境界性人格障害(BPD)について | 平田真実のブログ

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南米パラグアイから昭和レシピチャンネルを発信する平田真実の個人的ブログ。
昔の思い出話、グルメ、格闘技、ペット、家族、教会、会社、放射能被曝問題のことまで徒然なるままに・・・何のブログだろう?と雑多過ぎる内容ですが、これが私です(笑)

皆さんは、境界性人格障害(境界性パーソナリティー障害、略してBPD)という精神疾患名を聞いたことがあるでしょうか。
精神疾患にもいろいろ種類があります。

誰でも心に何かしらの傷を持っているものであり、精神的な病いに罹る罹らないというのは紙一重のようなところがあり、鬱なんて人生の中で誰でも一度は体験しているのではないかと思ったりもします。
私も子供の頃から熱が出て死にそうになる度、精神的に自分がおかしくなったのではと思うことしばしばありました。
つい最近ではデング熱に罹って治りかけの時に発症して、一時的に車の運転が怖くなりました。
というのは物事の判断をすることができなくなるからです。

例えば、妻から料理に砂糖もっと足そうかと質問されても答えられないのです。

答えられない自分が怖いから寝込んでしまいます。
車の運転では(パラグアイは右車線走行のため)特に対向車線の車を気をつけてタイミングを計らなければならない左折が出来なくなり、病院へ自分で運転していったとき家に戻れなくなりぐるぐる右折だけをしながらぐるっと遠回りしてやっと家に帰ってくることができたなんてことがありました。
体調の復帰と共に、それも治りましたが、そういう時って本人だけにしかわからない辛いものがありますね。


さて、この境界性人格障害というのも精神的疾患の一種ですが、ほかの疾病と混同されることが多く、実際には全人口0.7~4%の有病率で、ほとんどの人は年齢と共に治っていくと言われています。
しかも、この病いはほかの精神疾患と違って外面的にはわかりずらく、その人と深くかかわらなければほとんどの人は気がつきません。
その病に罹った人のターゲットにならなければまずわからないと言っても良いでしょう。
ですので、この病に罹った人と人生で遭遇したという人はなかなかいないのではないかと思います。
ところが一旦、関りをもってターゲットになったらそれはたいへんな事になります。
人間関係がことごとく壊され、社会生活が滅茶苦茶に破壊される危険があるからです。
私が境界性人格障害だろうと思われるAさんという人に初めて出会い、そのような体験をしたのは約9年前のことです。
それまでそういう病があることさえ知らず、どうしてそうなるのというくらい驚くことが続きました。
そしてそのことを専門的に研究している友人に相談したら、その病名と対策を教えてもらい、なんとか解決に至ったという苦くも貴重な体験でした。
Aさんを傷つけたくないのと私自身も対応が悪かったと思っているので、そのときの具体的なことを述べることは避けたいと思いますが、こちらの太田監督のブログをご覧になっていただければ何があったのかだいたいのことが想像できるかと思います。

 

 

このブログに行きついたのは、問題が解決した後、境界性人格障害について検索して調べたところ「朝日のあたる家」や最近では「乙女たちの沖縄戦」の映画を監督された太田隆文さんが詳しく具体例を挙げてブログにまとめられていたのを見つけ、ああなるほど、これだ!全部当てはまると納得したというわけです。

この疾病のターゲットは人のために何かしてあげようと思った人が引っかかりやすいようです。
だから牧師も必ず生涯に一度は直接ターゲットになったり、関わったことがあるはずです。
しかし気をつけなければならないのはそれがどんな疾病であるかを知らずに対応すると非常な危険が待ち受けているということです。
私もAさんに対する対応を誤ったためにかなりの人間関係にヒビが入るなど少なからぬ痛い目に遭い未だに精神的にも社会的にもそのときの傷を負っているので、ああもっと早く対応策を知っていたらと後悔しています。
その対応策というのは・・・。


ただ、無視すること。
 

これに尽きます。
最善の対応は関りを避け、突き放して遠く逃げるしかないのです。
どんなに心配で可哀そうと思っても情に負けてはいけません。
怒ってもいけません。
それを実践したことでそれまでがんじがらめでどうしたらこのもつれが解けるのだろうと困っていたものがあっと言う間にするするするっと解決していったのです。


そしてその約2年後、別のやはり境界性人格障害と思われるBさんと接する機会が訪れました。
このときはすぐに見抜くことができ既に対応法を心得ていたので私自身は大事に至りませんでしたが、Bさんを紹介してくれた私の先輩牧師やそのまわりの先生たちはみんな引っかかってしまっていました。
ネット上だけの関わりだったので、大きな被害は出ませんでしたが、リアルではないネット上だけの関係の牧師たちはBさんからの話にすっかり騙され私のその対応に批判をする人もいました。
先輩牧師はBさんの境界性人格障害を見抜くことはできませんでしたが、私との信頼関係が強かったので天に召されるその日までその関係が壊されることはありませんでした。


それ以外にもこれまで人間関係を壊す人には何人か出会っていますが、境界性人格障害とはまた違ったタイプでした。
趣味の世界でも、職場でも、教会でも、そして親友と思っていた人にも裏切られました。
悲しいことですけどね。
まあ仕方ありません。
世の中そういうものだと受け止めて、理解してくれるまわりの人と共に生きていくしかないのでしょう。
皆さんももしそういう人に出会ったら対応を誤らないように、見抜く目と対応策の知識をぜひ身につけておいてください。

 

 

 

 

視聴者からリクエストのあったチャーシュー丼3分クッキング