経鼻栄養補給か口から食べさせるか医師と押し問答した結果 | 平田真実のブログ

平田真実のブログ

南米パラグアイから昭和レシピチャンネルを発信する平田真実の個人的ブログ。
昔の思い出話、グルメ、格闘技、ペット、家族、教会、会社、放射能被曝問題のことまで徒然なるままに・・・何のブログだろう?と雑多過ぎる内容ですが、これが私です(笑)

母は一昨日、無事に退院しました。

ご心配おかけしました。ありがとうございます。

手術は無事に終わり、その後の経過も順調です。

抗生剤を飲んで毎日消毒しなければなりません。

 

ところが、母は手術後、栄養失調になっているということで輸血を受けました。

さらに鼻から管を胃まで通し、そこから液体の栄養を摂る生活になってしまいました。

きっかけは、輸血を受けた翌日、検査をしたら血圧が200くらいになっていたので、降圧剤を点滴されたのですが。

すると意識が朦朧となり、飲み物も飲めない状態になってしまいました。

ストローを咥えても、ブクブク息を吐くだけで飲みません。

それで医師を呼んだのですが、その状態を見て口から食べることは無理と診断されたのでしょう。

お昼ご飯が出てきませんでした。

お昼頃には母は意識が戻っていたので飲み物を飲ませたりして食事が運ばれてくるのを待っていたのですがなかなか来ないので、催促をしたら、どうやら処置方針を変更していたようです。

鼻から管を通して栄養補給することになってしまいました。

私は、母は高齢なのだから口から食べることを忘れてしまったらいけないし入れ歯も長期間入れないとサイズが合わなくなってしまう、先ほどはああいう状態だったが今は口からでも食べることができるようになったから大丈夫と反対しました。

(新しく入れ歯を作ればと思われるかも知れませんが、もう痛いも痒いも話せなくなってしまった今の母にサイズ合ってるかとか聞きながら調整して入れ歯を作ることはほぼ不可能です。)

 

しかし、一旦診断された決断は覆されず栄養状態は危険な状態にあるから一時的な処置だということで経鼻栄養補給(経鼻経管栄養)を続けることになりました。

 

しかし、退院時に管をまだ外さないのでこれはどういうことかと尋ねたら、家に戻っても管を通して粉ミルクに薬などを溶かして一緒に与えて欲しいということでした。

 

私は、「いや、母は口から食べることができる。大丈夫だ。」と言ったのですが、医師がその場におらず看護婦さんしかいなかったので上からの指示通りの話しか聞いてくれませんでした。

仕方なく後で電話で医師と相談することになり家に戻ってきました。

 

そして処方された薬や粉ミルクを買って鼻から注射器を使って経鼻栄養補給してみました。

翌日、医師に電話が繋がらず一日4回、経鼻栄養補給で過ごしました。

そして今朝またミルクを準備して部屋に行って母を見たら自分で管を鼻から引っ張り出していました。

試しに口から注射器で与えようとしていた薬の入った混合ミルクをストローで飲ませてみたら咽ることもなく、飲み切りました。

なんだ、何のことはない、これなら大丈夫じゃないか。

 

やっぱり普段、見ている私たちの方が判断は正しいと感じました。

確かに経鼻栄養補給のほうが時間的には口から食べさせるより時間がかからずぜんぜん楽です。

固形食になると完食するまで2時間以上かかることもありますから。

でも、人間、ただ栄養を与えられて生きていればよいというわけではありません。

母は食べることが一つの生きがいですし、懐かしい美味しい食べ物をあげると元気になります。

 

 

栄養補給ミルクと通常の食べ物をペーストにしたものを交互に混ぜながらだんだん入れ歯も入れて慣らしていき固形食も食べさせていこうと思います。

ただ、今まで食事は与え過ぎたら胃に負担がかかりよくないと思って加減していたとこもあるので、胃からの吸収率が加齢で悪くなっていることを考慮、今後はなるべく栄養価の高いものをよく考えていつもより量を増やそうと思います。

 

 

昭和の時代の中華料理、仏手白菜

 

 

レストランの美味しさを再現、ペペロンチーノ

 

 

海軍さんのレシピよりフーカデン