帰れない男〜慰留と斡旋の攻防〜@シアタードラマシティ | ヘルシンキの蒼い空

ヘルシンキの蒼い空

冬が長く太陽を見る時間がとても短いフィンランドだけど
晴れた夏の日の青空は他の場所では見ることができない深く澄んだ蒼さ
今でも夢に出てきます


招かれた屋敷にて帰り方も忘れて滞在し続ける男。引き留める代わりに目で共謀を訴えかける若い女。度々留守にして男と妻の時間を作る屋敷の主人。遠くの宴を呆れるほど長い廊下を背にした幻想譚。(作品HPより)


勝手に現代が舞台かと思っていたら明治か大正の時代だった。どうやら男は有名な作家で、自分の親友か世話になった人が自分の妻に想いを寄せたことから家に帰れなくなったらしい。早く家に戻ってこいと説得しに屋敷にやってくる友人も男の妻が好きらしい。奥さん、モテモテ。屋敷の主人は歳の離れた若い妻が、浮気していないのに浮気していて欲しい?妙なニュアンスで男に応対する。ま、そんな感じで話の筋はわかるのだが、結局最後はどうなったんだ?と分からないまま幕が降り、さて、何を観ていたんだろうという気持ちになった。