母にとってパラグアイで介護の良いとこ | 平田真実のブログ

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南米パラグアイから昭和レシピチャンネルを発信する平田真実の個人的ブログ。
昔の思い出話、グルメ、格闘技、ペット、家族、教会、会社、放射能被曝問題のことまで徒然なるままに・・・何のブログだろう?と雑多過ぎる内容ですが、これが私です(笑)

来月で96歳になる母。

実年齢はもう昨年11月になってるのですが、昔の人は出生届けが遅れたりして誕生日がズレています。

 

86歳でパラグアイに渡ってきて10年、これまで気づいた良かったことを述べてみたいと思います。

 

まず日本にいたときはご老人の行方不明の放送が町内放送でよく流れて来ましたが、パラグアイの都心の家はだいたい塀に囲まれてるのでそう簡単には外へ出られないようになっています。

そして敷地が広く庭もあるので散歩もできますし、日光浴もできます。

すべて敷地内で完結することができるので運動不足にもなりませんし、行方不明も防ぐことができます。

母がまだ自分で歩けた頃、ジムのために外門を開けていたときに歩いて出てしまったことがありましたが、ジム生がそれを見つけて連れてきてくれました。

ちなみに犬も散歩させる必要がなくすべて敷地内で飼うことが可能です。

奥行60mの敷居を猛スピードで走り回っています。

 

日本のようなデイサービスや介護施設がほとんどないのが不便と言えば不便ですが、本来、家族が面倒を見た方が良い面もたくさんあります。

例えば食事ですが、施設で食べるスピードがゆっくりすぎると時間がきたらもうさっさと片づけられるか、または先日話したような鼻から栄養物を流し入れたり、直接カテーテルで胃ろうにしてしまったりするみたいです。

でも、手間と時間さえ家族が犠牲を払えばゆっくり充分に食べさせることも可能です。

まあ、それは胃腸が丈夫で食べる意欲のある私の母の場合ですので、それぞれ胃ろうにしなくてはならない様々な事情はあると思いますが。

ちなみに私が歳とってそのような状態になったらボケてるので自分では判断できないでしょうけど、家族には胃ろうによる延命治療を拒否して欲しいと願っています。

食べる楽しみがなくなるくらいなら早く天国へ行きたいですね。

 

それからパラグアイの家はだいたい床がタイルで出来ているのでバリアフリー。

そのまま車椅子や歩行器も床を傷つけることなく使えますし、リハビリも楽。

今回の入院前までは、歩行器に補助付きながら一日に100~200歩くらいは歩いていました。

床を汚してしまった時でもすぐに掃除できます。

これが畳の部屋だったりしたらどんなに大変だろうかと思います。

 

あと気候も、日本の冬は寒いので体にあまりよくないですね。

台湾生まれの母は、南国の果物も食べられるし、パラグアイへ来てほんとうによかったと思います。

手術も日本なら高齢すぎて人工骨頭手術、そして今回の足の手術、やってもらえたかどうかわかりません。

いずれにしても日本にいたらたぶんここまで長生きは出来ていなかったでしょう。

 

あと、追加として食材が安いので美味しいものを作ってあげられること。

日本は野菜もお肉も高騰していると聞いています。

パラグアイも物価上昇率は高いですが、まだまだ日本より安いです。

 

将来的にはパラグアイにも家族の負担を和らげるデイサービスなどができたらなお良いなとは思いますが。

 

皆さんもぜひご両親の晩年の介護をパラグアイで検討してみてください。

 

 

 

 

 

 

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