- 三島 由紀夫
- 潮騒
- ☆☆☆
三島の他の作品とは異彩を放つ作品。
主人公の漁夫が極めて誠実実直で、
他の作品にみられるような心の闇を持っていない。
素直な純愛小説として読める。
解説によるとギリシャの「ダフニスとクロエ」という古典から
題材をとっているそうだが、
日本の小島を舞台に島社会特有の文化をおりまぜながら
漁夫と海女の純愛を描いており
三島の静謐な文章が心にしみる。
昔の島/村社会がこのような純潔を保持していたかどうかは
ちょっと疑問だけど。。
この本も江東区教職員推薦なので、まあ触れないでおきましょう。