ほかにはない食感、柔らかくて口の中でとろけるクッピンというお肉 | 平田真実のブログ

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南米パラグアイから昭和レシピチャンネルを発信する平田真実の個人的ブログ。
昔の思い出話、グルメ、格闘技、ペット、家族、教会、会社、放射能被曝問題のことまで徒然なるままに・・・何のブログだろう?と雑多過ぎる内容ですが、これが私です(笑)

昨日は、昭和レシピチャンネルの撮影で久しぶりの野外撮影。

コブ牛のコブ(クッピン)を焼きました。

Cupín a la Parrilla というお料理です。

 

これまで自分で焼いて何回も食べたことのあるお肉ですが、YOUTUBE動画のためより最高の焼き上がりにしようと低温で時間をかけじっくり焼きました。

ところがこの日は朝から雨、天気予報では午後には晴れてまた夜降るということなので、その晴れている間に撮影を行おうと準備。

何もそんな日に撮影なんてと思いますが、これから季節は夏に向かいどんどん暑くなります。

そうなるとそれはそれで大変。

30度以下の涼しいうちにと、よし今日撮るぞと朝に思い立ったのです。

 

お天気は曇り空だったのでちょうど良いかと午後3時に撮影開始。

露出を決めてカメラを回し肉に味付けを始めました。

ところが急に太陽が雲の間から現れ、ふと気づくと画面が完全に白飛びしているではないですか。

もう調味料はつけてしまったし、今日はもう失敗かと落胆しつつもお肉を炭火に乗せた後、撮影データをチェックしたところ・・・。

 

太陽光が私の体で陰になって調味料をつけているところはうまく写っていました。

ラッキー、これでやる気が復活。

ところが、今度は雨がパラパラ降り始めました。

でもこれもキツネの嫁入り、すぐにやんでくれました。

焼き始めてから二時間になろうというとき、風が強くなり、雷の音が聞こえてきました。

これはやばい。

3時間焼いてからアルミホイルを外そうと思っていましたが、早めに仕上げようとアルミホイルを外して表面を直焼きしはじめました。

天気の様子をみながら40分以上、トータル3時間焼けるようにと持ちこたえました。

そして10分寝かせてからいよいよお肉を切るシーン。

太陽は雲に隠れ暗くなっていたので感度をアップして撮影。

味見もしましたが、これが最高!

切っていてもその柔らかさが包丁を持つ手に伝わってくるくらい、口に含むとじゅわっと肉汁が溶け出しほかの部位では味わえないクッピンならではの食感。

塩加減もばっちりでした。

ニンニクも10個くらい肉の中に埋め込んでいたのですが、溶けて肉と一体化して見つけられませんでした。

自家製サルサソースとレモンをつけても相性がばっちり。

撮影は無事終了。

 

美味しくみんなで夕食を味わった後、土砂降りの雷雨。

一晩中、降っていました。


既に約一年分の動画撮影が終わっていますので、この動画の公開は

ちょうど一年後になります。

来年、日本へ行くためストックを撮り貯めていっているのですが、来年の今頃は恐らく日本。

もうパラグアイの食材を使えなくなると思うと寂しい気持ちになります。

チャンネルではクッピンに始まって南米のお肉の様々な部位に合った調理法を2024年にかけて紹介していく予定です。

パラグアイにいる間に全部撮影を終わらせなければなりません。

昭和レシピチャンネル、焦らず長期計画で成長を考えています。

そのためあたためているアイデアを熟成させよりよい動画を作成できるようがんばっていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

追記)クッピンのお値段ですが、パラグアイではだいたい48000Gs/kgくらい、日本円にして約1000円/kgです。

牛肉の相場でいくと高くもなく安くもなく中間よりちょっとお高めレベルのお肉。

でも日本では通販を検索しても出て来ず、売っていないようなので、もしあればどんなお値段になることか?

ブラジル料理のシュラスコのお店に行けば食べられるのかなぁ?

 

ロシア海軍料理マカロニポフロツキ