こんなに酷い状況が生じるとは考えもしなかった。日本の政治は、本当に危機に瀕していると思う。戦後最悪の危機じゃないか。
この流れだと、恐らく、日本は自由や平等の無い国になる。中国やロシアと同レベルになるかも知れない。トランプが大統領になったアメリカより、とっくに、はるかに、悪くなっていたようだ。
そんなバカな、と思うだろうか?
今日のニュースを理解してから判断してほしい。
民進党が瓦解し、小池百合子の「希望」に合流しようとしている。全員は合流しないだろう(と期待している…)が、残りの一部は自民党、維新、あるいは小沢一郎の自由党に入るだろう。私はこの連中にも期待しないから、期待できる人間は本当に少ない。
これで政権を狙える政党は自民党(及び連立している公明党)と小池百合子の「希望」しか無くなるだろう。
自民党は、安倍晋三首相も、菅義偉官房長官も、麻生太郎副首相も、全員が民主主義をバカにしているとしか思われない。明らかに都合の悪いことを追及されないように逃げており、それで逃げ切れる可能性があると思っている。ジャーナリスト達に質問の機会を与えず、野党が国会でスキャンダルを追求する機会も与えない。それが許されると思っている。
なお、政策など二の次である。これも酷い話だが、この点は前からであって、とうに期待するのを止めてしまったので改めて書かない。
小池百合子の「希望」は、恐らくもっと酷い。小池百合子は「都民ファースト」やら「希望の党」やらと政党を立ち上げているが、その政党に参加している関係者すら、政党のトップを決めるような重要な事案に関与できず、またジャーナリズムに失言を取り上げられないよう、発言自体を禁じられているらしい。が、そもそも民主主義とは、政治家も含めて個々人が自由な個人として、各自考え、自由に議論した上で繰り広げられるものである。党員がジャーナリストとやり取りすることを禁じ、統制するのは民主主義ではない。これは全体主義そのものだ。戦時中の日本や、ナチスドイツと同じだ。いや、それよりもひどいかも知れない。戦時中の日本で、東條英機が軍幹部の発言をコントロールしていたイメージはない。小池百合子のやり方は、むしろ北朝鮮や、ポルポトのカンボジアを連想させる。小池百合子は国民を飢餓に追いやり、あるいは積極的に虐殺した20世紀の独裁者達と似ている。
左翼の人たちは、1990年代の末からずっと、自民党が戦前回帰しようとしている、と騒いできた。が、今の私の感覚では、それは甘い考えだったように思う。いま私が感じているのは、日本は戦前に戻るより、もっとひどい状況に向かっているという感覚だ。安倍が勝ったら、日本は中国かロシア並みになる。小池百合子が勝てば、日本は北朝鮮になる。
一応確認するが、現在、衆議院に議席を有する政党と議席数は以下の通り。
・自由民主党(287)
・民進党(87)
・公明党(35)
・日本共産党(21)
・日本維新の会(15)
・自由党(2)
・社会民主党(2)
今回の解散総選挙で、民進党が消滅し、小池百合子の「希望」がここに食い込んでくる。
既に述べた通り、自民党と公明党の連立した現政権は民主主義をバカにしているとしか思われず、こんな連中を勝たせてつけ上らせたら、日本は腐敗を糾弾できない国、中国・ロシア並の国になる。
小池百合子の「希望」は、それよりひどい。北朝鮮レベル。
この中では、リベラル派の人間として期待できるのは日本共産党くらいだと思う。山尾志桜里が共産党のサポートを受けるというニュースがツイッターで流れてきた(ソースは未確認)個人的にはこの動きは歓迎できる。山尾志桜里は不倫疑惑で沈んだ感があるが、今や不倫など何ほどのことでもない。
が、そもそも共産党はあらゆる意味で、この流れを止めるには力が無さすぎる。
維新の会は存在意義が分からない。自民党と同じ穴の狢だろう。
自由党と社民党は規模の点でも注目のされ方にしても、既に存在しないも同然だ。
リベラルが(頼りない共産党を除けば)まったく存在しないのだ。そしてほぼ二大政党状態だが、その二大政党が「ロ中vs北朝鮮」といった状況なのだ。
絶望が深すぎて笑うしかない。
若い人たちにはすまないが、私は日本を脱出する検討をしようかと思っている。
民主主義が瓦解するまで、あと防壁は頼りないのが一枚だけという状況だろう。私は政治については素人だし、こんな誰もみないブログに意見を書いても何の意味もないのだが、まぁ吐き出さずにはいられない危機感というか不安感というか吐き気というか。
一応、民主主義を防衛する最後の防壁が、今回の総選挙で以下のような流れが起きる可能性、だと私は見ている。
マトモな説明すらしない安倍晋三と、都政を政局の具にして弄んだ小池百合子の双方が有権者からそっぽを向かれて大失速、保守のコア票を安倍と小池のバトルに持ち去られた維新は衰亡、公明党と共産党がリベラル票と浮動票を糾合して快進撃、自民党は第一党の座を守ったものの過半数割れし、安倍晋三が党首を辞任、公明党の発言権が増す中で自民党内の別会派が主導権を握り、存在感を高めた共産党の追求を受ける…
もっとも、創価学会という宗教団体をバックに持つ公明党が党勢を拡大するのは気持ちがよくない。それに、共産党はやはり政権運営能力が絶望的だ。(ついでに言えば、これだけアラが見える安倍政権をのさばらせている時点で、悪政を追求する能力も乏しい)
とにかく、マトモな政治勢力が存在しない。安倍晋三と小池百合子の政局になるのだろう。
極右vs極右の二大政党。
「日本を取り戻す」vs「日本をリセット」
いま地獄の釜が開こうとしている、という感じがする。手遅れという感じもするが、書かずにいられない。
若い人たちには、本当にスマンと思う。