こんな本、読んでます。 -11ページ目

こんな本、読んでます。

どれくらい本を読んでいるのか記録してみます。。

最高は☆5つです。

三島 由紀夫
春の雪

☆☆☆☆

公家の家で育ち、若くして優雅を身につけた松枝清顕と綾蔵聡子の悲恋の物語。

悲恋にしているのは、その身分の格差ではなく、清顕の恋愛に素直になれない性格のためなのだが

その設定がまた三島らしい。


この作品もまた精緻な風景描写が美しい。風景描写が心情を見事にあらわし、深い感動を呼ぶ。

私の個人的な感覚では、自分の性格のひねくれが原因で、恋が成就しないのに、

そのために悲劇のヒロインになろうとするような人間は理解できないのだが

それを押さえても感動が呼び起こされる作品だった。


いいお産がしたい

農文協編

☆☆


産婦人科医、助産婦さん、経産婦さん、バースコーディネータなど

いろいろな人の経験した、あるいは考える「いいお産」がたくさん書いてある。

基本的に自然分娩が一番という視点。


無痛分娩や計画分娩をした人の「いいお産」もあると思うのだが

そういうのも取り上げてあると平等な視点になるのにと

いつも思う。




お産って自然でなくっちゃね

吉村正

☆☆☆


愛知県で産婦を古家にいかせ、

マキ割りや掃除、かまどのご飯など昔ながらの家事労働に

いそしませることにより、安産に必要な体力と柔軟性をつけるという

活動をしている産科医の本。


昔はあたりまえだった自然分娩が確かに今では形を変えている。

会陰切開や陣痛促進剤の投与などが普通に行われる病院も少なくない。

体力をきちんとつけて体重管理を行っていれば

自然分娩ほど幸せで楽しいお産はないのかなと

自然に思える本であった。



本を読む女

林真理子

☆☆☆


林真理子さんのお母さんをモデルにしたという長編小説。

文学少女が昭和初期という激動の時代で

読書を心の支えに生き抜いていく姿を描いている。

いい意味で林真理子らしくない文学作品。


そして幕があがった

小山内三江子


真面目で評判のよい教師である大滝は、妻と3人の娘を残して

教え子の母親のもとへ走る。

突然信頼する夫に捨てられた妻と娘、

そして不倫相手の母親の葛藤。


昼のソープドラマにぴったりの物語で

小説として読むにはちと疲れる。

少なくとも箱根の温泉で緑とお湯につかりながら

のんびりとするようなシチュエーションには似合わなかった。。


青の時代

三島由紀夫

☆☆☆


以前、TVで光クラブの特集をみたことがあるが

その社長をモデルにした小説。

青年が詐欺にはまっていくその心理過程が面白い。

そして孤独でせつない。


暖簾

山崎豊子

☆☆☆☆


山崎豊子さんの処女作。

大阪は船場を舞台に、丁稚からたたき上げて苦労して昆布屋の暖簾を分けてもらった吾平と

戦乱の中暖簾を再興しようとする次男孝平の2代にわたる物語。


大阪商人の暖簾に対するこだわりと誇り、

昆布家業の奥深さ、

古き時代の大阪商人文化などが織り込まれており

非常に読み応えのある作品だった。

商人としてのモラルとか、伝統とはなにかとか

普段は何気なくみている暖簾に大きな意味があることに感動した。





村上 たかし, 村上 佳代
くう・ねる・そだつ
☆☆

妊娠、出産、乳児のお世話までを

マンガとエッセイでつづった本。

いろんな苦労や葛藤が楽しく読める。

夫婦二人での子育てはやはり煮詰まるようで

近所の人のサポートや赤ちゃん友達づくりなどは

必要なんだなあと思った。

内館 牧子
ひとりでいいの
☆☆

内館さんっぽい(あたりまえだけど)恋愛小説。長編。

大手商社勤務のまどかはミス丸の内に選ばれる美貌の持ち主。

まどか自身も美貌を武器とし打算的に振舞っていて、理想の条件を備える同僚をgetする。

そしてプロポーズされた直後、上司にほんとの恋をしてしまう。


まどかのような美人の気持はよく分からないけど

美貌を武器にして打算的に結婚をしようとする女性って

こんな人なんだろうなと一般的に想像される姿が描かれていて印象的。

そしてそれをやっかむ周りの人とか。


やはり仕事にいっても、それなりに自分に裁量のある仕事をしていないと

どうしても興味はプライベートなことになり

嫌なかなんじの職場になるんだろうなあと思う。


人生戦略会議
28歳からのリアル マネー編
☆☆

結構書店で平積みになっていた本だったので気になっていた。

なんてことはないお金の入門書。

本のデザインや文体はとっつきやすいのは確か。

28歳になったらもう少し専門的な本を読んでもいいのではないかと思う。

私だったら「22歳から~」にする。


一人で暮らしていくのだったら年収300万、

結婚して家庭をもつのだったら年収500万はあった方がいいというのが

本書の主張。

フリーターの人やフリーターに憧れる高校生(そんな人いるのか?)は

読んでわが身を振り返るのに最適かもしれない。