リボルバーリリー | ヘルシンキの蒼い空

ヘルシンキの蒼い空

冬が長く太陽を見る時間がとても短いフィンランドだけど
晴れた夏の日の青空は他の場所では見ることができない深く澄んだ蒼さ
今でも夢に出てきます


原作の小説は未読。アクションができる綾瀬はるかのスパイものと言うことで期待して観てみた。

時代が大正末期ということで衣装も素敵で、その素敵な白い衣装を真っ赤な血で染めるところあたり、画としてはゾクゾクするところはあったが、ストーリーはいまひとつ。原作ではどう描かれていたかわからないが、主役の百合をめぐる登場人物の描き方が浅くて、長谷川博己以外の人物は魅力的に感じなかったのは映画としては残念。映画という尺におさめるのが難しい題材だったのかもしれない。