期待できる人間は本当に少ない。
これで政権を狙える政党は自民党(及び連立している公明党)と小池百合子の「希望」しか無くなるだろう。

自民党は、安倍晋三首相も、菅義偉官房長官も、麻生太郎副首相も、全員が民主主義をバカにしているとしか思われない。明らかに都合の悪いことを追及されないように逃げており、それで逃げ切れる可能性があると思っている。ジャーナリスト達に質問の機会を与えず、野党が国会でスキャンダルを追求する機会も与えない。それが許されると思っている。
なお、政策など二の次である。これも酷い話だが、この点は前からであって、とうに期待するのを止めてしまったので改めて書かない。

小池百合子の「希望」は、恐らくもっと酷い。小池百合子は「都民ファースト」やら「希望の党」やらと政党を立ち上げているが、その政党に参加している関係者すら、政党のトップを決めるような重要な事案に関与できず、またジャーナリズムに失言を取り上げられないよう、発言自体を禁じられているらしい。が、そもそも民主主義とは、政治家も含めて個々人が自由な個人として、各自考え、自由に議論した上で繰り広げられるものである。党員がジャーナリストとやり取りすることを禁じ、統制するのは民主主義ではない。これは全体主義そのものだ。戦時中の日本や、ナチスドイツと同じだ。いや、それよりもひどいかも知れない。戦時中の日本で、東條英機が軍幹部の発言をコントロールしていたイメージはない。小池百合子のやり方は、むしろ北朝鮮や、ポルポトのカンボジアを連想させる。小池百合子は国民を飢餓に追いやり、あるいは積極的に虐殺した20世紀の独裁者達と似ている。

左翼の人たちは、1990年代の末からずっと、自民党が戦前回帰しようとしている、と騒いできた。が、今の私の感覚では、それは甘い考えだったように思う。いま私が感じているのは、日本は戦前に戻るより、もっとひどい状況に向かっているという感覚だ。安倍が勝ったら、日本は中国かロシア並みになる。小池百合子が勝てば、日本は北朝鮮になる。


一応確認するが、現在、衆議院に議席を有する政党と議席数は以下の通り。

・自由民主党(287)
・民進党(87)
・公明党(35)
・日本共産党(21)
・日本維新の会(15)
・自由党(2)
・社会民主党(2)

今回の解散総選挙で、民進党が消滅し、小池百合子の「希望」がここに食い込んでくる。

既に述べた通り、自民党と公明党の連立した現政権は民主主義をバカにしているとしか思われず、こんな連中を勝たせてつけ上らせたら、日本は腐敗を糾弾できない国、中国・ロシア並の国になる。

小池百合子の「希望」は、それよりひどい。北朝鮮レベル。

この中では、リベラル派の人間として期待できるのは日本共産党くらいだと思う。山尾志桜里が共産党のサポートを受けるというニュースがツイッターで流れてきた(ソースは未確認)個人的にはこの動きは歓迎できる。山尾志桜里は不倫疑惑で沈んだ感があるが、今や不倫など何ほどのことでもない。
が、そもそも共産党はあらゆる意味で、この流れを止めるには力が無さすぎる。

維新の会は存在意義が分からない。自民党と同じ穴の狢だろう。
自由党と社民党は規模の点でも注目のされ方にしても、既に存在しないも同然だ。


リベラルが(頼りない共産党を除けば)まったく存在しないのだ。そしてほぼ二大政党状態だが、その二大政党が「ロ中vs北朝鮮」といった状況なのだ。

絶望が深すぎて笑うしかない。
若い人たちにはすまないが、私は日本を脱出する検討をしようかと思っている。


民主主義が瓦解するまで、あと防壁は頼りないのが一枚だけという状況だろう。私は政治については素人だし、こんな誰もみないブログに意見を書いても何の意味もないのだが、まぁ吐き出さずにはいられない危機感というか不安感というか吐き気というか。

一応、民主主義を防衛する最後の防壁が、今回の総選挙で以下のような流れが起きる可能性、だと私は見ている。

マトモな説明すらしない安倍晋三と、都政を政局の具にして弄んだ小池百合子の双方が有権者からそっぽを向かれて大失速、保守のコア票を安倍と小池のバトルに持ち去られた維新は衰亡、公明党と共産党がリベラル票と浮動票を糾合して快進撃、自民党は第一党の座を守ったものの過半数割れし、安倍晋三が党首を辞任、公明党の発言権が増す中で自民党内の別会派が主導権を握り、存在感を高めた共産党の追求を受ける…

もっとも、創価学会という宗教団体をバックに持つ公明党が党勢を拡大するのは気持ちがよくない。それに、共産党はやはり政権運営能力が絶望的だ。(ついでに言えば、これだけアラが見える安倍政権をのさばらせている時点で、悪政を追求する能力も乏しい)

とにかく、マトモな政治勢力が存在しない。安倍晋三と小池百合子の政局になるのだろう。

極右vs極右の二大政党。
「日本を取り戻す」vs「日本をリセット」

いま地獄の釜が開こうとしている、という感じがする。手遅れという感じもするが、書かずにいられない。
若い人たちには、本当にスマンと思う。