鎌倉 香水づくり専門店のオーナー兼調香師の
大野陽加(はるか)です。
元々は歯科衛生士だったわたし。
リウマチとなり断念し、香り好きだったことから
独学で香りを学び調香師へと変貌を遂げました!!
家庭では小6•小3 の息子たちの母親でもあります。
ようやく病院に行き、精密検査を受けた結果__
そこで初めて「リウマチ」と告られました。
その頃の私は、とにかく痛みが強くて。
リウマチは遺伝の可能性が高いと言われているのに、
身近な家族には誰一人おらず、どうして自分が...
と受け止められずにいました。
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「一生、治らない病気です。」
そう言われた日はひどく落ち込みました。
その瞬間、自分の未来がまるで全て
閉ざされたような気がしました。
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仕事に戻れるはずもなく、
保育園も辞めることになり息子が幼稚園に入るまで、
一緒に過ごす時間が続きました。
ただその時間の中で、ずっと心のどこかにあったのが、
__私には、これから何ができるんだろう。
という問いでした。
その後、次男を出産し、長男が小学生になるタイミングで鎌倉へ引越してきました。
冷えが身体に負担をかけて症状が悪化していたので、
少しでも温かい場所で暮らしたかったのが大きな理由です。
それでも、
「自分で何かを始めたい」
「人の役に立てることをしたい」
という想いは、どうしても消えませんでした。
そんな時に縁があって、
介護美容の学校に一年通うことになります。
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そこで出会ったのが、たった数時間の“香り”の授業。
認知症ケアとしてのアロマを学び、
たった0.2秒で脳に届く世界🧠
そこから香りの世界に惹き込まれていきました。
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そのたびに、あの頃の自分を思い返すんです。
___あっ、私、あの時思っていた通りの場所にちゃんと来てるんだな、と。
あの時は「どうして私が病気に...」と何度も思いました。
でも今振り返ると、あの頃の私は忙しい日々に終われイライラして、すごく心に悪い行いばかりしてました。
あれだけカリカリ怒っていたら、病気になるのも当然で、そしてあれは〝家族と一緒に過ごすために必要だった時間〟を身体がくれたのかもしれないと今はそう思います。
そしてもう一つ🌿
自分の気持ちと反したことをしていると、
身体に必ずどこかでサインを送ってくれるということ。
そのことも、自然の恵みである香りたちが静かに、
けれどしっかりと私に教えてくれました。
今の時代、心も身体も置き去りになりやすい毎日を過ごしている人が多いと思います。
だからこそ、香りを通して、私が気付けたこの感覚を、手遅れになる前に...今必要としている誰かにそっと届けられたら__
そんな想いで、今日も香りと向き合っています。
心の余白と、笑顔が一番の健康ということ共に♩





