先週、私の思いっきりどうでもいい個人的な趣味の話をしてから一週間。


今日もまた思いっきり個人的な趣味のお話。
私、意外にも!?
歴女なんです。
踊り子の次は歴女と来るか?って

きっかけはこの本でした。
20代後半くらいだったかな。
何の気なしに本屋さんで手に取った「竜馬がゆく」
この本、文庫本で8冊。
読み終えるにはけっこうなボリュームがあります。
どれだけ続くかもわからないから、とりあえず一巻よんでみよって読み始めて、それから一気に8巻読み終えました。
読書にこんなに必死になったのも人生初。
本を読んで本気で感動したのも人生初の本でした。
坂本龍馬ってあなたもご存知ですか?
何をやったか具体的にわからなくても、名前くらいは聞いたことある歴史上の偉人じゃないかな。
でも、この人、ほんっとに面白いの。
有名な人、偉人、でくくれない面白い人。
今の時代に生きていてくれたら、今の時代でもとても新鮮な存在なんじゃないかな。
歴史の時間では、きっと「海援隊を作る。薩長同盟を成立させて、明治維新の立役者になる」と教えられると思います。
その通りなんだけど、、、
この人の面白いのは、それだけじゃない。
この本を読んでるとね、
そういう歴史をくつがえすようなことを、ひょうひょうと楽しそうにやってのけちゃう感じ。
もちろん、内面には信念があって行動しているんですよ。
でもね、めらめら燃えて、熱くなって・・・いくぜ~~!!って感じじゃなく、
ニコニコ笑って、さらっとやっちゃう。
自由ですごく広い視野で物事がみられる人。
殿様だ~、家来だ~とか
農民、町民・・・
そんなのどうでもいい。
いや、そういうのどうでもいいような世の中にしようと
誰にとっても住みやすい世の中に変えようと頑張った人。
8巻もある歴史小説。
たまには歴史上の流れを長々解説されるくだりもあって、ちょっと読むの疲れることもあるかも。
だけど、それよりも、坂本龍馬いったいこの後どうなる?って先が気になってどんどん読めてしまった長編小説でした。
歴史小説というとお堅いイメージで敬遠されやすいけれど、
読んでみたら読みやすい。
それで、これを読んでいて、私は当時(20代くらいね)とても勇気をもらいました。
神童とたたえられたわけでもない、子どものころから目立っていたわけでもない、
むしろ普通すぎた少年が、
ひょうひょうと世の中変えるまですごいことやっちゃた大人になっていくのが、
読んでてすごく面白くて、私でも何かできるかな~?っていう気分にしてくれたんです。
それで何ができたかっていうと・・・いまだに発展途上ですが、
この小説を読んで10年以上たった今になってようやく、、、
事の大小じゃなく、自分ができることを心から信念をもってやっていく。
それが、たった一人でも誰かを幸せにしていけるんじゃないかなって思い始めてます。
いや~~~、語りだすと止まらないからこれくらいでやめておきます(笑)
でもね、8巻もある小説ですが、これから就職しようっていう就活生や
自分のできることってなんやろう?って思っている学生さん、
何かやったみたいけど、何ができるかな?と迷うあなたにおススメの小説です♪



