お茶漬け?みたいな南インドの定食 | ビンボーおやじの腎不全と透析と心房細動

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 スパイス祭り

 

凝ったカレーを作ろうと、スパイスを買いそろえる。

調理しながら、スパイスをちょっとずつ加えて、味見する。

 

「う~~ん、もうちょっと酸味が欲しいな」

「もう少しだけ辛いほうが美味しいよね」

「コクが足りないなぁ、ダシになるようなもの入れないと」

 

やっているうちに、味覚が混乱してだんだん味が分からなくなってくる。

とてもスパイスが効いている気がするけれどさ・・

 

スパイス祭り状態になる

 

その時点で妥協。

スパイスは入れすぎると、「引く」ことが出来ない

カレー作りでよくやっちゃうんだ。

 

 南インドの定食

 

先日、久々に南インド料理の定食(ミールス)を食べた。

以前、記事にもしたのだけれどね。

この「定食」は、ともあれたくさんの小皿がつく。

 

この小皿をすべてカレーと呼んでいいのか分からないけれど、全部スパイシーな味。

 

でも、スパイスがきつく効いているという感じより、ひとつひとつスパイス各種を使い分けている。

油がさほど使われていないので、さっぱりしている。

そして、いろいろな味のスープがあるということにも改めて気付いた。

 

それぞれにわずかな酸味があるのだけれど、全部違う酸味。

 

◇トマトの酸味

◇タマリンド(梅干しのような酸っぱさ)の酸味

◇ヨーグルトの酸味

◇酢の酸味

 

これだけある酸味を組み合わせる。

 

甘さは、

炒め玉ねぎ、各種野菜の甘み

ココナッツミルクの甘み

ご飯や穀類の甘み

柑橘の甘み

ギー(油)の甘み などなど

 

辛さは

唐辛子の辛さ

ショウガの辛さ

カラシの辛さ

それぞれスパイスの辛さ

とか

 

カレーというよりは、アジア料理というほうが良いのかな。

 

それぞれの小皿を少しづつ、中央のご飯に混ぜる。

 

ひとつの小皿を単独でスープのように味わったり、ご飯と混ぜて味わったり。

 

さらに、何種類かをご飯に混ぜて味わうことも。

 

調理済みの素材が小皿にあって、食べる時に、それを混ぜて調理する。

 

調理しつつ、食べる

 

だんだん 

いろいろな小皿が交錯して

各種甘さ、辛さ、酸っぱさがご飯と混ざりあうバトルが開始

 

カレーなのか、他の何かなのか、よくわからない味だ

 

わからないけれど、さらさら食べられる

 

この定食

絶品の味に仕上げるのは、食べるあなたの腕次第です、ということだ

 

 

アジア風お茶漬け

と考えても良いのか

 

追記:

書き忘れたけれど、カレーの小皿だけ、肉か野菜かを選べる。

他の小皿は、肉類は一切入っていないので

野菜カレーを選ぶと、この定食は、完全なベジタリアンの食事になる。

肉エキスがまったくない料理は、本当にとても美味しい