トランスジェンダーに対する誤解を生んでいるストローマン論法 | 平田真実のブログ

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南米パラグアイから昭和レシピチャンネルを発信する平田真実の個人的ブログ。
昔の思い出話、グルメ、格闘技、ペット、家族、教会、会社、放射能被曝問題のことまで徒然なるままに・・・何のブログだろう?と雑多過ぎる内容ですが、これが私です(笑)

トランスジェンダー、特にMTFと呼ばれる肉体的に男性で生まれた人が女性の心を持つ人たちの女性スペースを利用することに関することがネット上で問題になっています。
それについてとてもよく理解し、適格に当事者の代弁をしてくださっているインタビュー記事をまず紹介したいと思います。

 

 

 

 

特に後半は多くの方に読んでいただきたい内容です。
この問題について取り上げられる時、多くの場合目立つのは「当事者不在の議論」であるということ。
そして当事者に対するイメージを勝手に作り上げた批判がされているということ。
まずそこから誤解を解いていかないと、ストローマン論法(かかし論法)に嵌ってしまい、悪意がなかった人たちまで差別する側になって行きます。

 

 


「トランス女性が女性用スペースを使うべきかどうかの議論がされるとき、ほとんどの人がイメージしているトランス女性というのは、“心は女性だと言っている男性の見た目をした人”なんですね。」
「悪意を持って女性トイレや女湯に入る人たちは「トランス女性」ではありません。まったく別の人たちの話を持ち出していることに気づくべきです。」

と高井ゆと里さんは述べています。

ところが、ネットでトランスジェンダーについて否定的な意味で投稿、写真が紹介されるときたいていは髭を生やしていたり明らかにおじさんとわかる人が女装している姿のものが目立ちます。
ちなみに女性の心を持つMTFが髭を生やしたままにすることは、仕事など社会的事情がある場合を除いてまずあり得ません。
ウクライナ問題やワクチン問題で的確な発言をされ私もリスペクトする方たちの中に、それらを主導している支配者たちがLGBTQも推進していたり当事者たちであるとしてトランスジェンダーを馬鹿にしたような差別的発言を平気で行っているのを見ると大変残念ですし、心が痛みます。
そして、何よりもクリスチャンとして私が悲しいのはキリスト教会の中にも人権を無視侵害するような一部の人たちがいることです。

牧師でさえストローマン論法を用いてLGBTQに対する誤った情報を拡散しています。
それは過去に認知された誤った情報を更新できていないか、LGBTQに悪意を持つ人たちがストローマン論法によって作り上げたイメージに影響されているのだろうと思います。
LGBTQは性的犯罪者ではありませんし、性の乱れを鼓舞、助長するような人たちでもありません。
その一つの例としてエイズは同性愛に対する神の裁きであるといまだに信じ主張している人たちがいるということ。
これについては私が以前書いたことへのリンクを貼り、ここでは詳しく述べませんが、エイズが同性愛とは関係ないし、うつるような病気ではないことを調べればほかにもいろいろ検索で出てきますのでご自身で調べてみてください。

 

 

 

それを理解すれば如何に自分たちがある一部の人たちの人権を侵害し、恥ずかしい差別主義に陥っているのかに気がつくことでしょう。
トランスジェンダーとオートガイネフィリアの違いについても調べてみてください。
トランスジェンダーが良くてオートガイネフィリアが悪いという意味ではありません。
MTFとオートガイネフィリアは似ているように思えても性自認が前者は女性、後者は男性と異なるのに両者を同一視、混同することで、トランスジェンダー当事者を傷つけるような発言をしている人たちが多いのです。
そしてその誤解を確信を持って主張するので当事者たちは反論の機会も与えられず黙ることしかできなくなります。
無知が罪を産みます。
知らないことで人を傷つけてしまいます。
未知なものだから恐怖心も生まれます。
そしてより攻撃的になります。
当事者と会う機会があればよく話をしてみてください。
女性用スペースを悪意を持って利用しようとする一部の犯罪者とMTF当事者は違うこと、自分たちが批判していた対象と内容が的外れであったことに気がつかれることでしょう。