「まだ足りない」心のつぶやきが見せる現実に振り回されない。 | 20代の引きこもりを解決!  “人生どん底”から抜け出す  親子のリスタート実践プログラム

20代の引きこもりを解決!  “人生どん底”から抜け出す  親子のリスタート実践プログラム

今からでも遅くはありません。最悪な関係になっていたとしても、親が子どもを信頼するための心の在り方を知り、具体的な方法「聞くこと」を実践していくことで、安心感を持って子どもの将来を信じて見守ることができます。

おはようございます、安藤ひさこです。

 
昨日のセッションにきてくださったAさん。
 
5回の継続セッションの最終回でした。
 
「瞬間的に怒ることは減りました。
 
ちょっと待てよと立ち止まって考えることができるようになり、娘との関係もより良い感じだなって実感しています。
 
怒りをコントロールできるようになったなと思えます。」
 
 
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Aさんはとてもまじめな方です。
 
ご自身でも「どうしてこんなに真面目に考えてしまうのだろう・・・」
 
そう感じているそうです。
 
そのAさんの心のつぶやきが見える出来事がありました。
 
 
お子さんが少し困っていることがあり、担任の先生に電話をかけたときのエピソードをお話くださいました。
 
 
「先生に電話する前に、何を話すか全部書き出し、どう話すか繰り返し練習をしました。
 
そして先生に電話をしました。
 
・事実を確認したいこと。
 
・先生を責めているのではないこと。
 
・先生と問題を共有し、より良い方向にいくように協力したいこと。
 
そんな内容で話をしました。
 
先生はとても良く対応してくれました。
 
それなのに、電話を切った後、本当に電話してよかったんだろうか?
 
私の言い方に間違いはなかっただろうか?
 
先生を責めている言い方ではなかっただろうか?

先生はどう受け取っただろう?
 
それが気になって気になって、もう一度自分が先生にどう話したかを自分で再現しました。
 
夫が帰宅して、電話しちゃったよと話し、夫が『良かったんじゃない?』そう言ってくれてやっと
 
『そうだよね、私はこれでよかったんだよね』と思えました。
 
いつもこんな感じです。
 
最終的には自分のやったことを良かったんだよねと思えるのですが、いつも『これで良かったのか?』としばらくモヤモヤするのがいやで・・・。
 
 
そんなAさんがシートに取り組んで見えてきた心のつぶやきは
 
「まだ足りない。」
 
自分にも他者へも常にこのつぶやきが出てきます。
 
「もっとできるんじゃないか?」「努力が足りないんじゃないか?」
 
夫や子どもを責めるだけではなく、自分に対してもその厳しい目で見ています。
 
だから誰かに「いいよ」と言ってもらうまで安心できずにいました。
 
 
そのAさんのこころのつぶやきは、妹さんとのことも影響していました。
 
高校まで一緒だった妹さんは、Aさんよりも色々器用にこなし、優秀な人。
 
Aさんは「自分がやってきたことを、いつも後から入ってきた妹が全部上書きしていく・・・。」と感じていました。
 
だからいつの間にか何をやっても
 
「もっとできることがあったんじゃないか?」「まだ足りないことがあるんじゃないか?」
 
そう心でつぶやくようになりました。
 
 
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より良い方向に向いて生きたい!そう願うAさんの気持ちはとても素敵ですよね。
 
ただ自分を責めたり、見張っているととてもしんどい。
 
そこにハマって自分を責めて不安に翻弄されない生き方をするには何ができるか?
 
今できる具体的なことを一緒に考えました。
 
 
心のつぶやきが、その人の見る現実を作っています。
 
誰が見てもAさんの対応は良かったよなと思えるくらい、言葉を選び丁寧に先生にお話されています。
 
にもかかわらず、Aさんの心はいつも足りないという不満足や不安の中にいる。
 
そうするとAさんが見ているものはいつも足りない自分という現実になってしまいます。
 
「今、ここにいる自分ではいけない」「そのままの自分ではいけない」
 
現実は常にそうなってしまうのです。
 
そのままの私でOK。
 
今できることはやった。
 
何かあれば、また向き合うことのできる自分である。
 
そう思えたら、もっと楽になりますよね。
 
 
Aさんのこころのつぶやきが悪いわけではなのです。
 
いつもの心のつぶやきは、いつもの関わりのパターンだけを見せてくれるだけでなく、その人が願うあり方に気づくきっかけでもあります。

Aさんには「もっとできたことはないたろうか?」という主体的な願いがあります。

それが彼女の強い力となるものです。
 
大切にしたい思いがあるからこそ、わかっているのにやめられないのです。
 
その本当に大切にしたい思いに素直に生きられるよう、いつものパターンにハマっていく入口の怒りをちょっと止めてみる。
 
繰り返すほどに怒りをコントロールして、主体的に生きる自分へと変わっていきます。